概要
ポケ鹿とは、数あるポケモンゆっくり実況プレイ動画のひとつ。
実況者は観察お姉さんシリーズでおなじみのリア氏で、プレイヤーキャラはチルノとフランドール、さらにナビゲーター役として古明地こいしが二人の道中を導くという形式。
内容は「ある縛りを課したポケットモンスター ウルトラサンを実況プレイする」という至ってシンプルなもの。
え? 鹿って何かって? こいつとかこいつらとかこいつのことかって? あと縛りって何やるのって?
それは………
以下、閲覧注意。 いやマジで。
鹿とは、本来のタイトルがYouTubeのNGワードに引っかかったことにより急遽代用した文字であり、その元々のタイトルとは……
ポ ケ モ ン の ”屍” を 越 え て ゆ け
本当の概要
ポケ鹿とはリア氏の動画シリーズのひとつである「幻想ポケ遊戯 第3部」の続編で、便宜上「幻想ポケ遊戯 第3.5部」の第1章にあたる存在。
そのため登場ポケモンは基本的に言葉を話せる。
冒頭で触れた「縛り」とはポケモンたちには命及び寿命があるというもの。
一見よくわからないが具体的には
- ポケモンがひんしになったら死亡する
- ポケモンのレベルは寿命を示し上限を超えるとひんしでなくとも死亡する
- 野生ポケモンにも命があるのでゲットか逃走以外の決着=どちらかの死亡を意味する
という衝撃的かつえげつない仕様。
しかも、一見ファンタジックなポケモンが喋るという演出が悲劇性に拍車をかけており、プレイヤーはもちろん下手すれば視聴者の精神にも傷を負わせる極悪デスゲームに仕上がっている。
なお、二人を導くナビゲーター役のこいしはというと……
チルノとフランは訳あって閉じ込められた謎の世界から脱出、ひいては幻想郷に生きて帰るために狂気のデスゲームに挑む! 果たして二人の運命や如何に!!
登場人物
注意! ネタバレ防止のため、幻想ポケ遊戯シリーズを事前に見ておくことを推奨。また、あくまで二次創作なので登場人物・設定は本家東方project・ポケットモンスターシリーズとは一切関係がなく、キャラクターの誹謗中傷をしているわけではありません。
- チルノ
- 冷気・氷を操る程度の能力を持つご存知自称天才にして最強の⑨妖精。
今作でもベガ実況編に引き続き主人公を務める。数多のバトルで成長し作中でも屈指の実力者となったが、何者かにポケモンに関する記憶を消された初見状態で登場。
縛り解明直後はその恐ろしさに怯え戦意喪失しかけていたが、フランの叱咤とンニャーの最期の言葉に奮起、打倒こいしとこれ以上犠牲を出さないことを誓い実況に挑む。
基本的におバカなのでフランと比べて戦略を練ることは苦手だが、いざという時のひらめきと直感には目を見張るものがあり、仲間たちはおろかこいしでさえ驚かせることもある。回を追うごとに持ち前の明るさを失いながらも精神的に大きく成長、そしてある出来事をきっかけに段々記憶と以前の勘を取り戻していく。
- フランドール・スカーレット
- ありとあらゆるものを破壊する程度の能力を持つ箱入り吸血鬼。
チルノの相棒役を務めるもう一人の主人公。ベガ実況編ではチルノ&射命丸文コンビのライバルポジションとして相棒(兼保護者)役の咲夜と共に準レギュラー出演しており、チルノに引けをとらないほどの大成長を遂げたが、チルノ同様ポケモンに関する記憶を消されている。
楽天家のチルノと違い現実主義。序盤はポケモンの死亡に関しても若干ドライ気味で、後述する死亡したポケモンへの見解についてはチルノと意見が分かれることになる。
数々のバトルを通じポケモンへの愛情が芽生えたことで、持ち前の狂気は回を追うごとに鳴りを潜めていき、むしろ常識人としてチルノのツッコミ役になることも多くなった。しかし、今回はそれが仇となり次々に死んでいくポケモンたちや、その度に入れ替わる手持ち、そしてまた犠牲者が……の悪循環に少なからず心を痛めることになる。
- 古明地こいし
- 無意識を操る程度の能力を持つ固く心を閉ざしたサトリ妖怪。
今作のナビゲーター役にして、二人にこのデスゲームを仕掛けた張本人。
ポケモンが死亡した際や審議発生時などのアナウンサーも務めるほか、暇なときは用がなくても度々チルノたちに絡んでくる。
以前のシリーズでも、不穏な動きと得体のしれない不気味さが目立った彼女だったが、今作でその狂気と悪意に満ちたとんでもない本性が明らかになり視聴者を戦慄させた。
