この動画は、通常ではありえないポケモンバトルを楽しむ動画です
改造やイカサマを助長する動画ではありません
動画の方針を理解したら、ゆっくりしていってね
概要
幻想ポケ遊戯とは、観察お姉さんでお馴染みのリア氏が投稿しているポケットモンスター実況・対戦動画シリーズである。
一言で表せば「もしも東方projectの世界にポケモンが現れたら……」という世界観で、東方とポケモンを融合させた各部構成の群像劇を展開する。ポケモンが人間の言葉を話し、主要ポケモンたちに命が吹き込まれていることが最大の特徴。
ストーリーが重厚で展開や伏線回収もやや複雑なため、制作期間にブランクがあるとうぷ主ですらあらすじや設定を間違えたり忘れることもあるほど。反面、重要な点は細部まで作りこまれており、時にはストーリーの前提を逆手に取ったどんでん返しを見せることもある。
さらに、劇中に登場した用語やキャラクターが他シリーズでも登場することがあるなど、世界観の繋がりが感じられるシーンも多々あるので、うぷ主は観察茶番劇や最強トーナメントなどの動画シリーズでチャンネルに興味を持ってからの視聴を推奨している。
2019年12月〜2021年11月の休止期間を経て、現在更新中。
以下、各部の登場キャラクターや設定のまとめ。掲載は投稿順。ネタバレを含むので未視聴の方は注意。
第1部 改造ポケットモンスター シリウス実況編
今日も今日とてゲーム実況を始めることになったゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙。
今回のお題は、改造ポケットモンスターのポケモンシリウス実況プレイ。使用タイプ縛りを課して早速始める二人だったが、開始しばらくして不思議なことが起きた。手持ちに加えようとゲットしたラルトスのステータスを確認すると…
「ひ!あ、あの!僕ラルトスといいます!」
名前を付けると喋りだす不思議なポケモンたちに驚きながらも、彼らと共に実況を続ける二人だった。この先待ち受ける波乱万丈な運命の引き金とも知らずに……
すべては、ここから始まった!
以下、登場キャラクター・ポケモンたち(加入順、太字はオリジナルポケモン)
プレイヤー名は「れいまり(魔理沙が命名)」で、「巫女・魔女・マスタースパーク」のイメージから「使用可能なタイプはゴースト・エスパー・でんきのみ」とする縛りを課して冒険を始める。霊夢は縛りの都合上御三家が使えず愕然、魔理沙は衝撃的なピカチュウとの出会いがトラウマになってしまい、開始数分でモチベーションをなくしてしまったが、パーティーに加えたポケモンにニックネームを付けた途端喋りだすという不思議な現象を目の当たりにして俄然やる気になり、何とか気を取り直した。
プレイスタイルにはそれぞれの個性が如実に表れており、相性に基づき手堅くサイクル戦や持久戦に持ち込む戦法の魔理沙に対し、霊夢はいばる+まひのような運任せの足止めや、かみなりやばくれつパンチなどの外れやすい大技を叩き込むギャンブル戦法を好む。
そのため、中盤までは霊夢の実力が安定せず魔理沙との戦績に水をあけられていたが、ピカさんの加入以降は目に見えて活躍するようになった。
- ラル(ラルトス→キルギシア) <エスパー>
- 二人が初めてパーティーに加えたポケモンであるラルトス。オス。
オスとは思えないほどの可愛いらしさの持ち主で、周囲からは度々性別を間違われたり、霊夢からは終始欲望の目を向けられる気の毒なエース。加入の経緯から魔理沙のことは主人として信頼しているが、霊夢に対しては警戒を解くまでかなりの時間を要した。
レベル20になった際キルリアになるはずがよくなついていたためキルギシアに進化、強靭な耐久力を武器にストーリーの要所要所で大活躍を見せる。
当初はとてもおくびょうな性格だったが、旅を続けるうちに克服しエースの名に恥じない実力者に成長していった。また、誰に対しても腰が低く喧嘩になったら真っ先に収めに行く慈愛の心を持つが、その分キレると物凄く怖い。
シナリオ攻略面では敬遠されがちな耐久型ポケモンにしては勝率がかなり安定しており、うぷ主もピカさんと並んで頼りにしていた模様。
気に入らない相手(敵味方問わず)は凄まじい毒舌で口撃する、苛烈でなまいきな性格。これにより、ラルに距離を置かれて傷心中だった霊夢はさらに落ち込む羽目になった。
耐久力を活かした持久戦担当のラルに対し、強力な技で敵を撃破する特殊アタッカー担当。打たれ弱さから加入当初は黒星が多かったが、魔理沙の戦法と相性が良く雑魚戦では無類の強さを誇る。また、風当たりこそ厳しいがなんだかんだで魔理沙やラルのことは気に入っている様子。
名前の由来は某web漫画の超能力少女で、うぷ主のお気に入りキャラにも選ばれている。
かなりの不運の持ち主で、録画ミスのせいで加入の経緯が不明だったり、ラルとは対照的にここぞという場面で技を外して返り討ちに遭うことが多い。その一方で、調子の良い時はピカさんが敵わない強敵を倒すこともあり、とにかく実力が安定しない。人呼んで「かませ犬のライデン」。
明るくずぶとい性格で霊夢と意気投合、一行のいじられ役兼ムードメーカーとして活躍した。
かなりの好色家で下ネタを好み、セクハラ(被害者は主にラルとタツマキ)を働いてはタツマキの言葉の暴力で制裁されるのがお約束。
- プルル(ロップル) <エスパー・ゴースト>
- 天気研究所所長から貰ったロップル。メス。
一見するとひかえめな恥ずかしがり屋だが、その本性は自室に篭ってネットや深夜アニメに興じるオタクそのもの。コミュ症でオドオドしていながら心の中ではとても言えないような毒を吐く陰湿で卑屈な小心者で、その癖褒められたり活躍すると(内心では)すぐ調子に乗る、要するに陰キャオタ系ヒキニート(後に腐女子であることも判明)。
メンバー中最も技範囲が広く、タツマキが苦手な相手(はがねタイプなど)には重宝されるが、エスパー同士心の声が丸聞こえなため当のタツマキとは犬猿の仲。
運動不足により体力が乏しいらしく、倒された時のリアクションに定評がある。
- ピカさん(ピカチュウ) <でんき>
- 実況開始当初からメンバー入りが予定されていたピカチュウ。オス。
歴戦の戦士のような立ち居振る舞いとかなり古風な話し方が特徴で、ゴリチュウに傷心していた魔理沙は理想のピカチュウ像を見事にぶち壊された。一方、霊夢とは波長が合うらしく初対面時は彼の凄まじい闘気を感じたことからゲットを即決、ピカさんの方も霊夢を認めたのか意外とあっさり仲間になった。また、彼とティナだけはニックネームを付ける前から喋っており、ピカさんとはニックネームを付けようとした霊夢に便宜上呼ばせているだけの名前である。
