概要
もしものアニメ【コント】とは、2022年6月から活動しているYouTubeアニメチャンネルである。TikTokでも動画が投稿されている。
「もしこんなキャラがいたら、もしこんなシチュエーションがあったら、そんな設定を手描きアニメのオリジナルコント」を目的として投稿している。また、視聴者によるコメントでのリクエストに応えている。
代表シリーズは「勇者と魔王シリーズ」。不定期で「デスゲームシリーズ」も。他には「学校あるある」「昔話・童話のパロディ」など。この代表シリーズが人気のため、ほぼ「勇者と魔王シリーズ」を多く投稿している。そのため、他シリーズも投稿していなかったため、作者の判断でサブチャンネル2024年8月から「もしものアニメ2nd【コント】」を誕生している。
シリーズ
「勇者と魔王シリーズ」
ここではない世界の“勇者らしくない勇者”と“魔王らしくない魔王”を描いた物語。
一つの世界観でストーリーをなぞっていく。投稿順が時系列となっておらずランダムだが、時系列順に再編された再生リストがある。ストーリーこそ存在するが、シリーズ自体が本質的にコントアニメであるため全体的にギャグ色が強い。シリーズ当初は世界観を共有する単発のコントアニメ群としての側面が強かった。
「デスゲームシリーズ」
脱サラして親からお金を借りてデスゲーム運営をしている冴えないデスゲームマスターを中心とするシリーズ。2023年8月からメインからサブに移動となり、サブチャンネルで再開することになった。
世界観
- はじまりの村
現代勇者の故郷で、村長(先代勇者)が住む村。魔王城の裏にあり、先代勇者(村長)が開墾して築いた。そのため、周囲にはギガンテスやボストロールのような高位の魔物が当たり前のように跋扈している。村長(先代勇者)自身の圧倒的な抑止力により、その立地にもかかわらず魔王には目溢しされている。
- はじまりの国(王国)
人間が住む地域を治める王国。特定の血筋の者が国王に任命された「勇者」として魔王討伐の任を負う。100年前には王都が魔王と六大将軍に直接襲撃されたことがある。
- カサドラ
魔法研究が盛んな「魔法都市」。魔法使い(メーア)の故郷であり、彼女が学んだ魔法学校もここに位置する。魔王に滅ぼされたというが、魔王も側近も覚えがないという。
- 魔王城及び魔王領
魔王の居城及び魔王の支配領域。魔王城の後ろには山があり、そこにスライム(僧侶)が落ちた井戸もある。100年前までは魔王自前の城であったが、諸般の事情で現在は賃貸の城となっている。
魔王領は、人間側から求められた100年前の「世界の半分」取引によって従来の256分の1にまで縮小してしまっている。
- ベルマーク国
小島にあるとされている。小島と言われているため、海のどこかにあるものと考えられる。城にはベルマーク王が住んでおり、集めたベルマークを交換してくれるらしい。
- 教会
いわゆる「セーブ」を行える施設。例に漏れず、命を落とした際に最後にセーブした教会で復活できる。勇者パーティでなくても利用可能。なお、町で処刑が行われる際は、その町における受刑者の「冒険の書」が燃やされてしまうため、その町で最後にセーブをしていると二度と復活ができなくなる(別の町でセーブしていれば問題ない)。
- 魔法
一部の人間や魔族の中には、30歳に達した時点で童貞であれば魔法の力に目覚める者がいる。全ての者が魔法に目覚めるわけではない。
キャラクター
「勇者と魔王シリーズ」
勇者パーティ(現代)
メンバーは現代勇者(ジューク)、戦士(ドウ)、魔法使い(メーア)、僧侶(ライム)、商人、賢者/バーサーカー、刺青彫師、吟遊詩人(音楽家)、石工(石工以外は加入順)。
規格外な賢者/バーサーカーを除いてまともに戦力として数えられるのは商人だけであり、残りの面々は半人前以下という弱小パーティ。
- 現代勇者(ジューク)