ゲームマスターとはいえポケモンの命を物同然に弄び、ポケモンが死亡すれば喜々として宣告し辛い現実を見せつける。さらにはチルノたちが口答えしようものなら、腹立たしくもどこか核心をついた物言いで煽り責め立て、チルノたちと視聴者の心をへし折ろうとしてくる。
また、仮にもナビゲーターを名乗っておきながら職務怠慢・イカサマ上等とやりたい放題。その内容も事前に野生ポケモンと取引してチルノを裏切らせようとしたり、そもそもこのゲームを持ちかける際縛りの詳細を敢えて教えずポケモンが死亡してから暴露する、など極めて悪質。
一方で、渋々とはいえチルノ側に有利なルールでも守ってくれる上、チルノたちがボケ属性なこともあってかギャグ展開になれば律儀にツッコミ役をやってくれることもある。何よりも、幻想ポケ遊戯シリーズ初登場時の彼女はチルノとフランの友達であり、現在では考えられないほど純粋で優しい性格だった。以上のことから、二人は敵意を抱くと同時にそのあまりの変貌ぶりをどこか疑問に感じている。
実際、無意識を操る能力を持ちながら後述するチルノの無意識の世界には何故か干渉せず、むしろ放置していたような節がある。どうやらこいしにはまだ何か深い深い闇があるようだ。
- 謎の人物
- 今シリーズのオリジナルキャラクター。真っ白でボサボサな長髪が特徴。
チルノとフランの記憶を封じポケ鹿の世界に閉じ込めた今作の黒幕。
前シリーズから見ている視聴者にはこの人物との因縁はあっさり判明するが、チルノたちは記憶を封じられているため黒幕の存在を知らず、むしろ彼の方からチルノの前に姿を現すこともある。
彼から見てもこいしの凶行は目に余るようで、彼女が明らかに不正を犯している場合はチルノたちに有利になるよう計らったり、陰ながら味方をすることもある。
- 射命丸文
- 風を操る程度の能力を持つ清く正しい鴉天狗。
ベガ実況編ではチルノの相棒として共に主人公を務めていた。今作では直接登場しないが、中盤からチルノの無意識の世界にイメージとして現れるようになる。
深く考えることが苦手なチルノが決断を迫られたり、大きな迷いやジレンマを抱え自分を見失いそうになった時、一緒に考えを整理したり時には厳しい言葉で叱咤激励して、失われかけたチルノの闘志を呼び覚ましてくれる。
当のチルノはポケモンに関する記憶(=文との旅の思い出と絆)を封じられているため、彼女のことがわからなくなっている。それでもチルノには「アヤという天狗の世話になった気がする」という感覚が潜在的に残っており、彼女の助言がチルノの窮地を救う最後の希望となっている辺りから、彼女への強い信頼や絆の深さが窺える。
- 博麗霊夢
- 空を飛ぶ程度の能力を持つご存知博麗の巫女にして、この動画シリーズ全体の主人公。
文同様直接登場しないが、他のポケ遊戯シリーズ同様狂言回しを務めている。
基本的に中立な立場として進行するが、やはりこいしの悪行には文句を禁じ得ない様子。
ルール
ポケモンに命があるという演出上、縛りとその原理は他にもあるため、それがただでさえ高いこの旅の難易度を大きく上げている。さらにプレイヤー側にはあまり作用しないが、この動画に限らずうぷ主の動画シリーズはストーリーに重点が置かれているため、キャラ側のルールには若干の差異がある。
ポケモンの死について
まず、この動画最大の特徴である「ひんしポケモン使用禁止縛り」だが、それはプレイヤーであるうぷ主側の縛りであり、劇中のキャラにとっては以下の形式で表現されている。
- 死亡したポケモンでも回復すれば使用自体は可能。だが、一度死亡したポケモンはトレーナーの命令を聞くだけの戦闘マシンと化し魂は二度と戻ってこない。同じ原理で野生ポケモンには命があるが、トレーナーのポケモンたちは全員死んでいる仕様。
- 野生ポケモンたちにとって敗北=死は常識なためトレーナーを悪魔のように恐れている。そのことを加味したチルノたちは、野生ポケモンとは極力戦わず逃げるを選択、ゲットの際は交渉の末双方の都合が合致した場合のみゲットするものとした。
- 試練・大試練のポケモンたちや、固定シンボルポケモンなど倒さざるを得ない状況は例外で、彼らは倒しても死ぬことはない(死なない程度に戦い逃げているらしい)。
死亡宣告画面
