解説
「にゃんけい」とは、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の登場人………ではなく、猫である。
本編で端々に登場し、龍潭寺のシーンではよく人間たちの会話の合間に鳴き声が入っている。
主に南渓和尚の懐に抱っこされていたため、ファンから「にゃんけい」、もしくは「にゃんけい和尚」と呼ばれ親しまれるようになった。
この呼称はNHKにも認知され、番組公式サイト(現在は閉鎖)にも「きょうのにゃんけい」と題した動画がアップされるに至った。
その自由気ままで可愛らしい様は、時たま緊迫感が満ち、陰鬱な展開となる物語の、和みかつ癒し的存在となっていた。
ちなみに最初に出てきた茶トラ「のん」と「りの」が特に「初代にゃんけい」として親しまれている。
物語が進むと世代交代し、様々なにゃんけいが登場した。
二代目以降は複数匹同時での出演が多い。
以下、そんな重要でもないかもしれないけども、一応ネタバレ。
本作品のラストシーンを飾ったのが、この「にゃんけい」になる。
そんなエンディングとなった。
ちなみに、作品内では約40年もの時が経っており、にゃんけいは既に「この世のものではない」。
つまりはこの場所は「あの世」という事になる。
その前のシーンで登場したこの三人は、諸々の事情により、あちらに行ってしまっている。
そのため、「三人がいない」にゃんけいがいる場所は「こちら」なのである、という話だそうな。