この世界の現代における勇者にして、この物語の主人公。
捨て子であったが、村長(先代勇者)に拾われ育った。「魔法の天才のじいちゃん」もいるらしい。従来の勇者の血統でないにもかかわらず、村長が抜いた勇者の剣を渡され現代の勇者の任を押し付けられた。
基本的に怠惰で自己中心的。仲間の扱いもぞんざい。旅の原動力も初期の時系列を除いてほとんどは村長への苦手意識で、事あるごとに勇者の任を放棄しニート生活を送ろうとするが、結局は毎度の如く旅を再開する羽目になっている。
勇者の剣を売り払ったり、自身への仲間からの恨み辛みによってパーティの人数が上限に達した際は真っ先に酒場に預けられたりするなど、勇者らしからぬ行動や扱われ方も目立つ。
先述の通り、勇者の資質がない只人であるため非常に弱い。初期の時系列ではそもそも勇者の剣をまともに振るうことすらできず、スライムにすら負けるほど。中盤〜後半の時系列では様々な出来事を経てある程度は戦えるようになったが、仲間が増えてもなおパーティ内最弱の地位をほしいままにしている。
「超絶ダイナミック勇者モード」という髪が金色になるという強化形態が存在するが、実の所は道中手に入れた「プラセボの剣」を伝説の剣だと強く思い込んだことによって髪の色が変わっただけに過ぎない(プラシーボ効果)。一応バイキルトは使えるようになるらしいが、2重に重ね掛けするのが関の山。
乏しい戦闘力と引き換えに商才には優れ、ちからの種の(違法)栽培や経験値稼ぎ向けのメタルスライム牧場で財を成した。が、その度にデスペナルティで大金を失う、莫大な借金を抱える、などの災難に見舞われる。ちなみに死に慣れているので普通に会話できる。
最終的には魔王を封印し新たな勇者の血統を創始したようだが、末裔が魔王に勝負を挑んだ時点で嫡流は途絶えた模様。
ちなみに、「勇者と魔王シリーズ」に属さない単発動画に同じ見た目の勇者が登場するが、デザインを流用しただけの別キャラである。
- 戦士(ドウ)
王都出身の元王国兵。
先代勇者パーティの賢者の末裔でもある。現代勇者のボケに対するツッコミに回ることが多い。キングナイト直属の軍長であったが、人工ミミックの開発などの国家機密を知ってしまったとみなされたからか、国王から現代勇者への餞別として軍資金3億ゴールドともに現代勇者最初の仲間として加わる。
通常攻撃が「まじん斬り」で、MP(マジックポイント)を消費する「特技」もまじん斬りしか覚えていないなど、とにかくにまじん斬りで「かいしんのいちげき」を叩き出すことに固執するため、基本的に攻撃がほとんど当たらない(そもそも軍長の地位も、メタル軍団との戦いでまじん斬りを駆使して武功を挙げたことによって得たもの)。
童貞であるため、30歳に近づくにつれMPの最大値が急成長を遂げているらしく、ゆくゆくは魔法戦士として活躍することを夢見ている。また、自身の死体を砂漠の只中や迷いの森に1ヶ月近く放置され、腐ってしまったことがある。
- 魔法使い(メーア)
魔王に滅ぼされたという魔法都市カサドラの出身で、そこの魔法学校を卒業している。
魔法使いでありながら多分野に明るい科学者でもあり、現代勇者の頼みでちからの種の栽培技術(違法)やメタルスライムの養殖技術、メディ◯ルマシンの製造法などを提供し、現代勇者パーティの稼ぎに貢献している。メカバーンに乗っていたところを現代勇者と戦士に倒された後、勇者を追いかけ半ば無理やり加入した。
しかし、魔法学校時代に座学ばかりにかまけて実践練習をほとんどしていなかったため、覚えている魔法の種類は多いが、MPの最大値が一般的な魔法使いの10分の1ほどしかない上、現代勇者ほどではないが、時折見栄のために嘘をつくこともある。また、なぜか毒針の扱いに秀で、あらゆる魔物を9割方急所を突いて即死させることができ、戦士とともにパーティの火力の要となっている。
- 僧侶(ライム)
