CV:中田浩二
概要*
劇場版『ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ』に登場するオリジナルキャラ。
ドクター・ゲロと双璧を成すマッドサイエンティストであったが、数十年前に自身の研究所があったツルマイツブリ山の雪崩に巻き込まれ歴史の表舞台から消え、死んだとされていた筈であった。
しかし、頭脳だけは生き延びており、助手のコーチンがドラゴンボールによってラボの除雪を願った事を機に自らの替えの肉体を得る為に亀仙人の居るカメハウスを襲撃させる。
画像イラストは終盤登場する機械のボディであるが、恐竜ほどもあろうかという巨体を有し、その戦闘力は当時の悟空やピッコロの攻撃をものともせず、悟空・クリリン・亀仙人によるトリプルかめはめ波を受けてもまるで効果がなかった。
この形態では精神力を利用した衝撃波を繰り出し、その威力は界王拳3倍かめはめ波を掻き消すほど。
界王拳4倍かめはめ波と衝撃波を撃ち合って敗れ、研究所の屋根をぶち抜いてツルマイツブリ山ごと吹き飛ばされるがまだ原形をとどめており、宇宙空間で意識を取り戻す。自分の敗北を悟ったウイローはついに正気を失い、全エネルギーを結集して地球もろとも悟空を吹き飛ばそうと暴走。自身そのものを爆弾として地球にぶつけようと落下した際に、悟飯とピッコロに迎撃され失敗。
直後にフルパワーの深紅のエネルギー波を放ち大地に撃ち込もうとするが、悟空の創り出した元気玉によりエネルギー波は掻き消え、更に元気玉の直撃で脳髄が破壊し尽くされて完全に死亡した。
ちなみに機械ボディの頭部の透明カバーから覗く脳髄だけでも人間より巨大であるため、ウィロー本人の脳髄をそのまま収納しているのではなく、バイオテクノロジーで作った巨大脳髄内にウィローの本来の脳髄を収納しているか、記憶と意識を移植しているのではないかと思われる。機械ボディになる前のウイロー本人の姿はほぼ登場せず、研究所が雪崩に巻き込まれる直前の時期に病に倒れ、コーチンによる改造手術を受けている最中のウイローの姿が回想でチラリと出るのみである(しかも頭部に機械のカバーがかかっているので素顔は全く描かれていない)。
余談であるが、上記の悟飯とピッコロに迎撃された時にはクリリンもいたのだが、ウイローは彼だけは返り討ちにしており、これが後に劇場版でのクリリンのお約束ネタとなった「なんでオレだけ……」の台詞の先駆けを生み出した瞬間であった。
ゲーム作品では『Sparking! METEOR』で初登場。
大猿などと同じ大型キャラで、スピードが遅い代わりに攻撃力・防御力が高め。
『スーパードラゴンボールヒーローズ』の宇宙創成編ではDr.ダブリューとして登場。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人の悟空とベジータ、そして孫悟空:ゼノ、ベジータ:ゼノの超サイヤ人4と今までの戦闘データを注ぎ、改造したジャネンバを彼らに仕向ける。
そして、新時空大戦編にて正体を明らかに。巨大なロボットのようだった姿は等身大の人間のような大きさになっており、頭部は前回同様、脳が透けて見えるデザインとなっている。
ゲームのストーリーでは、宇宙モドキ脱出の為クリリンらに加担する。
使用技
- フォトンストライク
ハサミから放たれるエネルギー弾。
クリリンや元気玉を放とうとした悟空に対して使用。
『Sparking! METEOR』では3発のエネルギー弾を出す技として登場。
- ギガンティックボマー
全身に赤いオーラを纏い、突進する。
悟空に対して使用したが、悟飯の突撃によって阻止される。
『Sparking! METEOR』では相手のガードを無視する効果がある。
- プラネットゲイザー
全身から放たれる極太の赤黒いエネルギー波。
地球を破壊するため奥の手として発射するが、悟空の元気玉によってかき消される。
『Sparking! METEOR』ではアルティメットブラストとして登場。
- サテライトレーザー
スーパードラゴンボールヒーローズにて使用する。
上空に飛び上がり、エネルギーを貯めた右手から無数のレーザーを敵目掛けて降り注ぐ。
余談
名前の由来はういろうから。
また、表記について「Dr.ウィロー」と「Dr.ウイロー」の混同がよく見られるが、劇場版の台本とスタッフロールやパンフレットの時点で「ウィロー」と「ウイロー」が混在しており、公式でもどちらが正解かは定まっていない。
関連タグ
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