ヨウ(トレーナー)
よう
概要
第7世代である『ポケットモンスター サン・ムーン』および『ウルトラサン・ウルトラムーン』の男の子主人公の通称。
発売前のPVや体験版で主に使用されていたのは「サン」という名前だが、『RSE』以降バージョン名そのままではない名前が付くのが慣例となっていたことや、バージョン名由来の名前は『ポケットモンスターSPECIAL』のキャラと被るということもあり、ゲーム版主人公の通称としては浸透せず、代わりに2016年6月15日に公開された映像で使われた「ヨウ」の名前で広く呼ばれるようになった。
しかし、マイナーチェンジ版の『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「コウタ」という異なる名前が使用されたのみならず、初期髪形が変更されたことで別人説が広まり、『SM』と『USUM』で異なる通称で呼ばれることもある。
公式Twitterでも『SM』と『USUM』のプレイ動画で名前が使い分けられている(2020年2月)。
海外ではさらにややこしく、当初は「Sun」と呼ばれていたが、女の子主人公のフィギュア化を境に、男の子主人公も「Elio」と呼ばれるようになっていった。
一方で、『SM』版と『USUM』版を別人扱いする風潮はほぼ見られない。
そして2024年、「ヨウ」の名前と『USUM』の見た目でポケモンマスターズに登場。ついに同一人物だと確定した。
それぞれの通称および公式での使用例は以下の通り。主に使用されている通称は太字で強調。
公式での使用例 | 日本語 | 英語 |
---|---|---|
| サン | Sun |
ヨウ | Elio | |
| コウタ | Ray |
また、未使用データでは「カイ」(Hawaiian:Kai=日本語で海の意)という名前が存在する。
この名前は後にLEGENDSアルセウスのキャラクターに使われたが、仮にNPCとして登場していれば、彼はカイと呼ばれていただろう。
特徴
母親の手持ちに通常のすがたのニャースがいる。父親もいるようだが登場せず、詳細は不明。
年齢はアローラ地方の島巡りができる11歳。
従来と異なり家は町中ではなくハウオリシティはずれに建っており、近くの浜辺にはククイ博士の研究所がある。
ゲーム中では「はい」「いいえ」以外の様々な選択肢が頻繁に登場する。
ハウやリーリエ等の同年代以外の大人に対しては主に選択肢に敬語が加わるが、さりげなく年上のグズマに対してもタメ口である。
公式イラスト等では表情豊かに描かれている一方、ゲームのフィールド上では常に少し微笑んだデフォルトの表情のままでいるため、プレイヤーからは無表情だと言われることも。しかし、ムービーやZワザのモーションなどでは笑顔や驚いた顔を確認できるため、決して「無」ではない。
ネタにされがちだが、表情いじりについては快く思わない人もいるため注意。
なお、二次創作では普通に喜怒哀楽が描かれた作品が大半である。
また、今作では他の家のベッドで寝ることができ、その際に詳細すぎる感想を述べるため、アニポケデントの○○ソムリエに準えてベッドソムリエと称されることも。
メインキャラクターでは、リーリエ、マオ、スイレン、グズマ、ルザミーネ等のベッドの寝心地を確かめることが可能。
各島の食堂やレストランで食事をする際、メニューごとに詳細な食レポを披露する。
しかし、クセが強かったり極端に量が多かったりするスペシャルメニューは完食できず、途中でギブアップしてしまう。和食の店と思しきマリエシティの「ローリングドリーマー」でのみ全てのメニューを残すことなく食べられる。
物語をある程度進めると、特定のキャラクターと一緒に食事を取れるようになる。
容姿
『SM』では黒いベースボールキャップ、白と青のボーダーシャツ、赤いリブ付きの七分丈パンツ。
髪形は右側に流した前髪と長めの後ろ髪が特徴のミディアムヘア。
この衣装は『USUM』でもブティックで購入することで着られるようになる。髪型もヘアサロンで『SM』のものに変更可能。
フェスサークルは前作と連動しているので、そちらでフェスコインの購入も可能。
ハウオリシティの船着場近くの女性からは「おばあちゃんからお菓子もらえそうな顔」と評されている。
『USUM』では赤地に黒柄が入ったバケットハット、水色のタンクトップ、青いラインが入ったハーフパンツ。下には膝下丈の黒いレギンスを履いている。
髪形は『SM』とは逆に前髪を左側に流したショートヘア。マイナーチェンジ版で服装だけでなく髪形も変わっているのは初。
『X・Y』と同様に髪形の変更や着せ替えが可能で、選べる肌の色が1つ増え4種類になった。
また、今作では帽子も外せる。
他媒体
一般トレーナー
シンオウ地方のまよいのどうくつに「キャンプボーイの ヨウ」がいる。
一方で「コウタ」という名前の一般トレーナーは、主人公の通称と同じ名前のトレーナーの数としては最多の7人で、第7世代までの7地方すべてにいる。また、子供であることが多い。
CV:斎賀みつき
ポケモンや冒険が大好きな、活発ながら爽やかな雰囲気の少年。博士も一目置くほどの実力派。
ソロバトルイベント「パシオに迫る金色の影!」で「アローラの乗船所で(例の男を)見かけた噂を聞いた」と発言している(=出会ってない?)一方で、ホーム画面のミヅキのセリフに『USUM』の追加要素であるマンタインサーフに関するものがあり、『SM』ベースなのか『USUM』ベースなのかは曖昧になっている。
原作でのフィールド上で表情が変わらない点が、イベントのサブエピソードにて「考え込んだりのんびりしていて、たまに反応が遅れてしまう」という形で表現されている。
カミツレが例によって得意のダジャレをぶちかましてきた際にヨウとミヅキは硬直してしまい、流石のカミツレもこのノーリアクションぶりには「ひょっとして しびれさせ過ぎちゃった?」と心配(?)の表情を見せるが、ヨウは少しして我に返り「どんなダジャレでお返ししようかつい考えこんじゃって!」と返した。
ヨウ&アシマリ→オシャマリ→アシレーヌ
ミヅキと同時期に実装され、実装時にはエピソードイベント「パシオの試練に挑戦!?」が開催された。
サポートでありながら「うたう」による催眠を得意とし、催眠が成功するとパッシブスキル「P変化技後HP回復G3」の効果で味方全体のHPを確率で回復することが可能。
さらにバディストーンボードで獲得できるスキル「眠相手攻撃時急所↑G3」は、ねむり状態の相手に対しての攻撃が成功すると味方全体の急所率を上げられる。
トレーナー技「一緒にがんばろう!」はわざゲージを最大で3消費して味方のバディーズ全員の攻撃と特攻を最大で4段階上げることができる技で、バディストーンボードがないと回数回復はできないが上げ幅は大きく優秀な技。
レアリティがEXになるとアシレーヌに合わせた水色+白を基調としたカラーリングの衣装が追加される。