現代勇者パーティの僧侶ではあるが、その正体は、
魔王から人間の女の姿を授けられただけのスライム。
そのため回復魔法の素質がなく、蘇生呪文ザオラルに100回連続失敗することすらある。むしろスライムの特性から体当たりやかみつきなどの体術(?)の方が優れており、魔物の気配を察知することもできる。魔王城での最初の戦いで女僧侶の姿で颯爽と現れそのままパーティに加入するも、たいあたりの反動ダメージであっさり沈んだ。
(なぜか魔王城近辺に配属された)一介のスライムとして先代勇者パーティと闘って負け、心を入れ替え人間のために尽くすことを誓ったが、その直後に魔王城の裏山の井戸に落下。現代になって現代勇者が井戸から魔王城に向かって掘った横穴からようやく脱出したものの、魔王城に戻ると魔王軍から除籍されていた。
これに関する魔王との争議の末、現代勇者を魔王城に誘導した褒章と100年間井戸に放置した賠償として、側近による変身呪文モシャスと魔王の持つ「変化の杖」の譲渡により人間の姿を手に入れた。(また、魔王軍に敵対することもこのとき認められた)。なお、「ライム」の名は単身スライムの隠れ里を訪れた際にそこの村長に授けられたものであり、シリーズでは名前がなかった期間のほうが長い。
- 商人
某商人似の中年男性の商人。店で購入した商品を定価の倍以上で転売して生計を立てている転売ヤー。既婚者で、妻を店に置いてきている。エルフの国で悪質転売によって流通に悪影響を及ぼした罪で投獄されていたところに現代勇者パーティが牢に入れられ、脱獄作戦に乗るために無許可でパーティに加入した。
金に物を言わせて強力な武器やアイテムを使えるため、弱小の現代勇者パーティの中では賢者/バーサーカーに次いで戦闘能力が高い。このため賢者/バーサーカーを除くパーティ全員が遊び人に転職し使い物にならなくなった際にはパーティ唯一の戦闘要因として最前線で活躍させられた。
また、女性だけの国で下着泥棒の濡れ衣を着せられ投獄された際には見捨てられそうになるなど、不憫な扱いが目立つが、メタルスライムの養殖法を情報商材として他の業者に公開したことによって現代勇者が莫大な借金を抱え、冒険への再出発を余儀なくされた原因でもある。
- 賢者/バーサーカー
「世界の半分」取引で魔王領に編入された「やばい戦闘民族がいる島」出身の大男。職業上は賢者。
賢者であるにもかかわらずその実態は肉弾戦が主体の「バーサーカー」で、知能も高くなく、呪文も自身へのバイキルトしか使わないほか、基本的に現代勇者の命令にしか従わない(現代勇者が酒場に預けられている間に他メンバーと打ち解けてはいる)。
とはいえ戦闘民族だけあって桁違いの実力を持ち、半人前集団の現代勇者パーティではぶっちぎりの最強格である。体格も他メンバーより一回り大きく、体型も筋骨隆々の逆三角形をしている。また、昼間の仮眠で数日間に渡って活動することもできる。
当初は魔王軍四天王の「戦闘狂キャラ枠」として暗黒騎士によって故郷の島から連れられてきたが、道中暴れるたびに暗黒騎士が全力で相手をしてしつけ、(先代勇者に力の一部を封印されているとはいえ)あまつさえ上司である魔王を逆に襲ってしまうといった、闘って命を奪う相手は強者であれば人間も魔物も見境がなく、言葉もカタコトでしか話せないという有様だった。
しかし、魔王によって退散呪文バシルーラで吹き飛ばされたことで魔王自身は事なきを得たが、吹き飛ばされた先にいたのは現代勇者パーティだった。その後、知能を上げて凶暴性を抑えるためにパーティがちょうど手に入れた悟りの書を使って、紆余曲折ありつつも商人に連れられた闇転職屋で賢者としてパーティに加わることとなった。最近ではどんどん知能が上がり勇者と二人きりの時にはツッコミを頑張らないといけないと話しているなど知能が上がっている。
フシノ将軍曰く「勇者のなり損ない」らしいが…?
