概要
暴徒やテロの鎮圧を目的に開発された無人ロボット。
縦長の胴体に外装と一体化した格納式の4本足にブルーグレーの配色が特徴。
赤く光るセンサーを胴体下部前後と頭頂部に備え、胴体下部には対人用機銃を搭載している。
普段は待機モードとして脚部が収納されてコンパクト化しており、必要に応じて変形して行動する。
移動は脚部先端のローラーユニットによる滑走だが、そのまま歩行することも可能。
更には外部機器操作用のアームまで備え、優秀なAIにより自力で情報を収集しつつ任務を遂行する。
元々はユニオンが暴徒鎮圧の目的で活用していたが、後にアロウズが動力源をGNコンデンサーに換装するなどの改良を施し、アヘッドのコンテナに搭載して反乱分子の掃討に用いられた。
動作モードには「鎮圧用(クゥエル(クェル))モード」と「攻撃用(キル)モード」の二種類が存在。
劇中(OO二期)では基本的にキルモードでしか運用されず、ブレイクピラー事件やカタロン拠点での虐殺及びアロウズによる情報操作の一環として用いられた。まるでバグやモビルドールである。
当然このような卑劣な運用はアロウズと対立している者や意見できる者からは否定的で、カタロンの人員を容赦なく殲滅されたロックオン(ライル)は激昂し、ミスターブシドーも「興が乗らん」と攻撃を加えることもなくその場を離脱している。
最終決戦においても大量のオートマトンが展開され、強制着艦していたプトレマイオス2の内部に侵入し、銃撃戦となった。
二期以降の劇場版でもチラッと出演しており、塗装をライトブルーや黄色、白と赤(救急カラー)に改められ、それぞれ地球連邦正規軍による平和維持活動、コロニー公社でのエレベーター整備作業、アザディスタン王国の王宮に避難してきた国民の援助に当たっていた。
ロボットは使い方次第である。
ゲームでは…
『ロストヒーローズ』ではガンダムシリーズの非MA・MS兵器の中で唯一参戦。本作のガンダムは等身大のSDガンダムなので並大抵のMSより強いというトンデモ性能で登場した。
立体物では…
「HGアヘッド」に1/144サイズのものが2個付属していた。ランナー色と同じ黒色の1パーツ成型なので塗装が必要になる。
なお、これは量産タイプのアヘッドのHGにしか同梱されておらず、バリエーション機のサキガケやスマルトロンはランナー自体が省かれている。