概要
ウモッカとは1997年頃にハンドルネーム「モッカ」氏がインド旅行中にプーリーという漁村で目撃した怪魚である。
体長は1.5~2mほどもあり、背面は中央に棘があるパイナップル状の鱗に包まれ、腹部は柔らかく滑らかで、頭部は爬虫類のようで細かく尖った歯を持っている。
また鰭は四肢状に生え、背びれはチョウザメのように後部についていたという。
モッカ氏が2003年にUMA研究ホームページの老舗『謎の巨大生物UMA』で自身の目撃談を語ったことから、乞われる形で旅行記でのスケッチが公開され、「魚(ウオ)」と「モッカ」を組み合わせて「ウモッカ」と名づけられた。
ネット上に公開されたモッカ氏による旅行当時のイラストからは卓越した観察眼と描写力があることがうかがわれ、そこに掲載された怪魚はまるで古代魚を思わせる未知のものであったことから、同ホームページ上で識者たちによる検証が行われた。
スケッチに描かれた鰓がサメのものに似た形状として描かれていたことから、ヨロイザメ説、キクザメ説、ラブカ説、未知の古代鮫説が唱えられており、その他古代魚であるユーステノプテロンや、シーラカンス、クセナカンサスの一種という説もある。
(なお現在ではキクザメ説が最も有力とされる。 リンク)
その後、同ホームページに参加していたインディジョーンズ・タカ氏によって自腹で現地調査が行われ、同時に『UMA探索隊』というホームページも作成されて経緯がまとめられた。
そして2007年になり、『幻の怪獣・ムベンベを追え』で有名なノンフィクション作家・高野秀行氏著の、興味を持った氏による調査記をまとめた『【カラー版】怪魚ウモッカ格闘記 インドへの道』という書籍も刊行されている。