メンバー唯一の物理(両刀)アタッカーであり、鬼神の如き超火力で終盤の強敵を何度も打ち破る切り札として活躍。無意識に他者を引き付けるカリスマ性の持ち主でもあり、先に加入したはずのライデンからも先輩と呼ばれ慕われている。反面、戦闘以外ではかなりの天然ボケなようで一般常識に疎かったり、こう見えてケチャップに目がない面があるなどネタにも事欠かず、加入の遅さを感じさせないほどの存在感を放っている。
現在でこそ圧倒的実力者として扱われているピカさんだが、実は野生の頃は打たれ弱さから思うように戦うことができず、霊夢と出会って初めてバトルで充実感を得られるようになったらしい。
パーティー内ではピカさんのレベルが他のメンバーより高くなるように意識されており、誰よりも早く100レベルに到達した。これはピカさんの強さを表現する演出のほか、道中うっかりゴリチュウ(でんき・かくとう)に進化して使用不可能にならないようにする対策でもある。
- ティナ(オルディナ))<ゴースト>
- ストーリー中でも重要な存在として度々登場したオルディナ。性別不明扱いだが一応メス。
ポケモンとしては願い事を叶える能力を持ち、言葉を話せる幻のポケモンだが、元々はポケモンに改造された人間の少女というえげつない過去を抱えている。
ストーリーをクリアした二人は最後のメンバーとして彼女を加入させようとしたが、本人はきまぐれな性格で一向に勧誘を受けず、ようやく仲間になった頃には霊夢も魔理沙もすっかり発狂してしまっていた。その経歴から重度の人間不信・情緒不安定であり、交渉中の二人の悪態のせいで邂逅は絶望的かと思われたが、プルルの思わぬ活躍によりなんとかメンバー入りを果たした。
この一件以降プルルを「お姉様」と呼び、自身を「プルルの妹分」と自称して慕うようになる(ただし、物騒な言動や他のメンバーへの態度は相変わらず)。
加入が遅すぎるためにどうしても活躍の場は少ないが、持久戦ではラルを上回る耐久力を活かした独特な立ち回りが可能。仲間内での交流に関しても段々と改善し、当初は鬱陶しがっていたプルルも彼女に対し思うところはあるらしく、なんだかんだで互いに良い刺激となっている様子。
- 射命丸文
- 実況中の二人にたまたま遭遇した清く正しい鴉天狗。
劇中では、登場するや否や実況を押し付けられてしまい急遽二人の代理でラルたちと冒険する羽目になる。そしてこの経験を基に発行した新聞が、後に幻想郷のポケモンブームとそれに伴う長い戦いの日々を引き起こすことになる。
- レミリア・スカーレット/フランドール・スカーレット
- 旅を終える寸前だった二人の前に現れた紅魔館の吸血鬼姉妹。
文の新聞を読んでペット(喋るポケモン)が欲しくなり、片っ端からポケモンを捕まえるも一向に喋らないために痺れを切らし、手っ取り早く霊夢たちのポケモンを奪おうと勝負を仕掛けてきた。
第1部は、この霊夢&魔理沙VSレミリア&フランのバトル動画とエピローグで締め括られる。
第2部 改造ポケットモンスター ベガ実況編
霊夢と魔理沙の旅からしばらくして、幻想郷では大ポケモンブームが巻き起こっていた。原因は射命丸文が発行する文々。新聞のとある記事。二人に取材を試みた文は成り行きで喋るポケモンの存在を知り、その後のスカーレット姉妹とのバトルと共にすっぱ抜いたのだ。結果二人は喋るポケモンを欲しがる者達から狙われる羽目になり、とても実況どころではなくなってしまった。
再び取材する予定だった文にとってこれは誤算だったため、二人の代わりに実況を始めることになった。新たな縛りと新たな仲間たちと共に冒険を始める文だったが……
今回から実況とは別に、実況している間の幻想郷を描いた裏パートをおまけとして導入。初期は咲夜&フランの旅立ちの裏話であったり、霊夢&魔理沙のその後を描く程度だったが、視聴者からの需要を取り入れていった結果段々とスケールが大きくなっていき、いつしか本題であるはずの実況を喰う程人気を博すようになる。
2019年現在、収益化剥奪及び回復の影響でyoutubeでのチャンネル内では10話以降が削除されているが、ニコニコ動画チャンネル内で視聴可能なのでご安心を。
主要人物
文々。新聞の信用回復のため、取材を兼ねて実況することになった文が相棒役を考えていたところ、チルノが何故か立候補してコンビを結成した。プレイヤー名は「アヤチル」。
縛り内容は「体色の50%以上がチルノまたは文の色(青・水色・白・黒)のポケモンであること」と「図鑑を完成させること」。ニックネームを考えるのは主にチルノだが、これは文のネーミングセンスがメンバーから不評なためであり、命名の時だけは二人の立場が逆転する。
当初文はチルノをいいように利用してやろうと企んでいたが、回を追う毎に本当に友情が芽生え、互いを真の相棒として認めるようになる。そして、最初はポケモンを子分にするという軽い気持ちで旅立ったチルノも、文と共に数々のバトルを通じて劇中屈指の強者へと成長していく。
ちなみに、この二人が選ばれたのは「うぷ主の好きな東方キャラが射命丸文だから」という理由で、頭脳派な文との対比としておバk……行動派のチルノが選ばれた可能性が高い。また、チルノと文だけは新タイプのゆっくり素材が使われており、文に至っては前作からモデルチェンジまでしているが、このことは後に大きな意味を持つようになる。
- フウ(フロン→フロルル→フローリア) <こおり>
- 二人にとって最初の仲間となったフロン。メス。
自身の特徴に似たこおりタイプや可愛らしい容姿をチルノに気に入られ、モンスターボールを手に入れるや否やゲットされた。フロン・フロルルの頃はわんぱくな性格のボクっ娘でチルノの友達のような存在だったが、フローリアに進化してからは一人称が「私」になり一行のツッコミ役やリーダー格を務める、チルノのお姉さんのような存在に落ち着いた。
戦闘では高速特殊アタッカーで、こおりタイプとは思えないほどの豊富かつ強力な技で敵を打ち据えるが、耐久は低めなので思わぬ反撃には弱い。また、進化直後や中盤はしばらく火力不足に悩まされていたが、チルノなりの対策として多少命中率が低くとも大技を多く搭載する方針に変えることで解消された。特に当たりにくいはずのぜったいれいどは驚異的な命中率を誇り、実況終了後のストーリーでもチルノの主力として活躍した。
論者に幼女に陽キャオタなど、癖の強いメンバーの中では自分のキャラがやや弱いことを気にしており、一人の時はツッコミの自主練に興じていることが判明した。
世にも珍しい役割論理を信奉する役割論者のトゲピーで、「んんwww○○ですぞwww」や「○○とかありえないwww」といったロジカル語法で喋る。
