「私とジュモーラに魅入られたら、終わりだよ…?」
CV:米村千冬(現:ちふゆ)
概要
ゼ・バルマリィ帝国の十二士族の一つ、「トーラー家」の一員にして、祭司長の地位に就いている人物。
なお、ドバン家当主のバラン・ドバンとは違い、あくまでトーラー家の一員であって「当主」ではない。
祭司の家柄であるトーラー家の人物は皆強い念の素質を有していた。
エツィーラ自身も強い念動力と予知能力を持ち合わせており、未来を予測することも出来る。
また、地球から攫ったマイ・コバヤシにレビ・トーラーとしての人格を与えたのも彼女であるとされている。
元々は帝国臣民の尊敬を集める徳の高い僧であったらしい。
だが、明晰な頭脳と強い知識欲故に、銀河の災厄「アポカリュプシス」の存在に辿りついてしまい、それ以降性格が豹変して「真実」のみを追い求める知識欲の塊となってしまったようである。
劇中の活躍
αシリーズ
何度かアポカリュプシスの真実を探るべくαナンバーズらと接触するが、戦闘の際には自身の欲求にそぐわない者を容赦なくいたぶる一面を見せ、更に前述したマイに対する洗脳のような卑劣な手段も平気で使ったためにリュウセイ達SRXチームの怒りを爆発させてしまう。
バルマー本星での戦いで彼らに倒されて虜囚となった彼女は、自身の解放と引き換えにアポカリュプシスとアカシックレコードについて自らが知る限りの情報を伝え、一旦は姿を眩ます。
だがその後、秘かに孫光龍と手を組んだことによってゼ・バルマリィ帝国の真の支配者「ケイサル・エフェス」の存在を知ることとなり、彼と孫に付き従ってアポカリュプシスを阻止したαナンバーズの前に再び姿を現した。
だが、真実を我が者顔な口振りで披露しようとしたことがケイサル・エフェスの逆鱗に触れ、最終的には彼によって搭乗機のジュモーラ諸共始末されてしまった。
エツィーラの最期をαナンバーズと共に見ていたサコン・ゲンは、無限力を求めたその欲望が最後はエツィーラ自身を滅ぼしたと口にしている。
人間関係
バルマー帝国
帝国の支配者にして、神聖不可侵の君主…だったが、彼の真実を知ってからは世界の全てを狂わせる要因の一人とみなす。
その徹底した傲慢さを「神」と形容し、αナンバーズに警告を与えた。
裏では彼と手を組んで、自ら得た情報をシヴァーに伝えていたのだが、真の霊帝までは知らせなかった。
「坊や」と陰口を叩いていたことから、ハザルの出生の秘密を知っていた模様。
「小物」「まがいもの」「使い捨てレベル」と徹底的に彼を侮蔑していた。
彼とは折り合いが悪いのだが、バラン曰く性格が豹変する以前のエツィーラは尊敬に値する人物であったようだ。
彼と結託して、エツィーラは「真実」に辿り着くのだが…利用されていることを知らずに謀殺されてしまう。
マイの思念を操ろうとしたところを彼女に阻止される。
SRXチーム
バルマー本星において彼女の思念を操るが、アヤの思念を感じ取って元の自分を取り戻す。
レビ・トーラーとしての人格を植えつけたのは彼女であるのだが、その辺りの背景はまだ語られてない。
アヤの存在を利用してマイやリュウセイらを操ろうとするが、アヤ自身が目の前に現れたことで失敗する。
専用BGM
「魔女は妖艶に踊る」
エツィーラ及びジュモーラの専用BGM。
「THE ARROW OF DESTINY」を基に、「MARIONETTE MESSIAH」風のアレンジを加えた曲。
搭乗機
山羊を模様したエツィーラ専用の機動兵器。