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概要

Fate/Grand Order第2部4章『創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ 「黒き最後の神」』に登場するキャラクター。

賑やかな市場のあるビーチュの町で、父アジャイと2人暮らし。ヴィハーンという犬を飼っており、好奇心旺盛な性格。

「びっくり!」が口癖。

ユガの周期がドヴァーパラ・ユガに突入した事が原因で人心や世界が荒れ果てようとしているさなか、この世界の掟を知らないまま魔獣カリを打ち倒したことで周囲の住民がカルデア陣営へ後ろ指をささんとする状況の中、彼女は屈託なく色眼鏡なしにカルデア陣営に近づいた。

行動力もなかなか逞しく、まずい状況になったことにより町を退出したカルデア陣営を個人的な理由で追いかけてくるほど。

そして、第2部異聞帯シナリオにおいて恒例の、「個性的であるがゆえにカルデア陣営との接点を生み、カルデア陣営が異聞帯の性質を知る第一歩となる情報交換を担うポジション」の人物でもある。

たとえば、カルナラーマといった(汎人類史のインドにおいては)知らぬ者のいない英雄や神々が、ここでは人々に認知されていないことをカルデア陣営が知ったのは、彼女との会話が発端であった。

しかし、カルデア陣営にとって最初のカリ・ユガをどうにか乗り越え、新たなクリタ・ユガを迎えてから彼女の様子を見に行くと、以前とは明らかに様子の違う部分があった。

飼い犬のヴィハーンが、怪我を理由にユガの輪廻から消し去られていた。

さらに彼女は、可愛がっていたはずのヴィハーンのことを何も覚えていなかったのである。

それは、カルデア陣営がユガやそれに伴う異聞帯の王による「裁定」を知るきっかけであった。

母を知らないのも、この裁定で消し去られたのが原因のようである。

後に訪れる、次なるカリ・ユガではさらなる悲劇が待っていた。

父アジャイがカリとの戦いで怪我をした結果ユガの輪廻から消し去られ、アーシャは「叔父夫婦の家にいつしか引き取られた」という体になっていた。

しかし彼女は父を失ったことを感覚で覚えていた。

父という存在自体はすでに認識していないが、「誰か足りない」という感覚は決して消えることはなかった。それは、ユガの繰り返しの末に、異聞帯の王が裁定の際に整合性を取るはずが、うまくいっていないことの証拠。すでにこの世界が破綻しかけていることをこの一件が雄弁に物語っていた。

異聞帯の王が倒され、空想樹が伐採され、この世界が剪定事象として消え行く運命へと立ち返ったその時、カルデア陣営から最後に聞かされたのは、「幸せな輪廻もきっとある」というわずかな希望。

そしてカルデア陣営が立ち去った後、彼女は、最後に泣いていた。

第四の異聞帯を突破したマスターには、シナリオクリア報酬として彼女の家族が描かれた概念礼装家族の肖像が送られる。

本来であれば父も母も健在であったばかりか、彼女は8人の兄弟姉妹の1人という大家族であったらしい。

ああ⋯⋯そっか。そうなんだ。

やっぱり、わたし、何かを忘れてる、んだね。

ずっと、そんな気は、してた。

ねえ、だから、教えて。

わたしが忘れちゃった、大切なもののことを。

——これは夢想の絵画。

優しい両親、仲良しの兄と姉たち、可愛い幼い妹、大好きな愛犬⋯⋯⋯狂った輪廻により消え果てた一つの家族の、決してありえぬ世界の姿。

それでも君は思い描く。

もう何も思い出せなくなってしまった少女の祈りが、事象の果てで結実するのを。

余談

名前はインドの言葉で「希望」を意味する(ヴィハーンは「夜明け」)。

ちびちゅき!」にも登場しており、そちらの世界では子犬が生まれたとの事。恐らくはヴィハーンの子供と思われる。この子犬はゲルダが引き取る事になった(パツシィ相手には犬型という事もあってかなり懐いていた)。

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