トゲピーとしてのイメージから寡黙でお淑やかな雰囲気を想像した二人だったが、いざゲットしてみると厚かましくずぶとい性格・補助技嫌いなのに進化するまで低火力で技が少ない・隙あらば役割論理を布教しようとするといった言動で一行(特にフウ)を困惑させた。
戦果の幅が大きすぎるため、長らく秘伝技要因にされるなどメンバー内ではやや不遇な状態が続いたが、こだわりハチマキ+特性はりきりによる念願の超火力を得てからは幾分か改善された。
またヤゲキという名前は「ヤゲキッス(役割論理型トゲキッスの略)」を想定する彼自身が志願した名前で、元々文はトゲキチと名付ける予定だった。
れいせいな性格かつ馴れ合いを良しとしない一匹狼気質で、一行(特にヤゲキ)からの第一印象もかなり悪かったが、とあるアクシデントと文の勇気ある対応をきっかけに打ち解け始め、文の主力ポケモン兼ツッコミ役としてフウと共に活躍した。先述の経緯から文にかなり気に入られており、ヤマトは基本的に素気ない態度をとっているが満更でもない様子なのでよくフウやチルノにからかわれている。メンバーで唯一文の命名が採用されている。
強力なほのお・あく技と高いすばやさを武器に、多少相性が悪くても強引に突破できるほどの火力を持ち、メンバー中最も安定した勝率を誇る。
見かけによらず読書が趣味で、マホーネが加入してからは本の読み聞かせやごっこ遊びに付き合ってあげたり、彼女にだけは邪険な態度をとらず真摯に対応するなど面倒見の良い面もあり、一行をほのぼのとした雰囲気にさせることも多い。
- マホーネ(マホース→ユニサス) <エスパー>→<エスパー・はがね>
- ジム戦で大敗を喫した二人が修業&捕獲作業中に出会ったマホース。メス。
天真爛漫・純真無垢を絵に描いたようなおとなしい性格で、ルイ曰く「擬人化したらロリっ娘に違いない」天然娘。そのぼんやりした言動や語尾を伸ばす口癖から一行の癒し役として活躍、文・チルノはもちろん視聴者からも人気を博した。
石で進化する晩成型なため、戦闘面ではしばらく火力不足・低耐久から黒星が多かった。しかし、ユニサスに進化してからは特性いかくとはがねタイプを会得し弱点を克服、一行では貴重な物理アタッカーとして重宝され、進化後も幼女っぷりは健在だったため文たちを安心させた。加入当初はアホの子のような言動が多く見受けられたが、ヤマトと一緒に勉強しているため、現在はキャラに反してかなり博識。
同じ四足歩行なためかヤマトと非常に仲が良い。冒険をしていない間も彼と一緒にいることが多く実況中でも度々仲睦まじさを見せている。少しませているところがあり、ヤマトはマホーネを妹のように思っている様子だが、当の本人は割と早い頃からそれ以上の感情を抱いていたらしく時々爆弾発言をしては大いにヤマトを慌てさせている。
- ルイ(スミロドン→マカドゥス) <いわ・でんき>
- 今作の化石ポケモンで体色がたまたま青色だったために加入したスミロドン。メス。
化石の中にいる間ネットやゲーム三昧だったオタクで、チルノたち東方キャラを知っておりメンバーになれることを非常に喜んでいた。魔理沙のプルルと同じオタクキャラだが、卑屈で陰気な彼女と違い明るく社交的な陽キャ系オタクとして差別化、加入は遅いが豊富なサブカル知識を活かしたボケ役として定着、彼女の加入により一行は目に見えて賑やかになった。
戦闘面では、耐久は低いがいわ・でんきタイプという珍しい組み合わせで攻めに徹する両刀アタッカー。しかし、強力な分打ち漏らした時は相手の反撃でそのまま落とされやすいため、メンバー内ではやや黒星が多い。
オタクキャラだけにメタ発言が非常に多く、ポケモンでありながらゲーム・アニメ関連のボケやネタを不自然がられない少しお得な存在。ルイという名前はメンバーの名前に一度も使われたことがない文字を使った名前なので特に由来は無い。ちなみに、チルノたちは知る由もないことだがうぷ主は化石ポケモン(初見)のメスを一発で引き当てるという強運を地味に発揮している。
- リバイア(ルギア))<エスパー・ひこう>
- 終盤でようやく二人の6匹目の仲間となったルギア。性別不明扱いだが一応オス。
当初一行はフリーザーを仲間にする予定だったが、この頃には裏パートの騒動が一行に飛び火するようになり、その影響からフリーザーをレティ・ホワイトロックに譲ることになったために急遽ゲットすることになった。被捕獲率が非常に低いにもかかわらずかなりの短期決戦でゲットされ、初対面なはずのチルノに何か恩があるらしく彼女をポケモンマスターにすることで恩返しするという理由で加入した。人を男女問わず君付けで呼ぶ癖がある。
ステータス画面によるとのうてんきとのことだが、実際は度を越した超ネガティブな性格で「あはは!○○な僕なんてゴミだね」や「それは違うよ!」が口癖。逆に他人に対しては底抜けにポジティブ思考なので、自分には失敗した時はおろか成功しても卑下するが、メンバーへのフォローは異様にうまいという強烈な個性で非常に遅い加入を感じさせない存在感を放つ。
戦闘面ではアタッカーの多い一行で唯一の耐久型であり、伝説のポケモンに恥じない超耐久による持久戦はもちろん、攻撃もそこそここなせる器用な戦法を得意とする。
自己評価の低さに反して、チルノたちが陰謀に巻き込まれた際は単身敵に交渉(脅迫ともいう)を持ちかけ戦わずして退けるなど、伝説のポケモンだけあって只者ではないらしい。ちなみに、本人は自分の個体値についてもひたすら卑下しているが、とある視聴者が彼のステータスを計算したところかなりの高個体値を持っていることが判明した。
- 十六夜咲夜/フランドール・スカーレット
- チルノと文のライバルポジションを務める紅魔館の主従コンビ。
咲夜は喋るポケモンを諦めきれないレミリアの命令で紅魔館へ帰れなくなってしまい、仕方なくチルノと文のポケモンを狙い旅をする羽目になった。一方、フランは姉を差し置き喋るポケモンを手に入れ、ポケモンマスターになる旅のため紅魔館を脱出、後に咲夜と合流した。
この頃は経験の少ないフランの方が弱く、咲夜は相性が良かったとはいえうどんげを撃破する程の才能を見せているが、後に咲夜が本業に戻り旅を辞めたことで実力は逆転することになる。
自分と同じく旅立って日が浅かったチルノと文の手持ちよりもかなりレベルが高く、簡単に勝てると息巻いたが天敵であるこおりタイプ(フウ)の存在により惨敗してしまう。しかし、負けはしたがガバイトはバトル中から喋りだすようになり(しかもこってこての関西弁)双方を驚かせた。結局咲夜は自力で喋るポケモンを探すことにしたのでレミリアには献上されず、彼女の主力として活躍することになる。
