概要
1958年(昭和33年)5月5日、日野市に開園した動物園である。「多摩動物園」と呼ばれることも多く、恩賜上野動物園等と並び日本有数の動物園となっている。当初は上野動物園の分園という形であった。
上野動物園に比して広大な(約4倍)敷地を生かし、ゾウからモグラ、虫まで大小問わず多種多様な生体を飼育しており(一方で爬虫類、両生類は乏しいが)、動物達が自由に動く様を見せることを目指している。
丘陵地に作られたため起伏が多く、展示動物同士の間隔が比較的広いため園内ではシャトルバスが運行されている。
ネコ科猛獣の繁殖にも定評が高く、希少種も含め毎年のようにどこかでネコ科の子供を見ることができ、ここ出身で国内外の動物園に行った個体も多い。
敷地が広大で坂も多いため、歩きやすい靴で来ることをおすすめする。
主な飼育動物
オーストラリア園
- アカカンガルー
- エミュー
- コアラ
- タスマニアデビル…実は国内ではここでしか見られない、それどころかアジアの動物園で唯一展示されている一般施設。最初に来園した個体は2016年~2023年まで飼育され、翌2024年3月14日、2頭の若い雌が来日した。
- パルマワラビー
アジア園
- アジアゾウ…オスのアヌーラは現在も存命する中で国内最高齢の個体。
- アムールトラ
- インドサイ
- ゴールデンターキン
- シフゾウ
- シロオリックス
- タイリクオオカミ
- トウキョウトガリネズミ
- トキ…正規展示はされておらず、バックヤードにいる。
- ニホンコウノトリ
- ニホンツキノワグマ
- ボルネオオランウータン…2017年9月27日に亡くなったメスのジプシーは、当時の国内最高齢個体で、国内で飼育されているボルネオオランウータンの33頭のうち半数近い16頭がその血を引いている。
- ホンドタヌキ
- マレーバク
- モウコノウマ
- ユキヒョウ
- レッサーパンダ
- アズマモグラ
- スイギュウ
- シロテテナガザル
アフリカ園
昆虫園
過去飼育していた動物
余談
- ライオンをバスの中から見学する展示方式ライオンバスは当園の名物。実はこのサファリ方式を世界で初めて行ったのがここ、多摩動物公園である。このライドシステムは発着所の老朽により2016年~2021年まで改修工事が行われたのち、再運行を開始している。
関連タグ
しんざきおにいさん:職員。アニメ版けものフレンズの解説で一躍有名になった。
フク(ユキヒョウ):本園で飼育されている人気の個体。
しかのこのこのここしたんたん:本作では「日野動物園」として登場するが、上記の通り多摩動物公園ではヤクシカを飼っていない(トナカイやカモシカなら飼っている)。