概要
2024年4月27日にアニメ第1121話として放送。
脚本は大和屋暁。
師匠の浦沢義雄氏が描く事件の大半同様に殺人事件は起こらないものの、探偵なのに害獣駆除紛いの依頼を受けるというトンチキな展開で始まる。
あらすじ
メロン農家の熊谷からの依頼でメロン畑にやってきたコナン、蘭、小五郎。
依頼内容は「畑を荒らす犯人を見つけてほしい」というもので、容疑者は付近に居る鹿、猪、アライグマといった野生動物が相手ということで困惑する小五郎。
しかし、熊谷からおいしい最高級マスクメロンをご馳走になり、その後にメロン栽培の苦労話を聞き、依頼を引き受けることに。
そこへ近所のメロン農家仲間である鹿戸、新井、猪瀬も熊谷の泥棒被害を心配してメロン畑に来ており、競い合ってメロンを作る彼ら4人は日頃から切磋琢磨していた。
監視カメラや動物除けの電気柵と案山子など泥棒対策を行っていたが、どれも不発。
そんな中、「泥棒!」という叫び声が聞こえ、コナンたちが駆け付けると、そこにはアライグマの姿があった。
役所の許可を得ているということで、アライグマを捕獲することになるコナンたちは長い時間をかけて、アライグマをビニールハウスから追い出すことに成功。
その後に新井の叫ぶ声がした為、コナンたちが駆けつけると仰向けに倒れている猪瀬と砕けて散乱したメロンを発見。猪瀬は息はあったものの意識を失っていた為、その後やってきた救急車で運ばれていった。
事件の捜査の為、猪瀬を恨んでいる人物について話を聞いているうちに、メロン農家仲間たちはそれぞれの理由で揉めていたことが分かる。
事件関係者
※名前の元ネタは苗字が動物、下の名前が競馬の騎手から取られている
余談
上記の通り、今回の脚本は大和屋氏であったが、次回予告でアライグマに振り回される小五郎、メロンに頭をぶつけて倒れていた猪瀬のシーンを見て「脚本、浦沢か大和屋だな」と予想したファンが多くいた(なお、浦沢氏は本作の3週間前に放送された『4人だけの同窓会』の脚本を担当している)。
今回は、メロン畑を荒らす犯人を突き止めると言う内容であったが、実は今回のストーリーが放送される少し前の4月11日に放送されたバラエティ番組『THE突破ファイル』の再現ドラマコーナーのひとつ「突破市役所_なんでもスグやる課」で翌日公開の映画「100万ドルの五稜星」公開を記念してなんとコナン(着ぐるみ)がコラボゲストとして出演している。また、あちらの内容も「畑を荒らすアライグマをどうやって捕まえるか」と言う、今回のストーリーに近い内容となっており、次回予告を見たファンの中にも突破ファイルを思い出した者も何人かいた。