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歴史編集

初代(単車系1994年-2015年、トラクタ1995年-2016年)編集


1994年11月に810シリーズの後継として登場。単車の型式がKC-C##系、翌年に登場するトラクタはKC-EX#系である。このモデルで初めてGVW22t&25t車が登場。キャブはカーゴ用のハイウェイキャブとダンプ用のオフロードキャブの2種類を設定。ハイウェイキャブはヘッドライトがバンパー側に付いている。ドアやヘッドライト、ウインカーランプなどは同年2月に登場した320系フォワードと共通している。この時低床4軸車のCXH・CYH・CYJはまだ総輪同径ではなく、第1軸のみ高床車用のタイヤを装備した異径仕様だったが、後に総輪同径に変更されている。

1995年:セミトラクタを追加。

1997年:大型トラックとしては初めて、全車に運転席SRSエアバッグを標準装備。6×4セミトラクタに国内最高600PSのV型10気筒自然吸気エンジン10TD1を設定。4バッグエアサス搭載のギガマックス発売。ギガマックスはフロントのナンバープレートが通常よりも低い位置に取り付けられているのが特徴である。

2000年:平成11年排出ガス規制に適合。エンジンは、V型が12PE1から8TD1に変更し、直6が6WA1から6WF1・6WG1に変更した。

また、この辺りからオフロードキャブ車のフロントバンパーが専用品からハイウェィキャブ用のエアダムなしの小型タイプのバンパーを流用するようになった(ヘッドライト部分は目潰ししてある)。

2003年6月:マイナーチェンジで平成13年騒音規制に適合。セミトラクタ以外にもフルエアブレーキを標準化し自然吸気のV型エンジンがラインアップから外されインタークーラーターボエンジンにいち早く統一。スムーサーG設定。

2003年11月:6WF1型エンジン搭載車に平成16年排出ガス規制(新短期排出ガス規制)適合車を追加設定。

2004年:完成車「Gカーゴ」の設定。

2005年8月:マイナーチェンジで灯火器の保安基準適合(オフロードキャブを廃止)。フロントウインカーの面積を2分割し、外側をウインカー、奥側をフォグランプとした。バンパー横にオレンジ色のリフレクターを追加。全車フロントナンバープレートの位置をヘッドライトのある段に統一。平成16年排出ガス規制(新短期排出ガス規制)に完全対応させる。6SD1型エンジンを6UZ1型エンジンに代替。コスト削減の為に全輪駆動車が提携関係にある日野自動車プロフィアと同様、生産中止となった。全輪駆動車が必要とされる除雪車や農畜車輌などの需要にはプロフィアと同じく、UDトラックス(旧:日産ディーゼル)からクオンの全輪駆動車のOEM供給を受ける事で対応している。

2006年4月1日:6UZ1型エンジン搭載車に平成17年排出ガス規制適合車を追加。完成車「Gカーゴ」の装備拡充およびショートキャブ・ルーフベッド付きの「スーパーGカーゴ」の追加設定



2007年3月:6UZ1型エンジン搭載車が先行してマイナーチェンジ。PDG-C##系。フロントグリルのデザインを“6キューブ”と呼ばれるものへ変更。全車型が新長期排出ガス規制適合、主力車型に平成27年度燃費基準達成車を設定する。ミリ波レーダー車間距離警報装置、同クルーズコントロールを「VAT」として新開発。

2007年6月:6WG1型エンジン搭載車も遅れてマイナーチェンジ。トラクタには電子式車両姿勢制御システム(IESC)を新たに採用。6WF1型エンジンは廃止。

2007年10月:危険走行時に自動的に減速し衝突被害を軽減するプリクラッシュブレーキを開発。IESCを単車にも展開。

2009年2月:カーゴ系車両用ミラーが空力形状となり、ドアウインカーが法規対応(ECE/R48)のため小型化された。また、「VAT」に側方監視モニターを追加した。

2010年5月17日:ビッグマイナーチェンジ。日野と共同開発した尿素SCRシステムにDPDを組み合わせ、平成21年排出ガス規制に適合。単車は原則として6UZ1型エンジンに統一。ダンプ(CXZ・CYZ)には新たに副変速機付き16段MTを設定。キャブはフロントグリル面積を拡大しエンジン冷却性能を高め、ヘッドライトをフォワード増トン仕様車と同一の物に変更。また、22.5インチホイールをJIS規格の8スタッドからISO規格の10スタッドに変更。

2015年にカーゴ系がモデルチェンジ、2016年にトラクタ系も2代目にバトンタッチしている。


2代目(単車系2015年-、トラクタ2016年-2023年)編集

2015年10月に初のフルモデルチェンジ、第44回東京モーターショーでワールドプレミアとして発表、半年後の2016年4月にトラクタ系もモデルチェンジされる。大型トラックで同一車名でのフルモデルチェンジはこれが初となる(プロフィアの場合はスーパードルフィン→スーパードルフィンプロフィア→プロフィアなので、厳密にいえば同一車名には当たらない)。後にモデルチェンジする他メーカーの車両はキャブ(の骨格部分)を先代からキャリーオーバーしている車種が殆どだが、本車両は骨格部分は2007年モデルチェンジのフォワードワイドキャブ車と共用している。

2017 Isuzu Giga Custom


3代目(トラクタのみ2023年-)編集

2023年3月にトラクタのみフルモデルチェンジ。UDトラックスとの共同開発。


ギガFUEL CELL編集

2023年に発表したCYJベースの燃料電池車Hondaのパワーユニットを搭載し、航続距離は800km以上を達成している。2023年12月から2024年9月まで公道試験走行を行い、2027年までの実用化を目指している。


ラインナップ編集


CVR(4×2)

CXK(6×2R)NKサス

CXM(6×2R)

CYM(6×2R)GVW20t超

CYL(6×2R)GVW20t超・エアサス

CXG(6×2F)

CXE(6×2F)エアサス

CYG(6×2F)GVW20t超

CYE(6×2F)GVW20t超・エアサス

CXZ(6×4)

CYZ(6×4)GVW20t超

CYY(6×4)GVW20t超・エアサス

CVZ(低床6×4)GVW18t仕様

CXZ-J(低床6×4)

CYZ-J(低床6×4)GVW20t超

CYY-J(低床6×4)GVW20t超・エアサス

CXH(低床8×4)

CYH(低床8×4)GVW20t超

CYJ(低床8×4)GVW20t超・エアサス

CVS(4×4)除雪車専用シャーシ

CXW(6×6)除雪車専用シャーシ

CYW(6×6)GVW20t超・除雪車専用シャーシ

EXR(4×2セミトラクタ)

EXD(4×2セミトラクタ)エアサス

EXZ(6×4セミトラクタ)

EXY(6×4セミトラクタ)エアサス

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