概要
『映画プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』の登場キャラクター。
尖った耳が印象的な細身の男だが、実は妖精の国・ハルモニアを狙う盗賊。
相棒のウタエンと共にハルモニアを乗っ取り、国王たちを監禁した。
さらにカーニバルに招待されていたプリキュア達を排除すべく、ハルモニアの大臣になりすましカーニバルの司会を務める裏でプリキュアのパートナー妖精を誘拐し、さらにプリキュアの変身アイテムを強奪し巨大な宝箱に封じ込め、自作のステージを出現させプリキュアや妖精を閉じ込めなおも抵抗しようとするプリキュアのうちハピネスチャージプリキュアまでの37人を地下に落とした。
奪った変身アイテムを手に、「プリキュア・フォーティパワー・ドロドロボーン!」と唱えてプリキュアへの変身を試み、ご丁寧に「世界は全部俺様のもの、悪いこと大好きキュアシーフ!」という名乗りまで用意するも、当然ながら変身できず、一同にはドン引きされている。
しかし残された春野はるか達プリンセスプリキュアの3人が『イマココカラ』を唄ったことでオールスターズドレスアップキーが生み出され宝箱から変身アイテムが解放されプリキュアに変身、地下に落とされていた37人の先輩プリキュアも復活してしまった。
形勢が逆転されたオドレンは多数のドロボーンを繰り出すがプリキュア達に次々と撃退されてしまい、ステージを破壊された上にカーニバルを中断されたことに激怒したハルモニアの守り神の暴走をも招いてしまう。
守り神の暴走についてはプリキュアによって止められたが、そのきっかけを引き起こしたことで彼女達ににらまれてしまい、ウタエン共々命乞いをするという羽目になった(そもそもオドレンがプリキュアの変身アイテムを盗んだのは変身したプリキュアに対抗できる戦闘能力がなかったためである)。
本来なら国を乗っ取ったあげく滅亡の危機に陥れた行為は死罪に当たってもおかしくなかったがそれは免れられ、代わりに城内の清掃奉仕をさせられることになった。それでもめげずに「盗賊なんて古いぜ。俺様はミュージカルスターになる。」と言ってウタエンをあきれさせていた。
過去のオールスターズの敵にはプリキュアと妖精を一時的とはいえ引き離したボスや自分の子供の為に敵を生み出した妖精など巨大な力や複雑な背景を持っているタイプが多かったが、彼が何故国を乗っ取ろうとしたかの描写はなく、最後も命乞いをするなどオールスターズの敵の中では極めて小物なタイプである。
以降のクロスオーバー映画には現時点ではモブ登場していないが、ウタエン共々引き続き清掃奉仕としてモブ出演する可能性がある。なお、20周年映画ではウタエンと共に城の掃除の途中で同作のミラクルライトを振りながら『Go!プリンセスプリキュア』のキュアスカーレットから『ひろがるスカイ!プリキュア』までの38人を含んだ歴代プリキュアを応援したかも知れない。
中の人について
担当声優を務めた中田敦彦は相方の藤森慎吾と共に芸人コンビオリエンタルラジオを結成しているが、プリキュア映画でコンビ芸人が声優を務めるのは『映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』でミギリン・ヒダリンを演じたザ・たっち以来となる。そしてオリエンタルラジオは『春のカーニバル♪』におけるプリキュア応援隊長も務めている。
また劇中歌として彼らが演じるオドレン・ウタエンが歌う「オドレン・ウタエン盗賊伝」(作詞:井上美緒、作曲:高取ヒデアキ、編曲:籠島裕昌)がオリジナルサウンドトラックに収録されているのでCDを持っていない人は購入しよう!
なお、エンディングでは相方の藤森と一緒に踊るシーンが幾つか見受けられる。
関連タグ
影(プリキュア):プリキュアオールスターズ映画でプリキュアのパートナー妖精を誘拐し、変身アイテムを強奪した敵キャラ繋がり