堅物で厳格な主と違いようきなお調子者で、バトルに勝って浮かれたり会う度にフウや文を口説こうとしては咲夜に怒られている。が、実際はバカを装ったなかなかの切れ者であり、普段の軽口とは裏腹に並外れた忠義の持ち主でもある。そのため戦闘面では咲夜に絶大な信頼を寄せられており、文にも一目置かれている。
ニックネームに憧れており、後に大活躍したご褒美としてニックネームを付けてもらえることを楽しみにしていたが……
- エアームド <はがね・ひこう>
- ガブリアスの相性補完として手持ちに加えたポケモン。オス。
チルノ一行とのバトルではヤマトの存在から思うように活躍できないが、強固な物理耐久は咲夜からも頼りにされている。
- ディザソル <あく>
- 第3部以降咲夜がいつの間にか手持ちに加えていたポケモン。オス。
ディザソルは以前レミリアが咲夜に似ているという理由で使用していたことから、おそらく咲夜をイメージするポケモンとして加入したものと思われる。
- ラティちん(ラティアス) <エスパー・ドラゴン>
- フランと仲良くなった喋るラティアス。メス。
フランの手持ちには加わらず、ラティアスとしての変身能力でフランの影武者となり彼女の旅立ちを援護した。しかし、正体がばれる頃にはレミリアは様子がおかしくなっており……
- ブーバー <ほのお>
- 旅立ったフランが手に入れたポケモンその1。オス。
勝率は低く喋らないが、フランにとっては大切なポケモンのようだ。
- ティオルス→プテリクス <いわ・ひこう>
- 旅立ったフランが手に入れたポケモンその2。オス。
ブーバー同様喋らず、ブーバー以上に出番が少ない不遇なポケモン。
- 博麗霊夢/霧雨魔理沙
- 前作で実況担当だった巫女と魔女の異変解決コンビ。
実況はやめても裏パートでは引き続き主人公を務め、今回からモデルチェンジして登場する。目的の違いから一旦コンビを解消し霊夢はピカさん・ライデン・ティナ(オルマリアに進化)と共に役割論理と紫を追い、魔理沙はラル・タツマキ・プルルを連れて守矢神社へ向かう。また、ベガではデンリュウとフーディンのデータが存在しないため、第2部以降タツマキはサーナイト、ライデンはボルトック(でんきタイプ)として進行する。
霖之助やにとりなど知る人ぞ知る正義の味方で、現れるだけでその場の空気をカオスに変えてしまう。魔理沙が不在の時のみ現れ、彼女とは共通点しかないがその正体は不明(笑)。
愛用のおまるは実は強い魔力を秘めた魔具の一種であり、初代ライダーから代々伝えられてきた由緒正しき逸品。一見ネタキャラだが何気に重要人物の一人で、初代ライダーは500年前のある戦争を終結させたり諏訪子と協力してルシフェルの封印に一役買うなど、何度も世界を救った伝説の英雄である。
- アリス・マーガトロイド
- 人形を操る程度の能力を持つ魔法使い。
些細なことで魔理沙と喧嘩していたところを藍に付け込まれ論者に導かれてしまうが、魔理沙とのバトルで元に戻るとともに仲直りし、以降は行動を共にするようになる。この件をきっかけにトラウマを克服した魔理沙だったが、霊夢がいなくなったことでボケ役に転身したためアリスがツッコミ役をする羽目になった。
- レミリア・スカーレット
- 運命を操る程度の能力を持つ紅魔館当主。
軽い気持ちで咲夜に喋るポケモン探しを頼んだ結果帰ってこなくなり、彼女がいない寂しさと不便さに発狂してパチュリーを呆れさせてしまっている。
後に萃香の進言により手を組むことになったが、この日を境に様子がおかしくなり……
役割論理
こだわりメガネとロジカル語法をトレードマークとする、ポケモンブームと共に活動を始め勢力を拡大している一大組織。耐久を度外視した高威力技を打ち込みサイクル戦で優位に立つ戦法がモットーで決め台詞は「導く以外ありえないwww」
誰彼構わず勝負を仕掛け、打ち負かした相手を役割論者として導く(洗脳する)ことで信者(組員)を増やす、という強引なやり方と不可解な行動原理が霊夢と魔理沙の怒りを買い、二人は倒すべき悪として戦うことを決めた。
必ずしも全員が忠誠を誓っているわけではなかったり、会社のようにいくつかの部門や部隊に分かれているなど回を追うごとに内情が明らかとなっていき、そして論理の布教自体はあくまで表向きの目的にすぎないことも判明した。
基本的に藍は「論者モード」なる状態であり、活動中はこだわりメガネを常用している。
当初は役割論者事件の首謀者とされ、中盤まではトップであると思われていたが、一介の式神にすぎない藍がトップなのはおかしいと睨んだ文とチルノの推理により、組織の幹部の一人であることが判明。後に導いた役割論者を束ねる役割部隊隊長であることが明かされた。
一方、橙は組織に所属してはいるが論者ではない。別の任務を与えられているらしく、普段は藍と行動を共にしたりいちゃいちゃする程度なので布教活動はしておらず、むしろ論理もロジカル語法も好まない様子。そのため、主の紫にすら論者モードで接する藍も橙と接する時だけは論者モードを辞め普段通りに戻る。
なお、藍が掲げている役割論理だが、ベガは第三世代対戦環境に依存しているので「役割論理三種の神器」が存在せず、火力至上主義を謳っていながら火力不足であるというちぐはぐな状態。そのため彼女と交戦した諏訪子からは「不完全な論理に縋る愚か者」と酷評されている一方で、実力そのものは高いらしく「論理にこだわらなければ強いのに」とさとりには陰ながら評価されている。
- 八雲紫
- 境界を操る程度の能力を持つスキマ妖怪。
文が睨んだ通り役割論理の事実上のトップだったことが判明。喋るポケモン探しをする過程でとんでもない事実を発見し、藍には役割論理の布教という表向きの活動(組員を増やす目的も含む)を命じ、他に仲間に引き入れた妖怪たちを指導し役割論理を結成するなど、機が熟すまで人知れず暗躍していた。とはいえ藍の制止も聞かず霊夢に戦いを挑みに行き、目的がばれそうになるなど気まぐれでのらりくらりとした言動は相変わらずな様子。
ちなみに、霊夢と交戦するまで一度もバトルしたことがなかったらしいが、真実かどうかは不明。
- ピカちゃん(ピカチュウ) <でんき>
- 紫が発見した秘密のカギを握る色違いピカチュウ。メス。
尊大でいじっぱりな性格と古風な言葉遣いが特徴。一見ピカさん同様喋るピカチュウと思われていたが、その正体は特性はふしぎなまもり・本来ピカチュウが使えない技をいくつも使用・バトル中に特性がふゆうに変わるなど凶悪な能力を持つ改造ポケモンだった。しかし、紫が改造したのではなくなんとある日自然に生まれてきたという不可解な生い立ちを持つ。紫と同じく空間に穴を開けることが可能で、紫が認めた者以外の者が入るとはるか彼方へ吹き飛ばされてしまう。