魔王軍
- 魔王
この世界における魔物の王。普段は第4形態の姿である。本名があるが「魔王らしくない名前なので知られたくない」らしい。
魔王の仕事は書類仕事や大家さんに延滞の謝罪などしている。元々魔王領土は大きかったが256分の1の魔王の領土が勇者に奪われていることでなげいている。そのため、給料やお金が無くなるので人間界に行ってバイトやルイーダの酒場に登録して賞金を得て切羽詰まった生活をしている。
魔王なのに復活ができるできて、先代勇者の時に自分も復活したいと教会に行ったら復活できるようになった。
わりと自由な方でカジノや魔王城の掃除などもしている。
最近は魔王の日常シリーズが出始めた。
- 側近
魔王の側近。自分がめんどくさい仕事を魔王に無理やり押し付けている。
強さは魔王を倒せるレベルはあるが先代勇者には負ける。
100年前に部下のクレームを魔王から命令で伝える際、部下に伝え方が悪くストライキが起きた。
- 暗黒騎士
幹部格の魔王軍の騎士。絵が他のキャラよりこだわっている。
六代将軍の封印や強いやつをスカウトするためよく出張している。
強さはバーサーカーを全力で相手するぐらいのレベル。
先代勇者がいた時はまだ新人だった。
勇者が運営しているメタスラ牧場によく出入りしている常連さんとなっている。
- ヴラド翁
魔王軍最強の魔導士。本当は剣士である。魔王の師匠。元々封印されていた。
勇者とバーサーカーに封印の剣で抜こうとしていたが、一部外れてしまい、アロンアルファを付けられた。
再封印されるときに暗黒騎士にたすけてもらった。師匠封印を解いた時にアロンアルファで首が傾いている。
星の杖(オルガノン)を持っているがセンスのない杖を持っている。ただし、魔王は装備できなく、使えない。
- キラーマシン零
六代将軍の一人。ロボット。魔法使いが見つけて、復活させてしまったが負けて捨てられた。ヴラド翁に杖を探してきた次いでに拾ってきた。
強さは1ターンが100回行動ができる。愛を理解することを可能。
欠点はコンセントや充電式なのでなくなると動かない。
*四天王
- コピー使い
四天王外注で依頼受けた四天王。特殊能力はコピー能力で相手のワザを再現できる。
ただ、コピーするのに2年掛かるというデメリットがある。
料理大会ではお料理仮面として参加していた。
- 呪術使い
四天王外注で依頼受けた四天王。
強さは勇者をだまして、鎧や扉などくっつけてマヒ状態にして一同装備したら外せなくてぐらいでお払いができないぐらいである。やりも持っていてそのやり自体も呪いで肉体が蒸発させることができる。
- 召喚術師
四天王外注で依頼受けた四天王。
普段は王国内でモジャス(変身)して住んでいる模様。
強さは召喚だが代償がある。行為召喚獣は召喚術師の卒業した社会の中根先生を呼び出せるだけで強くない。他の先生も出せる。
- 予知使い
四天王唯一の正社員で最弱の四天王の一人。欠員補充のため無理やり入れられた。
そのため強さも弱さに嘆いて退職した。
ストーリー内では30回じゃんけんをして勝利していたがキレた勇者により消し飛ばされた。
- 部下
スライムやギガンテスやメガンテスなどいる。定時になったらすぐに帰る。幹部格は残業代を稼ぎたいためわざと残って働いている。そのため、一部部下は幹部格がいるせいで定時になっても幹部がいるため帰りずらいと魔王にクレームを入れている。
夜勤兵もいて、お化け系とゾンビ系が在籍している。
21時からの仕事は仕事したくなく、みんなが昼間遊び過ぎて昼夜逆転しているため日中勤務している。
王国軍
- 王様
勇者RPGあるあるによくいる王様。意外と気前が良く、支度金や勇者補助金など出している。そのため、現勇者にも見守っている。
ちなみに報連相が苦手で主人公から「時間返せこの野郎」と言われてしまった。
- キングナイト
王国軍の謎の人物。元魔王軍でスライムナイトのナイトの一人であった。
もちろん元魔王軍の一人なので王国に有利な戦いや魔王軍の欠点を教えて、戦略を立てている。
魔王軍時代は学校に通っており、スライムナイトクラスに通っていた。スライムナイトのスライムがなかったため、魔王と組んでいたこともある。
- フシノ将軍
見た目はおばあちゃんだが、その正体は美食珍間国宝兼第二将軍。
普通にクソ強い。
先代勇者パーティ
- 先代勇者(村長)
勇者と魔王シリーズの元勇者兼魔王城の裏にある村の村長。
魔王を戦うときにめんどくさくなって、その上王国に戻るとあまりの強さに処刑されるので魔王城の裏に村を作った。
現勇者をなんとか、補助金のために駆り出させている張本人。
レベルは魔王よりもかなり強く魔王ですらお手上げレベルの持ち主。年をとっても健在である。
魔王との関係は(無理やりであるが)仲いいほう。
- パラディン
先代勇者パーティの戦士。
国に婚約者がいるため帰った。
- 先代賢者
ツッコミ賢者。
封印させたことに伝説の賢者として手柄にいいと先代勇者に言われ国に帰った。
その他
大家さん
魔王が借りている賃貸城(魔王城)の大家さん。なかなか払ってくれないので担保して持って帰っている。
魔王軍でも総力しても勝てず、北の世界樹林に町っとした軍隊を持っている。
デスゲームシリーズ
デス・マスター
デスゲームシリーズの主人公であり開催者である。本名は井上まさしである。デスゲーム運営のために脱サラし、親からお金を借りて運営をしている。やはり親のお金だけでは足りず、コンビニバイトでフリーターとして、社会復帰している。
実はお面でなく、本当の顔である。
最後のEDを担当をしている。