概説
もともとは1969年10月から1970年9月にかけて、土曜19:30-20:30に放送された「なんでもやりまショー」という、何とも身も蓋もない番組のワンコーナーとして放送されたものだった。その後独立した番組となったものの、半年で打ち切られてしまった。
その後2度、タイトルを変えた上で復活したものの、どちらも半年で打ち切られた。結局定着したのは、1974年に「木曜スペシャル」という特番枠のプログラムに組み込まれてからであった。
全国各地でロケを行い、ロケ地の一般人やターゲットの芸能人を仕掛け人がだましたり仕込みで驚かせ、ターゲットが驚いたところでプラカード担当の野呂圭介が「どっきりカメラ NTV」と書かれたプラカードを持って登場、ドッキリであったことを明かすという構成。
いたずらの内容は当時からしてもかなり過激、ブラックなものが多く(三分間写真で写真を撮影するとチンパンジーの顔や「あなたの顔は撮影できません」と書かれた紙が出てくるなど)、ターゲットにされた一般人が激怒して野呂を暴行するなどの展開になることも多かった。
1989年、野呂が勇退することになったのに伴い終了した。その後、1度だけリメイク版が放送されている。
余談
- 人にいたずらを仕掛けて驚かせるという意味の「ドッキリ」の語はこの番組由来である。
- 俳優兼お笑い芸人の玉川良一が、熊の着ぐるみを着て人様を驚かす、と言う企画があったが、実はこれには裏があり、玉川の方が、猟師の恰好をした人に猟銃(のレプリカ)を突きつけられ、その反応を見るという、いわゆる、ひとつの逆ドッキリだった。そして玉川は見事に騙され、「俺だよ俺だよ、玉川だよ!」と絶叫して命乞いするハメになってしまったのだった。そしてこのドッキリ(逆ドッキリ)は、日テレのバラエティ番組の歴史を語る上では何となく外せない、「伝説」になってしまっている。
関連タグ
アイカツフレンズ!:本編でパロディ化されている。タイトルも「どっきりショータイム」となっている。
キシフォート:大田区蒲田を本拠とするディスカウント・チェーン。1962年、戸越銀座(品川区)で創業し、「どっきりカメラのキシフォート」として知られる。