能力値自体は普通のピカチュウと同じだが、先述の能力によりピカさんを完封し劣等種とこき下ろした。しかし、ティナにその反則級な能力を糾弾され激怒したピカちゃんは、ティナを庇った霊夢とピカさんを空間の狭間に吹き飛ばしてしまった。
紫は、このように一歩間違えれば世界を滅ぼしかねないピカちゃんの力を正しく扱う「一環」として役割論理を設立しており、実際ピカちゃんに殺されかけたことがあるらしい。
- ネクロシア <ゴースト・あく>
- ピカちゃん以外に紫が使用するポケモンその1。メス。
すきまポケモンという分類・ネクロシア自体の特徴として地形を変える能力を持つ・目のような模様がいくつもあるなど、何かと紫との共通点が多いポケモン。後にピカちゃんの教育係兼お友達であることが判明した。
- パルキア <みず・ドラゴン>
- ピカちゃん以外に紫が使用するポケモンその2。性別不明。
ネクロシア同様紫をイメージするポケモンとして手持ちにしていると思われていたが、後にピカちゃんを護衛する執事のような存在であることが判明した。
- 藤原妹紅
- 老いる事も死ぬ事も無い程度の能力を持つ元人間の蓬莱人。
登場早々から藍に敗北して導かれた状態であり尖兵として永遠亭を襲撃するが、皮肉にも宿敵である輝夜の手で正気に戻された。
1・2匹目のポケモンで確実に相手を相討ちにして、汎用性の高い最後のポケモンでタイマンを仕掛ける「神風論理」なる戦法の使い手であり、初見殺しとしては申し分無いが一度戦えば何をしてくるかバレバレ、というピーキーかつ不安定な実力の持ち主。加えて妹紅自身のポケモンに関する知識が欠落しており、何故か一向に学習しないため、輝夜ほどではないが劇中の扱いはかなり悪い。
その後も導かれたり戻ったりを繰り返すが、最終的には組織を脱退し神風論者として落ち着いた。主力はファイヤーのファイアーで、決して弱くはないのだが……
- 古明地さとり
- 心を読む程度の能力を持つサトリ妖怪。
トレーナーとして霊夢と共に幻想郷最強と目されている実力の持ち主で、役割論理戦闘部隊隊長を務めている。忍耐論理を壊滅すべく永遠亭を襲撃しうどんげに圧勝するが、魔理沙とうどんげの捨て身の交渉により撤退を聞き入れた。
強いのは心を読んでいるからとよく疑われているが、実際は一切使用しておらず、専ら事前に戦法を見抜いて対策を講じたり相手を挑発して揺さぶるなど、バトル以外の場面で使用している。
後に妹のこいしと再会して彼女を情報部隊に引き入れるのだが……
- ルーミア
- 闇を操る程度の能力を持つ妖怪。
下級妖怪ながら役割論理情報部隊隊長を務める。大物揃いの役割論理幹部の中では異例の人事であると不審がられているが、紫からは良くも悪くも高評価を受けている。実際、任務である偵察・情報収集は能力や使用ポケモンと極めて相性が良く情報戦では無類の強さを発揮する。
- ダークライ <あく>
- ルーミアの主力であるダークライ。性別不明。
得意技ダークホールの演出と性能はルーミアの任務と相性抜群で、あんこくポケモンという肩書も合わさって彼女の役割・戦法・イメージの全てに合致した、劇中キャラでも一二を争うほど「ぴったり」なポケモン。後に喋るようになり名実共にルーミアの相棒となった。
- 古明地こいし
- 無意識を操る程度の能力を持つサトリ妖怪。
いつものように気配を消して散歩していたところ、チルノとフランにたまたま発見されて仲良くなり、協力してバルキーをゲットしトレーナーになる。
後に姉のさとりと再会しその時のある騒動の末、役割論理情報部隊に所属することになりチルノと敵対する形となるが、再会後も楽しくバトルしたりエールを送るなど友人として彼女の旅路を応援していた。
この頃はまだ純粋な良い子”だった”のだが……
- カポポ(バルキー→カポエラー) <かくとう>
- チルノ・フランと協力してゲットしたバルキー。オス。
まじめな武人肌のポケモンで、相性で有利なフウやヤマトに善戦しても油断せず、一歩及ばず敗れても健闘を称える潔さを見せた。
- 森近霖之助
- 道具の名前と用途がわかる程度の能力を持つ人妖。通称「こーりん」。
役割論理運営部隊隊長を務める会社で言う総務課のような存在。前線に立つ役割ではないため長らく存在は伏せられており、トレーナーとしての実力も不明だが、少なくとも利害の一致で組織に身を置いているため忠誠を誓っているわけではない様子。そのため、藍は彼ら運営部隊には大量の仕事を押し付け口出しを封じており、その度にストレスや心労を溜め込んでしまっている。
こーりん同様運営部隊所属だが組織に忠誠を誓っているわけではなく、紫の目的に賛同しつつ彼女とピカちゃんが暴走しないよう監視するため、自己防衛も兼ねて組織に身を置いている。とはいえ、友である妹紅が自らを組織から救い出そうとバトルを挑んだ際は、なんとも複雑な気持ちを吐露しながら迎え撃っているなど、全く組織に思うところがないわけではない様子。
基本的に感情に流されず冷静沈着だが、どうやらこーりんに好意を持っているらしく、映姫にからかわれてはキャラ崩壊している。
重量系のポケモンを好んで使用しており、主力はドサイドンのよこづな。
- 四季映姫・ヤマザナドゥ
- 白黒はっきりつける程度の能力を持つ閻魔大王。
種族が種族なだけに運営部隊所属だが、その能力を買われて不審者の尋問にも重宝されている。生真面目な性格が災いし、多すぎる仕事とそれに伴う責任でこーりん以上にストレスが溜まっており「まったく、嫌な社会だよ」が口癖になってしまっている。そして、ストレス発散のために慧音がからかわれたりこーりんが残業確定になるなど、負の連鎖で運営に支障をきたすこともある。
ちなみに、彼女やこーりんの置かれている状況は当時のうぷ主の近況とよく似ていたらしく、時々うぷ主の愚痴を代弁することがある。そしてうぷ主と映姫のストレスが頂点に達すると……
忍耐論理
役割論理の発足後しばらくして永遠亭にて発足した、語尾に「VVV」をつけたござる口調と手裏剣型の髪飾りをトレードマークとした組織。役割論理とは逆に攻撃技を一切使わず、補助技・反撃技のみを使用して勝利するという硬派な戦法が特徴で、目的もシンプルに「忍耐論理を世界一とするため布教すること」。決め台詞は「忍耐論理は世界一いいいいいいい!!」。
しかし、究極の待ちスタイルともいえる忍耐論理は好戦的な者がほとんどな幻想郷では共感を得られず、ちょうはつひとつで突破されてしまうという致命的な弱点もあり、町の子供たちからも最弱の論理呼ばわりされる始末。この逆境の中うどんげは現状の打破、ひいては師匠の汚名を払拭するため忍耐論者として生きることを決めるのだった。
