アンティノラ
あんてぃのら
ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面監察軍第7艦隊副司令官のユーゼス・ゴッツォが開発したジュデッカの試作機。
次期主力機の採用を目指して開発したとされているが、実際はユーゼスが自身の野望のために開発した機体であり、第7艦隊にしか配備されていない。
白を基調とした機体色を持ち、上半身は人型であるが、下半身は魚や竜を思わせる形になっており、非常にとげとげしい外見となっているほか、頭は左右非対称である。
性能は帝国監察軍の既存の機動兵器を凌駕しており、装甲に自律型金属細胞であるズフィルード・クリスタルを採用しているため、自己再生機能を備えている。
武装も多種多様あり、近接格闘装備として非実体剣「フォトン・ソード」、エネルギー砲である「オルガ・キャノン」、広範囲に攻撃する実弾兵器「タキス・ミサイル」、腕に4基ずつ(計8基)装備されている誘導兵器「アサシン・バグス」、敵を圧殺するエネルギー状のリング「ドラウプニール・リング」を装備するなど、遠近ともに隙がない。
少数量産され、ヴィレッタ・バディムやシャピロ・キーツが使用しているほか、無人機も登場しているが、ユーゼスが使用する試作1号機には量子波動エンジンと念動力増幅装置であるカルケリア・パルス・ティルゲム、ワープ機能であるクロスゲート・ドライブ・システムを搭載しており、他のアンティノラよりも高い性能を誇っている。
名前の由来はイタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの叙事詩「神曲」に登場する地獄「アンテノーラ」から。
分類 | 大型機動兵器 |
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所属 | ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面監察軍第7艦隊 |
コード | AGX-13 モノ・レッグ |
全長 | 46.5m |
重量 | 347.3t |
装甲材質 | ズフィルード・クリスタル |
動力 | 量子波動エンジン(試作1号機) |
パイロット |
タキス・ミサイル
着弾指定型マップ兵器。アンティノラの実弾兵器。
フォトン・ソード
腕から光子の刃を発生させて敵を切り裂く近接戦闘用非実体剣。
オルガ・キャノン
エゼキエルの携行武装と同じ名前の内蔵武装。両腕でエネルギーを集束させて巨大なエネルギーを発射する。
アサシン・バグス
腕の装甲に4基ずつ(計8基)装備されている誘導兵器。ジュデッカの武装「第3地獄トロメア」のプロトタイプと思われる武装で、オールレンジ攻撃が可能。
ドラウプニール・リング
両腕でエネルギーをリング状に集束させて発射し、敵を圧殺する、アンティノラの最強兵器。