概要
キュアソードこと剣崎真琴が不憫な目に遭っている作品につけられるタグ。
実際本編中でも、トランプ王国最後の生き残りのプリキュアという肩書きを持ちながらも意外と不憫な目に合う場面が多かったりする。
具体例
- 第1話冒頭でいきなり触手に絡まれたせいで放送直後から触手に絡まれるR-18絵が多く投稿され、亡国の戦士というイメージも併せてまこぴーをいぢめ隊なるタグが誕生する。
- 1話で蟹ジコチューに鋏で挟まれ、更に11話で携帯魔中年のボディに挟まれるというシュールな攻撃を喰らったことから「挟まれキャラ」という不名誉な立ち位置を獲得。しかもその際、バイブレーション機能で苦しんだことにより、またもR-18イラストが増加。
- 11話でラブハートアローを用いた必殺技を習得したが、ロゼッタは防御、ダイヤモンドは敵の動きを封じる、ハートはトドメと、他の3人はそれぞれ華がある役割になっているにもかかわらず、ソードの技だけその合間の牽制程度の役割しか与えられていない。
- そのラブハートアローを用いた強化必殺技:スパークルソードが、強化前のホーリーソードと比べて変化がさほど見られず、やはり牽制にしか使われない。他の3人と比べても一番変化に乏しい。
- たまに牽制でなく浄化のために使おうとすれば「スパークルソードが効かない!?」など完全に技自体も噛ませ化しており、あげく視聴者からは「いつもどおりじゃん」と突っ込まれてしまっている。翌週スパークルソードで念願の浄化を果たした際にはむしろ視聴者がざわつく始末である。
- マリー・アンジュ王女とかなり親密な仲だったらしいにも拘らず、婚約者がいたことを聞かされていなかった。
- 24話がせっかくの主役回で内容もいい話だったにもかかわらず、翌25話の予告がアレなせいで「全部セバスチャンに持ってかれた」との感想が多発する。
- 30話ではドラゴンに変身したメランの火炎ブレスによって、マナたちの髪がチリチリになったギャグ描写が描かれるが、他の4人は髪型の原型をとどめているのに、真琴だけは完全なアフロにされていた。
- 31話にて新アイテムマジカルラブリーパッドによる新必殺技プリキュアラブリーストレートフラッシュの新バンクが追加されたが、まこぴーのカットが顔の光の当たり方とアングルのせいかどう見ても悪人面と話題になってしまう。
- 35話の主役回が「虫歯になって歯医者が怖い」というストーリー。それはそれで重要なストーリーではあったのだが、それまで続いてきた亜久里、ありす、六花の主役回の展開と比べるとなんとも扱いが悪い感が否めなかった。
- 36話にて図らずともおしりパンチを放った六花。大ジャンプした六花をハートとロゼッタは上手く受け止めたが、まこぴーは何故か頭で受け止めるという結果に。しかもセリフによるフォローは一切無し
- 43話では亜久里を元気つけるために仲間達と共にマナの家でお泊りすることになったが、ババ抜きで最後にジョーカーを引いてしまっている。
- そして極め付けは最終回の第49話。慕っていた王女は完全に亜久里・レジーナ・アイちゃんの3人に分裂してしまい統合は不可能になってしまった。王女が消滅する運命にあることを知った真琴の悲しみはかなり深く「もう二度と笑うことができない!」とさえ言ってしまうほどだった。
実は優遇?
キュアソードは牽制役というのは不遇ネタに扱われがちだが、活躍のさせ方が思いつかないから牽制でもやらせとけみたいなやっつけ演出ではなく、「牽制技で仲間を助ける役目のプリキュア」として意図的に設定されていると言う方が正しい。
地味で華がない役割なのは否めないが、牽制技なので必殺技使用頻度が高く、実はキュアハートと同レベルにアクション描写が多い。
話が進むにつれソードの牽制に意味があるような演出が地味ながらも描かれることが多くなっており、牽制技で目立たせる工夫を製作側も試行錯誤している様子も窺える。
このことから戦闘シーンでは優遇枠という見方もある。
一人で戦うと地味でヘタレっぽいが、チームワーク戦術をとると輝くのがキュアソードの戦闘スタイルだ。
牽制技で仲間を助けるプリキュアが、最後の生き残りだったという第一話冒頭の状況こそが不遇の極みだったのかも知れない。
改善
攻撃技はマジカルラブリーパッドでの新技「ソードハリケーン」を取得。派手で高威力かつ汎用性の高い技を得ており、上記の不憫な点が改善されている
40話の主役回では、新曲を戦闘中に披露する名シーンを演じる。
料理の腕は誕生日ケーキを作れるほどに上達。(42話)
47話では対峙したベールに対して「私が斬るのはあなたじゃない。断ち切るのは弱さ、切り開くは未来! 心を貫く勇気の刃、それが私! 王女様からもらった名前、キュアソードよ!」と啖呵を切り、久々に孤高の戦士ぶりを見せた。
48話では相当数のジコチューの中に単身突入して生き残り、最後にはキュアハートが討ち洩らした最後のジコチュー細胞を討ち取って、この戦いを引き起こした元凶を見事に裁いた。
49話(最終回)では上述の王女を失った悲しみを乗り越え、笑顔でコンサートに臨む真琴の姿があった。
…と終盤になって、だいぶ彼女の扱いも改善されている。
それでもたまにコミカルなシーンがあるが、それは他のキャラクターにも言えることなので気にしないでおこう。