龍魂珠が最初に生み出したディスペクター、アイアンラビットンボは、すべての可能性を持ったディスペクターであった。そして、全てのディスペクターが倒され龍魂珠も討たれた後も生き残った最後のディスペクターとなった。
効果
アイアンラビットンボ |
R 自然文明 コスト5 |
クリーチャー:ディスペクター 5000 |
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) |
マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる) |
このクリーチャーは、すべての文明を持つ。 |
概要
『黄金戦略!!デュエキングMAX 2022』にて登場したディスペクター。
カードそのものは自然単色だが、バトルゾーンでは全ての文明を持つクリーチャーとなる。
場の文明を参照するカードと相性が良いが、それ以外は特筆すべき効果を持たない。
一応ディスペクターのEXライフは持っており、場持ちの良さはあり、マッハファイターで低パワークリーチャーを倒す事は可能。
このクリーチャーの最大の利点、それは全ての秘伝呪文に対応できる点。
特に王秘伝はどれも強力であり、条件を簡単に満たせるのは無視できない要素である。
文明指定の進化クリーチャーの進化元にも使える。
特に五文明全て揃える必要がある愛の無限オーケストラを、このクリーチャー1体で進化元にできる。
今後の多色指定のカード次第で、更なる可能性が期待できる、正に全ての可能性を持ったディスペクターと言える。
背景ストーリー・活躍
始まりのディスペクターとされるクリーチャーには、原闘混成ボルシャックADEVEが既に存在している為、矛盾する様に思えるが、実はこのアイアンラビットンボはディスペクターとしての条件を満たしていない。
というのも、アイアンラビットンボはクリーチャーを合成素材とした存在ではなく、鉄+兎+トンボと、現実世界に存在する物を無理矢理合成した存在。
つまり、ディスペクターの『クリーチャー同士を合成した存在』という条件を満たさない、ディスペクターそのものをディスペクトしたクリーチャーなのである。
正体はディスペクターの合成技術を確立する為の実験体であり、この実験体からボルシャックADEVE完成に漕ぎ着けたと思われる。
ディスペクターでありながら超獣世界への敵意も無く、そもそも創造主は背景世界・アニメ共に滅んだも同然であり、イラストでは培養槽から飛び出しているので、どこかでひっそりと生き残っている模様。
そしてこのクリーチャーはジェンドルの被害者であり、同じく被害者である鬼札アバクはアイアンラビットンボに思うところがあり、アニメではアバクに懐いている描写がある。