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アシガラ(蒼き鋼のアルペジオ)

あしがら

『蒼き鋼のアルペジオ』の登場人物。人類に敵対している「霧の艦隊」と呼ばれる第二次世界大戦時代の艦の形状を模した艦艇群の中の一隻。原作漫画登場は第9巻。
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CV:三森すずこ


人物像編集

所属は「霧の艦隊」の東洋方面巡航艦隊でヒエイ配下の艦。

姉妹であり冷静なタイプのナチと共にイ401をつけ狙い撃沈に闘志を燃やす武闘派

重巡洋艦アシガラのメンタルモデル(人間の姿を模す意識体)。艦の形状は旧日本海軍の妙高型重巡洋艦三番艦の足柄を模している。メンタルモデルの容姿は頭に狼の顔の髪飾り(飢えた狼に因んだものであると思われる)を付け、女子高生の制服を着た少女姿。ただしこの服装はヒエイの生徒会ごっこを強要された副産物であるらしく、本来は和服姿であると思われる。髪型はぱっつんの黒髪ロング

好戦的性格の持ち主。策を弄するキリシマとは違いかなり単純で弾切れになるまで撃ちまくるタイプ(まあキリシマも撃破されるまではとりあえず全弾発射するタイプだったが)。ただし後述の自ら盾になるシーンや、アタゴに懇願しているシーンからも、職務には忠実で義理堅い面も窺える。


過去のイ401の戦闘傾向を参考に位置を推察する、ナチと連携して追いつめようとするなど頭が悪いわけではないようだが、戦闘中に熱中しすぎて周りが見えなくなる傾向があり、潜行時にクラインフィールドの展開すら忘れる、誘導経験値が不足している等大ざっぱな上にかなり残念な部分が作中描写に目立つ。イオナをして粗忽者と評され手玉に取られた上に弾頭弾で吹っ飛ばされて艦上から転落、海面に浮かぶ羽目になる。

この時、なぜ自分が負けたのか冷静に分析するもすぐに「あーもー!」と叫んで悔しがった。


弾切れを起こして後方で補給艦「シレトコ」から弾薬の補給作業中にイ401がヒエイ達の防衛網を突破してきたため、補給を強制中断して単艦迎撃に出る。だがイ401の攻撃から旗艦「コンゴウ」を護るために自ら盾となり大破轟沈。海底で傍観者に徹していた「アタゴ」を説得し、彼女に後を託して海の底へと沈んでいった。

ちなみにコアは無事であり、小さなメンタルモデルを形成して沈んだ自身の艦からなんとかナノマテリアルを回収(ただし魚雷一発分もない)、それをなぜ風呂敷包みで包んでいた。

その後、先に沈んで深海ザメに食べられていたハグロのコアを回収。そんな彼女に「バカ」「マヌケ」と言ったことを切っ掛けになんで沈んだのかと口喧嘩に発展。

結局似たような理由で沈んだことに改めて姉妹と実感。自分も含めて「バカ姉妹」と評したハグロに「栄えあるミョウコウ型姉妹にバカなどいないのだ!」と発言した。

その後、回収したナノマテリアルをハグロに分け与えメンタルモデルを形成させると、使えるナノマテリアル回収のために彼女が沈んだ場所に案内するよう言う。

この時、「面倒くさいから戦闘が終わるまでこのままいよう」というわがままを言う彼女にゲンコツを食らわせるという姉らしい一面を見せる。

だがハグロの案内で歩きだした矢先、エンジントラブルで緊急着底した401に押しつぶされてしまうという悲劇に見舞われるがこの時に内部に入り込んだらしく魚雷が被弾した衝撃で酸素を供給するホースが外れて倒れる四月一日いおりがいる401の機関部に出現。

敵であるいおりを完璧な状態な401と戦って勝ちたいという理由で助ける。また同様の理由で401の心臓部である機関部の破壊も行わなかった。

その考えに共感して手伝うもミョウコウにメチャ怒られると泣くハグロに「その時は全部私が悪いことにするから」とゲンコツの時とは違う姉らしい一面を見せた。


アドミラリティ・コードを探せにも登場していたのだが、そこで「アドミラリティコードってなに?」という衝撃発言をして400と402とキリシマを唖然とさせた。


余談編集

狙ったものかどうかは不明だが、彼女が表紙を飾った原作第10巻の発売日は、史実での重巡洋艦足柄が活躍した帝国海軍最後の戦術的勝利をおさめた礼号作戦から70年後の、2014年12月26日である。


関連タグ編集

蒼き鋼のアルペジオ 霧の艦隊 メンタルモデル

イオナ ヤマト(蒼き鋼のアルペジオ) ムサシ(蒼き鋼のアルペジオ)

ナガト(蒼き鋼のアルペジオ) コンゴウ(蒼き鋼のアルペジオ) ハルナ(蒼き鋼のアルペジオ)

ヒエイ キリシマ(蒼き鋼のアルペジオ) ヒュウガ(蒼き鋼のアルペジオ)

タカオ(蒼き鋼のアルペジオ) マヤ(蒼き鋼のアルペジオ)

ミョウコウ ナチ ハグロ アタゴ

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