『サイボーグ009』に登場するキャラクターである。
「黒い幽霊団」(ブラックゴースト)によって改造されたミュートスサイボーグの一人。
CV:石田彰
概要
『ミュートス・サイボーグ編』に登場。
『ギリシャ神話』をモチーフに作り出された「ミュートス・サイボーグ」の一人。
加速装置を内蔵している他、全身から3000度の高熱を放射する能力を持ち、この高熱を収束させることでより高温の火炎弾や熱線として手から放つ事も可能とする。
一方でこの能力を使用している状態の時は、水に浸かると死んでしまうという弱点も持っている。
サイボーグとしての性能は島村ジョーを大きく上回り、彼に瀕死の重傷を負わせた。
(左がヘレナ、右がアルテミス)
なお、同じくミュートスサイボーグであるヘレナ(平ゼロではアルテミス)は実の姉である。
「サイボーグ009VSデビルマン」でも平成版アニメと同じキャストで登場。彼が島村ジョーとの最終決戦を繰り広げる場面が冒頭で描かれている。
ジョーの名言を生んだバトル
アポロン戦は、島村ジョーの名言を生んだバトルとして有名である。
ジョーとの超高速バトルの末に、アポロンはレーザーガンを捨てて言う。
「ぼくたちは特殊な能力を体にもつ、サイボーグだ。その能力を使って、自分の体で戦おうじゃないか」
ジョーにはレーザーガン以外の攻撃手段はないのだが、無言で銃を投げ捨てる。
アポロンは指先から発する熱線で岩を切り裂いてみせ、バトルが再開したなかジョーに問う。
「おまえの能力は? まさか加速装置だけと言うんじゃないだろうな」
「あとはどんな力を持っているんだ?」
それを受けてジョーは答える。
「あとは」
「勇気だけだ」
余談
アポロンを演じた石田彰氏は過去に同じ石ノ森章太郎作品の仮面ライダーキバではタツロットを演じていた。(こちらはアポロンとは違い味方サイドのキャラである)