輝夜のために新たな戦法「忍耐論理」を発案し、極意をまとめた巻物と”あるもの”の発明という形で残した。しかし、初陣の魔理沙戦では超火力とちょうはつに対応しきれずあと一歩のところで霊夢のピカさんに惜敗してしまい忍耐論理の廃止を決めた。しかし、弟子のうどんげが密かに忍耐論理を引き継いでいたため、廃止は免れた。
一方の輝夜はそんなこと気にも留めず気楽に暮らしていたが、いつしか騒動が永遠亭にも飛び火するようになり、永遠の宿敵が巻き込まれていることもあってか嫌々戦う羽目になる。しかし戦績が異様に悪かったり、後にある大失態をやらかし制裁を受けるなど目に見えて扱いが悪い。
- 鈴仙・優曇華院・イナバ/因幡てゐ
- 八意永琳に師事する永遠亭の兎たち。鈴仙は専ら「うどんげ」と呼ばれている。
永琳が霊夢と魔理沙に敗北した後、忍耐論理の極意を盗み見したことで忍耐論者となった。そして武者修行を兼ねて布教活動を始め、その一環でてゐや永琳をも導くことになったが、実は彼女たちはうどんげの覚悟を知っており望んで導かれていた。当初は役割論理同様バトルで打ち負かすことで無理矢理布教していたが、後に方針を改め忍耐教室を開いたり、てゐの悪とk……話術と商才を駆使するなどして地道に論者を増やすことを決めた。しかし……
うどんげのトレーナーとしての素質はかなり高く、余程相性の悪い相手でなければなかなかの好成績であり、文とチルノが一度も敵わなかったほど。
- ニボニボ(ツボツボ) <いわ・むし>
- 町へ薬を売りに行ったうどんげが代金と共にもらったツボツボ。メス。通称「ニボ」。
ご存知超耐久力の持ち主で、うどんげも忍耐論理を体現するポケモンと度々形容している。ちょうはつには弱いが、そんなことは百も承知なうどんげの様々な対策により突破はかなり難しい。
実際うどんげと一戦交えたチルノ一行はかなりの衝撃を受けたようで、それ以来すっかりツボツボ=ニボニボで定着するほど。
ちなみに、この頃のニボニボは声や喋り方がやたら気持ち悪いことに定評がある。
- コウメイ(テイルーン) <ゴースト・ひこう>
- てゐが主力として使用する聡明なテイルーン。オス。
極めて理知的なれいせいな性格で、てゐの悪知恵と合わせることで戦わずして勝つことを得意とする。てゐはバトルを苦手であるとしているが裏を返せば実力をわきまえ敢えて避けているという意味でもあり、忍耐論者としての戦法はコウメイにとって相性が良く十分戦えるレベルである。
彼がてゐのポケモンとして選ばれたのは、おそらく「テイ」と「てゐ」をかけたものと思われる。
- ツクヨミ(スイクン)
- 永遠亭メンバーが切り札として使用するスイクン。性別不明扱いだが一応オス。
主に輝夜が使用しているが、永遠亭のメンバーで使い回しているらしい。魔理沙を実質撃破まで追い詰め実力の片鱗を覗かせていた。霊夢のピカさんには一歩及ばず敗北するも交戦直後から喋りだすようになり、永琳は彼と関わったことが原因と考えている。
妖怪の山
論者騒動の主な被害者である妖怪たち。守矢神社では諏訪子の手引きにより、役割論者の侵攻から逃げる妖怪達を匿っている。
ストーリー終盤にて大天狗の苦渋の決断(+紫の脅迫)で役割論理の傘下に入り、同じく妖怪の山の住人である文は天狗として大きな決断を迫られることになる。
サイクル戦をせず、あらゆる相手に対応可能なポケモンで居座りつつ戦うという、「汎用論理」なる戦法の使い手で、その影響からか言動にやたらと「幼女感」が見られる。シリアスな場面では神らしく威厳溢れる通称「神モード」になりビシッと決めてくれるが、唐突に幼女モードに戻ってしばしば敵味方問わず困惑させる。
バトルの腕・相手の出方を読み取る技術は凄まじく、最強と目されるさとりと互角に戦えるほどだが、役割・忍耐と違い汎用論理を教えるつもりはないらしい。
約500年前ルシフェルを青いタマゴとして封印しており、再び蘇らないよう始末することを決めたが萃香の策略により封印を解かれてしまう。が、その脅威は杞憂に終わり紆余曲折の末萃香・レミリアと一時手を組み、自由を重んじる世界を目指す「真・汎用論理」なる組織を結成することになった。もちろん、萃香への警戒は依然解いておらず相方の八坂神奈子と共に牽制している。
- スサノオ(ライコウ) <でんき>
- どこかで聞いたことあるような声で喋る切り札のライコウ。性別不明扱いだがオス。
アメリシアやマナとの連携で極限まで強化した彼の一撃は圧巻の一言であり、能力値にもよるが相性が悪い相手も強引に突破できるほか、第3部にて実は普通のポケモンではないことが判明する。
そのため、諏訪子は並みのトレーナー相手に極力彼には頼らないようにしているが、無数の敵が相手の場合は別でその圧倒的火力で一気に制圧する戦法を得意としている。
- マナ(マナフィ) <みず>
- スサノオに次ぐアタッカー・サポーターを務めるマナフィ。性別不明。
ほたるびで大幅に引き上げた特攻で強力な攻撃を決める戦法が特徴で、いざという時はスサノオにつなげるサポーターへの転身も可能。スサノオ同様喋るポケモンで、諏訪子はバトル以外ではマナと喋ることの方が多い。マナもまた第3部にて普通のポケモンではないことが後に判明する。
- アメリシア <みず>
- 先鋒で起点作りを担当するアメリシア。メス。
壁を張ったり特性あめふらし(現在と違いベガではターン制限がない)で続くマナやスサノオに繋げるのが主な役割だが、耐久力がそこそこ高いのでそのまま居座って戦うことも可能な縁の下の力持ち。しかし、諏訪子の手持ちでは唯一喋らずニックネームも持たないため、どうしてもキャラが薄いのが難点。
トレーナーとしての腕はそこそこだが、彼女の慈愛の心は後に幻想郷の危機となるはずだった化け物の心を動かした。その時の諏訪子とのやりとりにはなかなか考えさせられるものがある。
- 河城にとり
- 水を操る程度の能力を持つエンジニア河童。
バトルは苦手な様子だがエンジニアとしての腕は重宝され、役割論理に入ってからも数々の発明品と共に終始その辣腕を振るうことになる。主力はテペトラーのグンソウ。
- 犬走椛
- 千里先まで見通す程度の能力を持つ白狼天狗。
役割論理の進行を防ぐために山の見張り番や見回りを務めるが、搦手を持たないためルーミアや藍にはあっさり突破されてしまっている。
後に妖怪の山が組織の傘下入りした際、文の気持ちを汲んだ上で辞令を伝えにやってきた。
RPGの勇者パーティーに見立てたポケモンたちを使用しており、主力はルカリオのユウシャ。
- 大妖精
- チルノの友達の妖精。
藍率いる役割論者たちから何とか逃げのび、導かれる寸前で諏訪子に助けられた。諏訪子が組織を結成した際成り行きでそのまま加入するが、あくまで諏訪子への恩義なのでレミリアの暴走に疑問を抱いており、チルノのことも終始心配していた。
