概要
落ちこぼれの飛べない竜の亜人の女の子白い髪と前に反ったツノ、大きな翼と尻尾が特徴的なキャラクター。角は折れやすい。
姉と二人暮らし。他には兄が生き別れの異父兄妹、両親が健在であるが父親の方は行方不明と結構複雑な家族関係になっている。
良くも悪くも世間知らずで自分の可愛さに自信があり傲慢。そして亜人故に人間より強いという自負がある。
初期設定では純朴な面がフィーチャーされていたが、設定が刷新されて以降亜人としての傲慢さがより強調されるようになり、うちよそにおいては人間であるよその子に対して傲岸不遜な態度をとる事も多くなった。
しかし彼女は種族的なパワーそのものは合っても見た目相応から少し強い程度の力しかなく、暴力を理不尽にふるえるほど凶暴でもないため、少しずる賢い人間には手も足も出ないし根が純粋なため容易に騙される。
しかしこれらの要素が彼女の生きる世界においてあまりにも命取りとなっている。
害竜イココ
彼女を彼女たらしめているのは「亜人に人権が無い世界観」そのもの。つまり亜人は迫害対象であり街中を歩いているだけで石を投げられるような存在である。
そんな世界で着の身着のまま街中を歩けばどうなるか。
気軽に人間に関わればどうなるか。
ロクな戦闘経験もないまま魔物と出会えばどうなるか。
また、雑食でなんでも食べられるため、空腹に耐えかねて道端の草を食う姿を人に見られては畑荒らしだの卑しい亜人だのと蔑まれるのである。
そうしてついたあだ名は害竜。もはやシカやアライグマなんかと同じ扱いである。竜の亜人であるためツノ等がその手の需要があるという面も含め完全に野獣の扱い。しまいには亜人をより効率よく迫害するためのマニュアルなんてものがある始末。
なお、害竜などと呼ばれているが彼女自身は悪意があって人間の前に姿を現したりするわけでなく、道端のコインをギルドに届けようと思い拾ったり、自分の棲み処の畑を耕すために町に出向いたり、同年代の人と仲良くなりたくて子どもたちに話しかけたりしており、つまり善意や無垢な感情からやったことが全て裏目に出た結果の害竜呼ばわりである。そのため、迫害概念が薄いもしくは無いよその子世界に出張した際はその根の善性を理解されており鼻につく言動が呆れられながらも友好関係を結べている。
また、家族関係も複雑どころか姉以外との関係は最悪の一言に尽き、兄は初期設定の時点で近親相姦したいと思っており、設定変更後はそれに加えて憎しみを込めた愛情まで抱いており、再会した時は心を壊すまで愛すると決心している。
父親も家族が亜人というだけで迫害される世界に怒り、迫害の無い世界に連れていくために脳を狙っているというロクなものではない。
また姉である「トワイライト」も関係は良好だが彼女が悪い意味でポジティブすぎるため、亜人が理由なく迫害される世界において「自分はいつかお姫様になれる」というシンデレラコンプレックスが深刻な域にあり、初期設定ではこのシンデレラコンプレックス言動がイココ自身のお姫様願望のキッカケとなって人と関わりだす原因となっているため、早い話が全ての元凶である(設定変更後は「妹にも自分と同じ苦しみを味わってほしい」という闇深い理由が設定されており、その目論見はしっかり成功している。それに伴い彼女には「水商売をしながら王子様が現れて幸せになせる未来を待っている」という生々しい設定が追加された)。
ちなみに母親はホルマリン漬け。既に父親によって幸せな世界に旅立っている
とはいえ、イココは外見そのものは綺麗に整えられたお人形のように小さくかわいい亜人の少女でしかなく、作者とイココちゃんシリーズをしっかり追い、世界観の理解がなければ彼女が理不尽に虐げられる姿しか映らないせいで、初期は彼女の設定や世界観を知らない外野からその扱いに批判があがったため、現在では「自分が竜(の亜人)である」「いつかお姫様になれる」という自意識に鼻をかけた言動が増えたために周囲からの反感を買いやすくなり、また世界観についても「亜人に厳しい」というオブラートに包んだ範囲まで緩和された。
それでも彼女の住まう世界は亜人に厳しく容赦がなく家族関係も複雑怪奇を極めているため、今日も彼女は元気に世界にリョナられるのである。
関連イラスト
設定集
初期設定
現在
関連タグ
竜人/竜娘 リョナ 腹パン 迫害 投石 R-18G みんなのおもちゃ
ミーファちゃん︰同じく、リョナられるためだけに存在する少女。共演経験あり。