概要
てんとう虫コミックス第32巻及び、藤子・F・不二雄大全集11巻に収録。
指定した品物を欲しがっている人を探し出すための機械。品物を見せて記憶させておくと、その品物を欲しがっている人を探知すると「ペコペコペコ」と音を鳴らして知らせる。目当ての人に接近すると、機械に備え付けられている吸盤付きの矢「ガイドアロー」が発射されてその人に命中させる。ただし、その人に買う資金などがあるかまではわからない。
「恐怖のジャイアンピザ」では悍ましいレベルの代物であるジャイアンピザを食べたいと思う人を探そうと使用するもジャイアンピザを食べたい人は地球上におらず、探索範囲を宇宙まで広げてようやくその相手を見つけたがその相手は宇宙人であり宇宙人達には大ウケだった。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1983年6月24日放送。
- 道を歩いていて子猫を見つける描写はカットされ、子猫の飼い主を誰にするか悩む場面には、ジャイアンとスネ夫も一緒にいる。そして、スネ夫はインコ、ジャイアンはムクをインコを理由に子猫を飼うのを拒み、誰も飼い手がないと分かるとそれぞれ塾と店の手伝いを理由に退散していった。
- のび太が部屋に入って来た時、ドラえもんは漫画を読んで大笑いしていた。
- 玉夫おじさんは何枚もドラえもんに車のパンフレットを渡しており、これを渡されたドラえもんは原作のセリフに加え「どら焼きだってなかなか買えないのに」とも言っている。
- 車を欲しがっていた漫画家の男性を見つけるまで、ドラえもんとのび太は塀や屋根の上をあちこち移動してヘトヘトになっている。
- 子猫の飼い主が見つかった後、通りかかったジャイアンがドラえもん達の会話を聞き、自分の新曲ができたので、ファンを100人見つけることを命じて来た。だが、ドラえもんとのび太は「ジャイアンの歌が分かる人なんて世界中どこ探し回ったって見つかるはずないよ~!」と叫びながら逃げ出した。
水田版
- 2016年9月9日放送。
- 今回も大山版と同じく冒頭にはジャイアンとスネ夫が登場しているが、途中からやってきており、しずかに子猫を飼えないか聞かれた際も大山版と同じ理由で断っているが、スネ夫のペットはチルチルに修正されている。
- のび太が部屋に入ってくるまで、ドラえもんはけん玉をしており、上手くけん先に乗せれたタイミングでのび太が部屋に入って来た。
- 漫画家の男性はガイドアローが当たる前まで公園の蛇口で水を飲んでいて、頭にバンダナはまいていない。
- 二番目に見つけた車を欲しがっていた男性の元へはドラえもんとのび太が玉夫おじさんを直接連れて行っている。
- ドラえもんとのび太が再び子猫の元に向かうと、子猫は空き箱で作られた簡易なベッドの中に入っており、しずかはのび太にこれを作ってあげたの?と聞かれたが、おそらくジャイアンかスネ夫だと答えている。
- 漫画家の男性は自分の現状を話した後、「喉が渇くたびに公園に行くから足腰だけ強くなちゃって...」と自虐もつぶやいている。ドラえもんとのび太はこの後、ほしい人探知機で厚化粧の太った女性の家にも行くが、激しく吠える大型犬が3匹もいて、子猫も嫌がったため、断念した。
- その後、ドラえもんとのび太は再び空地に戻り、そこにいたしずかから子猫のベッドを作ったのはジャイアンとスネ夫ではないと聞かされ、タイムテレビでベッドを作った人を確認すると、作ったのは先ほどの漫画家の男性で、牛乳まで分け与えていたことが分かり、ドラえもんとのび太はこの男性に子猫を飼ってもらおうと決心した。
- そして再び男性の元を訪れ、「一番自信のあるやつ見せて!」と彼の漫画をほしい人探知機に記憶させた。