青緑色のポケモンを使用しており、主力はユキタテハ(色違い)のフェアリー。
- 伊吹萃香
- 密と疎を操る程度の能力を持つ万年酔っぱらいの鬼。
500年前に凶悪無比なポケモン”ルシフェル”を手に入れチャンピオンとなった後、彼を利用し暴虐の限りを尽くして幻想郷を世紀末状態にしていた張本人。諏訪子の手でルシフェルが封印されて以来おとなしくしていたが、ポケモンブームと論者騒動に乗じ早苗を利用してルシフェルの封印を解かせるべく活動していた。
しかし、当のルシフェルに断られてしまい当初の計画が頓挫してしまうも、言葉巧みに諏訪子たちと共に新たな組織を結成、次なる目的に向け表面上はおとなしくしているようだ。
ちなみに、元々トイレは洋式派だったがどういうわけか現在はおまる派らしい。
一見普通の色違いラルトスだが、その正体はすばやさ以外の全ステータス数値が999という凶悪な能力を生まれながらに持った改造ポケモンで、このほかにもいくつか恐るべき能力を持っているが、封印の影響で現在そのほとんどは使えなくなっている。その暴力的な性能に目を付けた伊吹萃香に操られ幻想郷を恐怖で支配したが、諏訪子と初代オマルライダーの活躍により青い卵の中に封印された。それから500年後封印を解かれたルシフェルだったが、もはや幻想郷の蹂躙への興味を失っており、逆に自らの出生を受け入れた早苗に興味が沸き今度は早苗の手持ちとなった。
改造ポケモンだがルーツはトレーナーの手によるものではなく、なんと当時虐げられ力を求めた無数のポケモンたちの願いにより自然発生という摩訶不思議な経緯で誕生した、本来は善でも悪でもないポケモンたちのための存在だった。
かつての姿はエルレイドでトレーナーの影響から極めて残忍な戦闘狂だったが、彼女の元を離れ約500年の年月で多少丸くなったのか、きまぐれかつどこか虚無的な性格になっている。しかし、さらりと冗談抜きの問題発言をすることがあるなど、根本的にはやはり危険なままの様子。
第3部 東方ポケモン対戦記 ガーネット・ラピスラズリ編
不思議な生き物ポケットモンスターを巡り、日々激化する幻想郷の戦いは熾烈を極めた。特にポケモンたちが幻想郷に溢れる妖気に触れ続けていた結果、通常ではありえない強さを身に着けるようになる、という現象が戦いの激化に拍車をかける。その中でも群を抜いた激闘を繰り広げる少女たちがいた。
過去の世界に迷い込み元の時代に帰ろうと模索する、博麗霊夢。
衰退の道を辿る忍耐論理を後世に残すため奮闘する、鈴仙・優曇華院・イナバ。
姉レミリアと仲間たちを守るため陰謀に立ち向かう、フランドール・スカーレット。
役割論理と紫の真意を知りある極秘任務を託された、ミスティア・ローレライ。
そして、変わらずにポケモンマスターを目指し実況を続けるチルノと射命丸文。
彼女たちの紡ぐ物語はやがてひとつに集結し、思惑絡みあう戦いの真実と不思議なポケモンたちの秘密をひとつ…またひとつと明らかにしていくのだった。
実況プレイとそのおまけという形で始まった前作だったが、おまけパートのスケールが大きくなるにつれて実況プレイが疎かになるという事態が発生。それを踏まえたうぷ主が考えに考えた結果、今回から「東方ポケモン対戦記」と銘打ち、おまけパートをメインにしたガーネットver.と実況プレイ+おまけパートのスタイルを続行するラピスラズリver.の2本立てで投稿を続けることを発表。それに伴い、生身でも十分強い人物がほとんどの幻想郷の住人がポケモンバトルで弾幕・能力を使わない理由など、曖昧にしていた部分を明確に設定した。
これにより前作で試験的に導入された群像劇形式を明確化し物語に深みを持たせたほか、それぞれの視点から進行することで多面的にストーリーを展開できるようになった。しかし、新規視聴者にとっては複雑で途中からの視聴が難しい、本筋とおまけの逆転現象が決定的となるなどの難点もあり、うぷ主は後にこれらを評価点と反省点の両方に挙げている。
詳細はリンク先を参照。
第3.5部第1章 ポケモンの鹿を越えてゆけ ポケットモンスター ウルトラサン実況編
一連の黒幕を追い詰め悲しい真実に辿りついたチルノとフランドール・スカーレット。古明地こいしの呼びかけで目を覚ました二人は、ある「縛り」を設けたポケットモンスターシリーズ最新作のウルトラサンを実況プレイすることになった。
喜ぶ二人だったが何故か二人はポケモンに関する記憶を失っていた。そうとは気付かぬ二人は普通に性別や名前を決め、普通に最初のポケモンを選び、普通にポケモンを捕まえレベルアップ、と普通にストーリーを進め初めて(?)の実況を楽しむ。
しかし、楽しかったのはここまで。希望に満ちた実況プレイは、後に判明したたった一つの「縛り」の存在により、残酷なデスゲームに変貌するのだった……
前作までベガの第三世代環境でのバトル・実況動画だったが、今作から第七世代環境に移行。
久々の純粋な実況動画だが、第2部で見られた実況内容のおまけ化を逆手に取りストーリー性と本編内容を融合させた実況スタイルを確立、実況プレイの肝である「ゲームの紹介や攻略法」よりも「限られた手数でいかに難関を突破するか」を重視する手法を採用した異色のシリーズ。
運命に立ち向かおうと足掻くポケモン達・極限状態に陥った者たちの心理描写・殺意を覚えるような屑・隙あらば一行を絶望させようと暗躍する極悪ナビゲーターなど、ポケモンにあるまじき演出の目白押しとも言える本作はうぷ主にすら大きな影響を与える結果となり、後の観察お姉さんシリーズ製作の契機となったことからもうぷ主にとって最も思い入れのある作品となった。
なお、このシリーズは2021年の復帰後に「第4部」の記述が外され、代わりに後述の「少女が改造ポケモンと戦うようです」編が「第4部」とされた。そのため、「第3.5部」の記述は便宜上のものである。
詳細はリンク先を参照。
第4部 少女が改造ポケモンと戦うようです編
500年前の幻想郷に飛ばされ、現代に帰るため奮闘する博麗霊夢。紆余曲折の末新たな協力者を得た霊夢だったが、行方をくらました自らの先祖博麗霊寺*の後を追う形で、当時のチャンピオン伊吹萃香に挑むため修業する羽目になった。そして、一行は霊寺の功績の一つであるルシフェル封印を目指して、守矢神社もとい守矢神殿へと向かうのだった。
一方、現代の幻想郷では八雲紫率いる役割論理改め「ポケモン境界」が発足、新たな幹部境界四天王を決めるべく大試験が開催されていた。果たして新四天王の座を手にするのは誰なのか?名誉と信念を懸けたバトルロイヤルが開幕するのだが……
この世界本来のバトルルールや幻想郷特有のポケモン強化現象も相まって、少女たちはもはやポケモンバトルをも超えた激闘”超次元ポケモンバトル”を繰り広げる!
