概要
アメリカで、映画制作中に監督が降板してしまいポストが空席になったり、何らかの問題で 監督が自らの監督作品として責任を負いたくない場合、全米監督協会の審査・認定のもとに、完成品に自分の名前をクレジットする代わりに、この名義を用いることができた。
偽名であることが広く知られるようになった2000年以降は使われなくなり、個別に別名義が採用されている。
どんなときに使われるか
由来
- 平凡な名前として「Alan Smith」としていたが、後に"ee"がついた。
- 「The alias men(存在しない人)」をアナグラムにすると、「Alan Smithee」という、いかにも人名らしい言葉になる。
- 当初、「アル・スミス」(Al Smith)という架空の人物をクレジットしようとしたが、全米監督協会はすでにその名の監督がいるとして許可しなかった。協会はアレン・スミス(Allen Smithe)という偽名を逆提案したが、そのような名の人物が将来映画監督として登場する可能性を考慮。最終的に、実在しなさそうな人名で、なおかつ珍名として目立つことのない名前として、「アラン・スミシー」に決定した。
関連項目
- 矢立肇 (サンライズ原作名義)
- 東堂いづみ (東映アニメーション原作名義)
- 八手三郎 (東映(特撮)原作名義)
- 名無権瓶 【ななしのごんべい】
- ジョン・スミス
- アラン・スミシー(ルパコナ) (ルパン三世VS名探偵コナンTHE MOVIE)