概要
CV:井上喜久子→水谷優子 / 黒河奈美(2005年PS2版)
ノーチラス号の船医デンギル・エッチーノの孫娘で、褐色肌の女性。
イコリーナも看護婦として祖父を手伝っている。
朗らかで人当たりのいい性格だが、有事の際には冷静な状況判断とそれに伴う厳しさも併せ持つ。
アニメ本編では触れられていないが、実はエーコーを「側的長エーコー・ウィラン」誕生へと導いた直接的なきっかけを作ったキーパーソンでもある(CDドラマ「第-(マイナス)1話」より)。
当初詳しい設定がされておらず、作中では単に「看護婦さん」と呼ばれていた。
もともと彼女はモブキャラの予定だったが、人気が出たために急遽レギュラーキャラとして、名前が付いたという。
最終決戦では…
「お前は残るんじゃ!
いい男を見つけて、子供を産み、そして育てろ!
わしらが、安心して暮らせる世界を作ってくる……」
と言う祖父の強い希望でΝ-ノーチラス号を降り、地上でクルーたちの帰還を待つ。
戦いが終わった時、地上ではジャンやナディアたち皆の帰りを待ちながら、彼女はマリーとともに空を見上げ…
「もう、こんな想いをしなくて済みますように……」
そう流れ星に祈りをささげたところで本編は幕は閉じ、十数年後のエピローグに入る。
このシーンは『サイボーグ009』の有名なラストシーンへのオマージュであったといわれている。
ちなみにノーチラス号の船内には、彼女のファンクラブまで存在した。会員番号1番は測的長のエーコー・ウィラン。(ちなみに彼女のファンクラブ会員証は、当時の「日高のり子ファンクラブ会員証」がモデルだという)
そして戦いの後、イコリーナとエーコーは結婚した。
また、小説版『ふしぎの森のマリー』では本人こそ出てこないものの、マリーの進路に大きな影響を与えていた事が語られており、この小説版でマリーはイコリーナの背中を追って看護婦の道を歩んでいる。
余談
名前の元ネタは方言の「いこる」から。祖父の名前は「デンギル」で由来は「でんぎる」から。意味をほぼ同じくする方言だが、どういう意味かは各自で検索されたし。
エッチーノが「えっちぃのは嫌いです!」に由来するものなのかは不明。