対戦動画シリーズに戻った今作だが、ようやく非公式の第三世代環境から公式の第七世代環境に移行できる反面、本家で使えない技や戦術がなくなることで、視聴者からは以前のようなプレイや演出が出来なくなるのでは?という危惧の声が上がっていた。
そこで、うぷ主は今作から大半のキャラに改造ポケモンを使用させるという大胆な演出を敢行。従来の改造ポケモンたちの設定はそのままにしつつも、幻想郷の強い妖気によってごくまれに生まれる「幻の特性」・一部の人物やポケモンの強い思念から生まれる「準ポケ神」といった差別化も兼ねた新要素により第3部の頃を上回る超次元バトルを実現した。
詳細はリンク先参照。
第3.5部第2章 感情移入できる実況物語!!ポケ鹿式ポケットモンスターソード縛りプレイ編(ポケ鹿2)
第3.5部第1章や第4部で様々な悪事を働きまくっていたが、第4部のラストにてついにポケモン境界に捕縛された古明地こいし。
唐突に始まる実況。しかし、そこにいたのはチルノたちと出会った頃の、ポケ鹿での姿からは考えられないほど純粋で素直なこいしと、なにかが違う射命丸文であった。
2人ともポケモン剣盾は初見であり、こいしはほぼ初心者の状態で登場。普通にポケモンをゲットし、普通にポケモンをレベルアップ。ポケセン回復禁止縛りこそあるものの、2人はポケモンソードの実況を楽しんでいた。
しかし、楽しかったのはここまで。希望に満ちた実況プレイは、後に判明した残り一つの「縛り」の存在により、あのゲームを彷彿とさせる残酷なデスゲームに変貌するのだった……
あのデスゲームが1年半の時を経て復活。時系列はおそらく第3部(東方ポケモン対戦記)〜第3.5部第1章(ポケ鹿1)の間であると思われるが、詳細は不明。
ポケ鹿の大まかな設定は引き継がれながらも、今回は瀕死になったポケモンは「死亡」するのではなく、意識が「消滅」するという設定になっていて、ポケ鹿1とはまた違った雰囲気を醸し出している。
ポケモン剣盾の発売日と同時にスタートしたこのシリーズ。しかし、このシリーズはとある事件により、予想外の展開を見せることとなる...
詳細はリンク先参照。
第5部 (タイトル未定)
神奈子の下での修行を終え、再びルシフェルの封印に向けて旅を再開した霊夢と妖牙。
到着した町で2人を待っていたのは、相変わらず物騒な世の中と、アンティールールを用いたポケモンバトル。
しかし、世の中は何も変わっていないわけではなかった。新たなポケモンバトルのシステム、使うと体力と精神力を奪われる謎のポケモン。そしてこれらに戸惑う霊夢たち。
果たして謎のポケモンはどこから来たのか。謎の組織との関連はあるのだろうか。そして、序章にてついに魔理玖の正体が明らかに…
うぷ主が復帰し、本格的な更新は約1年ぶりとなる幻想ポケ遊戯シリーズ。その間に時は進み、対戦環境は第八世代へと移行する。ダイマックスの登場に改造の使用禁止。これまでとは大きく異なる手法で製作されているため、これまで改造により実現していた能力は編集力によって新たな形で生まれ変わっている。
第3.5部第3章 ポケモンの鹿を越えてゆけ ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド実況編(ポケ鹿3)
第2章で謎の闇に閉じ込められた古明地こいし。その期間は1000年にも及んでいた。
そこにとある少女がやってくる。その少女は名を「橙」と言うらしく、こいしを目の前に唐突に2つの選択肢を突き付けられた。
「またもや」唐突に始まる実況。ただし、こいしは「何か」を知っているようだった。
2人の実況は始まりの町を出発し、最初のポケモンをもらい、普通にポケモンをゲット。ある強い意志を胸に進んでいた実況プレイは、やがてある「縛り」により残酷なデスゲームへと変貌するのであった…。
この謎のゲームからの生還をかけて、2人の少女たちの闘いが、今、始まる…!
第?部 (タイトル未定)
一人のポケモントレーナー有りき
その者 金色の成獣と共に
謎の獣と戦わん
通常とはいずことなる、
世界のバランス(ゲームバランスブレイカー)を
崩す獣に、同じく同等の力を持つ
成獣達の力により、幾多の脅威を退ける
激戦の果て・・・
一つに収束したその邪悪なるゲスの
存在を、異次元に繋がるといわれる
神の神殿にへと封じ込めん
生きとし生けるもの すべての希望を紡ぎ
巫女「大封印の神殿」へと向かわん!
(第?部序章より引用)
3度目の復帰の後更新が始まった幻想ポケ遊戯の本格的な続編。第5部とは異なり、こちらでは再び改造ポケモン"等"を用いて通常のポケモン対戦では見られない超次元バトルを実現。「ストーリーで楽しむ改造ポケモン対戦」と題し、今シリーズは展開されてゆく。