概要
「昊天」とは、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の登場人物である。
本作品の舞台の一つである「龍潭寺」の僧侶であり、主人公の「おとわ:次郎法師:井伊直虎」の兄弟子である。
史実の人物である「昊天宗建」がモデルである。
ちなみに主に中華圏の投稿者により、よく「昊天」タグが使用されているが、使用意図が不明な為、本記事では触れないこととする。
解説
演:小松和重
「井伊直親」と「小野政次」は、それぞれ「亀之丞」と「鶴丸」であった頃から手習いを教えていた。
後には「亥之介」や「中野直久」、そして「虎松」の手習いも教えている。
そして同じように手習いを教えていた「おとわ」は、「次郎法師」としてその兄弟子となり、「井伊直虎」となった後もその仲は続いた。
温厚で人当たりの良い、優しげな雰囲気を持っており、その一方で時として直虎に静かに窘めたり厳しく渇を入れていた。
そしてその様から、ファンからはよく「オカンみ溢れる昊天さん」と呼ばれていた。
西国で薬学を修め、その知識は戦での負傷者の治療、そして「龍雲丸の蘇生」や「瀬戸方久による弟子入り」などの形で、各場面で生かされた。
実は「槍の達人」の設定がある。
傑山ほどその設定は用いられていないが、本編では「私の槍………(呆気)」の場面で、ほんの少ーしだけ触れられた。
「父親」的存在の「傑山」と共に、兄弟子として直虎を支えて行くことになる。
史実では
ドラマでは槍であったが、史実では「長刀(もしくは薙刀)の達人」。
傑山と共に南渓により、「小牧・長久手の戦い」にて「井伊直政」の隊に遣わされ、池田恒興と森長可の両隊を討つことに貢献した、とされている。
龍潭寺歴代住職(南渓・傑山・昊天)|井伊家の歴史|遠州の古刹 龍潭寺
ちなみに実は南渓が二世(二代目)住職、傑山が三世(三代目)住職であり、
傑山と昊天の没年に約50年の差があるため、
ドラマとは異なり、実際の昊天の年齢はかなりの年下である、と推察されている。