ポケモンが死亡した場合の演出。こいしのアナウンスと共に画面が暗転して「死亡宣告画面」に移行する。この演出中は真っ黒な背景に死亡したポケモンの個性と経歴が表示され、最終的にはそのポケモンの最期の言葉や辞世の句で締めることで魂は完全に昇天する。
また、手持ちは後述の通りチルノとフランの所有権が混在する形となっているため、死亡したポケモンがチルノの手持ちだった場合は舞い散る粉雪のようなエフェクト、フランの手持ちだった場合は七色の光が煌めきながら昇っていくようなエフェクトが背景に施される。
寿命レベル
ポケモンが死ぬ条件としてひんしになる以外に、一定のレベルに達すると「老衰」という形で死亡する、要は使用レベル制限。
上限はタイプや個体によって異なり、長命タイプなら実質レベル無制限のようなものだが、短命タイプなら下手すればレベル20にも満たないまま死ぬことすらあるため育成もままならず、「強敵相手にキズぐすりで回復しながら戦う」・「弱点の攻撃を何度も受ける」などの無茶なプレイを繰り返しているとその寿命も減ってしまうため、ゴリ押しも難しい。
ほかにもポケリフレの効果やきあいのタスキでギリギリ耐えた場合も、裏を返せば「本来なら倒されていた一撃である」ということなので、戦闘終了後には結局死亡することになる(ただし本当に1残るダメージだった場合は生還可能)。
が、なるべく早めにポケモンセンターを利用すればある程度なら回復するほか、試練や大試練を無犠牲で突破した場合はボーナスとして、こいしがそれまで消耗していた寿命を回復してくれるという一応の救済措置が存在する。そのため、チルノ一行にとってポケモンセンターは本編以上に重要な存在であり、道中はもちろん試練達成には特に細心の注意と対策がほぼ前提となる。
反魂の儀
ポケモンが死亡した際の唯一の救済措置。死亡宣告画面に移行するまでに限り発動可能で、生きているポケモンの魂を死亡したポケモンの肉体に移すことで生き返らせる儀式。
身代わりとなったポケモンは死亡するため結局は誰かが死ぬという事実は変わらず、蘇生したポケモンは元々の寿命が半分になる(例えば寿命レベルが70のポケモンを蘇生した場合、そのポケモンはレベル35で寿命を迎える)ため、実はどちらかというとデメリットの方が多い。
それでも、うっかり死なせてしまった強力なポケモンを引き続き使えるメリットは大きく、生きた魂を移して蘇生という仕様は後にチルノたちを真の勝利へ導くことになる。
ポケモンたちの日常
動画のクオリティアップのために中盤から導入されたコーナー。
不定期で開催され、普段のポケモン同士の会話を覗き見するというもので、こいし曰く「キャラの深掘り」を試みているらしい。会話が多ければ多いほどそのポケモンたちは仲が良くなり、その度合いが一定量まで高まると「何か」が起こるとのこと。
先の見えない中でも互いに親交を深める様子や、数少ないほのぼのとした雰囲気を楽しめるなど、殺伐とした今シリーズの清涼剤的存在になるはずだったが……
登場ポケモン・キャラクター
- チラン(プレイヤー)
- ゲーム内の主人公。容姿は金髪・色白タイプで由来はチルノ+フラン。
プレイヤーはもちろん一人で手持ちも6匹までだが、チルノ&フランのチームとして旅をする形式のため、同じ手持ちでも厳密にはチルノの手持ちとフランの手持ちが混在する形になっている。
また、ベガ実況編と同じく(名義上実況プレイ動画でありながら)実況はおまけ程度なので、テンポを優先してほとんどのサブイベントはカットされる。
さらに、実況プレイのお約束でリセットは原則禁止な分ミスは如実に反映されるが、逆に一発で成功したのが不思議なくらいのファインプレーを見せることもあるので一長一短。
- フォルセティ(ヤミカラス)
- アーカラ島にて運命的な出会いをしたくらやみポケモン。オス。通称「セティ」。
野生のポケモンではなく、いつの間にかボックスに紛れ込んでいたポケモン。
親名はアヤ・レベル20でしんかのきせき持ち・夢特性個体で努力値配分済み・タマゴ技完備というガチ構成で、れいせいな性格を活かしチームの参謀・ツッコミ役もこなす万能カラス。
チルノの元に記憶喪失状態で現れ、その性能から不正を疑われるも特に問題なく続行。その後、ポケ鹿の異常なルールとこいしの外道ぶりに憤慨、心が折れかけていたチルノを奮起させて正式に加入した。以降はチルノの右腕となり全編通して大活躍する。
