概要
日本プロ野球では非常に珍しいヨーロッパ地域で生まれ育った外国人選手。
150km代の速球と緩急のある変化球、先発・リリーフと場面を選ばない登板で伸び悩んでいた時期のオリックスを支えた。
国際大会でもイタリア代表として10年近く選出されており、イタリア本土の野球の発展に大きく貢献している。
経歴
ポジションは投手、右投右打。
2005年にイタリア球界でデビューしその後マイナーリーグも経験。2度のWBCでイタリア代表に召集された。
2012年シーズン途中、香川オリーブガイナーズからオリックス・バファローズに移籍し、計4シーズンプレーした。日本球界におけるイタリア国籍選手は1981-82年に阪神タイガースに在籍したスティーブン・ラム以来となる。
2015年シーズン終了後の第1回WBSCプレミア12でイタリア代表として参加したが、大会終了後NPBから自由契約選手として公示された。
2016年2月にベースボール・チャレンジリーグの群馬ダイヤモンドペガサスに入団したが翌月に韓国プロ野球のハンファ・イーグルスと契約。2勝を記録したが6月にウェーバー公示で退団、群馬と再契約。
2017年3月にメキシカンリーグのベラクルス・レッドイーグルスと契約。シーズン終了後の12月にイタリアンベースボールリーグのT&Aサンマリノと契約、2005年以来の復帰となった。
2021年に引退を表明。
2024年の侍ジャパンと戦う欧州選抜チームのコーチとして参加し、久しぶりに日本の野球ファンの前に姿を見せる。試合後、オリックスのオープン戦で特別ゲストとして始球式に参加した。