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概要編集

指輪物語』に登場する亜人種

冥王サウロンによって強化されたオークで、その名は“モルドール”の言葉で、体の大きなオークという意味があり、その名の通りオークよりも巨大で強靭な体付きで、人間ほどの大きさをしているとされ、力も強く、日光に耐性があるのが最大の特徴。


なおサウロンがどのようにしてウルク=ハイを生み出したのかは不明だが、忌むべき方法を用いたのではないのかと推測されており、エント族の最長老である木の鬚などは、太陽の光に影響を受けない彼らをサルマンによって堕落させられた人間、もしくは妖術で人とオークを掛け合せて生み出されたのではないかと推測していた。


なお半オークとの関係は不明だが、両者を同一の存在として扱っていると思しき部分もある。


また新紀元社から出版されている健部伸明編『幻獣大全』によれば、オークを品種改良した最高種こそがウルクで、それと人間を交配させて生み出された存在が「ウルク=ハイ」だとしており、また同書によれば、同様の手法で便宜上「シャーキーズメン」と呼ばれる「人並みの背丈、ゴブリンのような顔、土色でいやな目つき」の「シャーキーの手下のゴロツキども」が生み出されたのではないかとされている。


なお映画ではオリキャラとして、ウルクハイの首領格として「ラーツ」という名の個体が登場している。


モルドールのウルク=ハイ編集

第三紀2475年、執政デネソール一世の時代に“モルドール”から初めて出現し、“ゴンドール”を襲撃した個体で、「大力の黒オーク」、「モルドールの黒いウルク」の別名で呼ばれる事もある。


この時の戦いで「オスギリアス」は廃墟と化し、2901年にはウルク=ハイの襲撃を受けて「イシリアン」の住人たちは殆どが逃げ去ったとされる。


なお“モルドール”にはオークの行軍を指揮する指揮官や奴隷監督、「バラド=ドゥーア」からやって来た重武装のウルク=ハイの部隊が確認されている。


アイゼンガルドのウルク=ハイ編集

ウルグルに率いられた部隊がサルマンからの密命を帯び、“パルス・ガレン”において指輪の仲間たちを襲撃し、ホビットたちを“アイゼンガルド”へと連れ去ろうとした事件の起きた、<大いなる年>と呼ばれる3018年に初めてその存在が外部の者たちに知れ渡った個体。

「アイゼンガルド組のオーク」、「白の手組のオーク」の別名で呼ばれる事もある。


通常のオークたちとは全く事なり、広刃の短い剣と、人間たちが使用する者と変わらない大きさの水松樹の弓で武装しており、装備している盾と兜には白の手や白いルーン文字の≪S≫と言ったサルマンの印を帯びていたとされる。


また「アイゼンの浅瀬の合戦」や「角笛城の合戦」でも彼らの姿が確認されているが、他のオークたち同様にフオルンたちの活躍により撲滅されたと推測されている。


映画での設定編集

サルマンの妖術によりオークと人間を掛け合せて生み出された人造生命体。第2部である『二つの塔』では大多数の個体が登場し、“ヘルム峡谷”の戦いに於いては数万単位の大群で進撃していた。


主に“アイゼンガルド”の分として登場しており、“アイゼンガルド”の地下の泥の中から膜に覆われた状態で生み出される。ちなみにそのシーンは微グロなので、軽くトラウマもの。


赤黒い肌に筋骨隆々の大柄な容姿をしており、“アイゼンガルド”で製造された武具を装着し、白い手形(白の手)を甲冑や顔に身に付けている。ちなみに盾や旗印にみ白の手が描かれている。


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指輪物語 オーク

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