本人は覚えていないが、「風のフォルセティ」なる二つ名を持つ高貴なポケモンだったらしく、道中のひこうポケモン(特に鳥ポケモン)は彼にひれ伏し、交渉が難航するような相手でも彼の説得であっさり仲間になることもある。
反面、若干痛い二つ名を気に入っていたり、いちいち前口上を述べてからZ技を使用するなど、無自覚な中二病の気があり劇中ではグラジオに似ているとも揶揄されている。
他にもギャグにマジレスして恥をかいたり、お調子者のイタズラに巻き込まれて怒られる(主にマキに)など、パーティー内では割といじられ役であることが多いが、その分周囲からは文句なしのエースとして認められている。
- ンニャー(ニャビー)
- チルノが最初に選んだ御三家の一匹であるひねこポケモン。メス。
ひかえめな性格らしいが、少し口が悪くはっきり物を言うタイプなため、とてもそうは見えない。
最初のポケモンということでチルノたちとはツンデレ気味に仲良くなるも、当時ルールを知らされていなかった状態でひんしとなり、劇中で最初の犠牲者となった。しかし、後にタイトルの由来にもなる彼女の最期の言葉はチルノたちのモットーとして残り続けることとなり、彼女の存在はふたりにとって大きな心の支えとなった。
ちなみに、劇中のキャラには知る由もないことだが、うぷ主は御三家ポケモンのメスを一発で引き当てるという地味な強運を発揮している。
- タッピー(キャタピー)
- フランにとっては初めてのポケモンとなるいもむしポケモン。メス。
ひかえめな性格だが、凄まじい食欲の持ち主でいつもお腹を空かせている。
その性質から野生時代は仲間から避けられていたらしく、孤独感と空腹に耐えかねていたところをフランたちにゲット及び保護された。普段は気弱だが食べ物が絡むと人(?)が変わり、時にはキズぐすりすら食べようとするほど。
特においしいみずとフランの「中身(ゆっくり的な意味で)」が好物。
誰に対しても敬語で話す腰の低さから親しみやすく、どこか愛嬌のある食べっぷりも相まってか、無意識に庇護欲を刺激するタイプ。
- オーガー(ルチャブル)
- 原作でも即戦力になってくれることで有名なレスリングポケモン。オス。
ゆうかんという言葉だけでは言い表せない程正義感溢れる熱血漢で、「ジャスティス!」が口癖。
原作同様、チルノの戦力増強のためにオニスズメと交換という半ば強制的な加入だが、この頃にはチルノたちが「不殺のトレーナー」として野生ポケモンたちの間で評判になっており、持ち前の正義感から自ら志願して仲間になった。
- フィン(イーブイ)
- 預かり屋でもらったタマゴから生まれたしんかポケモン。オス。
原作同様預かり屋からタマゴを貰えるイベントを経て加入するが、どうやら厳選の過程で捨てられた個体らしいことが示唆されており、チルノたちは強い覚悟と共に彼を引き取った。
生まれたばかりということで、個性や進化先といったキャラ付けは視聴者のコメント・投票に委ねられる、という一行の中では珍しい例。そういった経緯から、視聴者からも愛される人気キャラとなった一方でどういう因果かかなりの不幸体質であり、彼には様々な悲劇が待ち受けていた……
- チェリー(カリキリ)
- 預かり屋の周辺で暮らしていたかまくさポケモン。メス。
口調はお淑やかでうっかりやな性格らしいが、実際はお転婆で勝気な言動が目立つ。
彼女の住む地域一帯では、厳選の過程で逃がされた半端に強いポケモンが跋扈しており、その影響で生態系が乱れていた。そういった経緯からトレーナーを激しく憎んでおり、トレーナーたちに復讐するため様々な罠に精通している。人呼んで「トラップマスター・チェリー」。
もちろんフランたちのことも同じく嫌っていたが、フランを庇ったタッピーから説得を受け、とある「約束」をしたことにより何とかメンバー入りを果たした。
コイキングの時にチルノにゲットされたが、うぷ主がリュウのゲット時含めマオの試練周辺を録画し忘れるという大ポカをやらかした影響で、彼のみ加入経緯が不明という憂き目に遭う。
出自こそ不遇だが実力は申し分なし、加えてがんばりやで底抜けに前向きな楽天家という性格から、チームの切り込み隊長兼ムードメーカーとして大いに活躍したほか、仲間への思いが強い分こいしへの嫌悪感も人(?)一倍。こいしの方も仲間の死に落ち込むパーティーを元気づけられたり、チルノへの皮肉を切り返されるなどして一泡吹かされることもあってか、最も鬱陶しいポケモンとしてリュウのことをある意味一目置いている。
