CV:中村カンナ
概要
デュルキス国の大貴族ウィリアムズ家の娘。
黄金の瞳に黒い髪を持つ、華奢な美少女。
元々は乙女ゲームの悪役令嬢(という設定)だが、物語の主人公としてはゲームのプレイヤーがトラック事故を経て悪役令嬢キャラに憑依転生しており、前世の記憶によって自分の居場所が「前世でプレイしていた乙女ゲームの世界」であることを知っている。
純真無垢な愛されヒロインよりも悪役令嬢に憧れ、「歴史に残る悪女になる」という野心を抱いて行動を開始する。
しかし彼女が想い描く悪女像は
- 綺麗事を並べて満足せず、情に走らず、現実を見据えて合理的な判断を下せる女
- 自身の考えを確実に形にできる実力を持った女
- 自身が決めた事は周囲の反感を買ってもやり抜く強い意志を持った女
- 誰もが認める聖女(ヒロイン)と肩を並べるに足る格の高い女
といったものであり、ニュアンスとしては「強い女」「鉄の女」「ライバル令嬢」と称する方が正確といえる。
そのため周りからは次第にヒーローや女傑として認識されるようになり、「悪女を目指している」と明かせば周りからは実際の行動とのギャップから何とも言えない反応を返されるか好感を懐かれている。
スペック
魔法は闇属性。特徴、強い、とにかく強い。(Web版人物紹介より)。
剣術と魔法においては天才。頭も良く、政治についての感覚の鋭さは国王も一目置く程。
本来のアリシアは兄の証言によると怠惰な性格で、ゲーム本編では身分や言動に見合う実力を持たず失脚したと主人公に語られるが、主人公は小悪党で終わらず立派な悪女になるため日々努力を重ねた結果、才能を磨き上げることに成功した。
その他、目がとても良い。
関連タグ
アングハルハッド、ヘーゼリッタ・オルドリッジ・・・中の人繋がり。理念は違うが活動的な貴族令嬢キャラ繋がりでもある。
関連イラスト
※以下ネタバレ
物語の中盤で、自らが改革を進めている罪人の流刑地「ロアナ村」に住む盲目の老人ウィルに上級魔法を使って左目を譲り、隻眼となる。
更に中盤後編あたりになると彼女の「史上最悪の悪女」を目指した真面目過ぎる努力は本人の思惑とは逆に国王からも高い信頼を得ることになり、ついには 自己中心的な言動など問題の多さから聖女としての適正の欠如を露呈したキャザー・リズに代わって「聖女認定」を与えられるまでになる。ただし、前述の通りこれが本人に伝われば聖女叙任を全力で拒否するの確実なため、彼女との婚姻を望むデュークの配慮もあり聖女認定の事実はアリシアには秘密にされている。
その一方で隣国のラヴァールの王子であるハリスト・ヴィクターとサンチェス・ヴィアンからは聡明さや人間性を評価されたうえで双方から自身の后妃にと望まれている。ヴィアンはラヴァールを帝国にした際に皇后にするという打算的な提案であったがヴィクターからは一人の女性として秘かに想いを寄せられており、自身が眠っている間にヴィクターはデュークに対して妃にしたいと打ち明けたうえで宣戦布告している。