なかなかのロマンチストで、手足が存在せず陸上で長時間活動できない体でありながら、ポケモンのための地図(人間でいうタウンマップのようなもの)を作るという途方もない夢を持つ。
- マキ(ヨーギラス)
- 厳しい野生の世界で生きてきたいわはだポケモン。メス。
詳細は伏せるが、メンバー中最も複雑な経緯を経てフランの交渉の末加入した。
とにかく粗暴で物騒な物言いが目立つが、一応のうてんきな性格らしい。その分バトルでも強力で、通りの良いじめん技を武器にリュウと共に攻めの要を担う実力者。
その経緯から加入当初は周囲と距離を置いていたが、ある出来事をきっかけに段々と打ち解け、フランたちの悪ノリにも時々参加するようになった。
- ネクロズマ
- 伝説のポケモンにして、原作でもパッケージを飾るプリズムポケモン。
劇中でも原作同様戦うことになるウルトラネクロズマとして、一行の前に立ちはだかる。
ひんし=死のルールに加え歴代伝説ポケモンの中でも有数の強敵であることから、こいしはもちろん仲間達や視聴者にすら「最悪全滅・良くても犠牲は免れない」とまで言わしめた。
だが、それでも諦めなかったチルノはある攻略法をひらめき、今シリーズ中……否、幻想ポケ遊戯シリーズ中でも屈指の名勝負を繰り広げた。
戦闘後はこれまた原作同様ラナキラマウンテンで発見されることになるが……
追加エピソード(ネタバレ注意)
ポケ鹿完結から3年後、サブスクサイト「メディアブル」にて投稿された新エピソード。
有料プラン加入者への特典として、ポケ鹿各話冒頭に挿入される形で公開された。全36話。
メディアブルのうぷ主アカウントページにて最低100円~の月額プランを組むことで視聴可能、お試しとして1話目のみ無料公開されている。
時系列は次作の幻想ポケ遊戯 第5部 ミスティア編と同時期。
四天王試験に沸くポケモン境界の裏で何が起きていたのか、黒幕の手がかりは見つかるのか、ポケ鹿を振り返ると共に双方で回収しきれなかった謎を補完する内容となっている。
あらすじ
絶望に抗い数多の屍を乗り越えたチルノとフランドール・スカーレット。
所変わってここは幻想郷。設立1周年を迎えたポケモン境界本部を人知れず訪れる者がいた。
自身をチルノと名乗るその人物は確かに振る舞いこそ似ていたが、チルノとは似ても似つかない、それどころか決して現代にいてはならない姿をしていた。
その者は本当にチルノなのか、そして行方不明だったチルノの身に何があったのかを明らかにするべく、来訪者はその記憶を提供するのだった。
登場人物
余談
劇中で四苦八苦していたチルノたちの道中からわかるように、ひんしになったポケモンを使用できない・満足にレベル上げができないプレイは困難を極める。さらに、(この動画に限ったことではないが)実況動画でありながらメインはゲーム解説ではなくポケモンという異色の形式をとる。
そういった点から自身の人生を考えさせられたとして、後にうぷ主はこのポケ鹿を最も思い入れの強い動画に挙げている。
また、シリーズを通じて視聴者から凄まじいヘイトを集めたこいしだが、うぷ主はこのシリーズのお気に入りキャラとして、登場ポケモンたちやチルノ・フランを差し置いて彼女を挙げている。
というのも、うぷ主が後に語ったところによるとストーリーや台詞を考えるにあたり、なんとこいしの台詞だけは何の迷いもなくすらすらと思い浮かんできたらしく、さながらうぷ主の心の闇が具現化したかのようだったとのこと。そして、それらの台詞を言わせ続けた結果出来上がった彼女のキャラクター像に、うぷ主自身製作者にもかかわらず恐怖・自己嫌悪を覚えたとも……。
後に氏の代表作となる観察・解説シリーズはこのポケ鹿をきっかけに誕生。主に新規視聴者に向けた明るい雰囲気の動画制作が目標とのことだが、最初期はポケ鹿を彷彿とさせる陰鬱な雰囲気を引きずっていたあたり、ポケ鹿によるうぷ主自身への影響は相当だった様子。
関連イラスト
関連タグ
ポケ鹿2・・・リア氏によるポケ鹿の第2作。こちらではこいしが主人公となっている。
リア(youtuber) ポケットモンスター ゆっくり実況 屑ーミィ 幻想ポケ遊戯 東方ポケモン対戦記 少女が改造ポケモンと戦うようです