概要
『ウルトラQ』の没シナリオの一つ「生きている化石」に登場する怪獣。
同作第24話「ゴーガの像」へとリメイクされ、この怪獣も貝獣ゴーガとなったのだがその外見やシナリオは「ゴーガの像」とは異なる。
ある日ビルの工事現場で、ザリガニの胴体に多数の棘を持つ中生代ジュラ紀の貝殻の化石が発見され、さらにその化石は動き回っていた。
その化石は研究所へ移送されることになったが、何者かの手によって化石は盗まれてしまう。それから数日後、完成間近のビルを破壊しながら巨大な怪獣・カイゲルが出現する。カイゲルは背中の棘でビルを破壊し、その破片を食うことによってどんどん巨大化していった。発掘された化石自体がカイゲルであり、盗まれたのではなく脱走していたのだった。
カイゲルは自衛隊の攻撃を受け付けずに暴れまわるが、カイゲルの貝殻が炭素化合物に弱いという弱点が発覚し、糖質と酸を混合した強力な炭素化合物を空からばらまくことによってカイゲルの貝殻を破壊。大きく弱体化したカイゲルは自衛隊の攻撃によって倒された。
そして『シン・ウルトラマン』の冒頭ではゴーガに相当する禍威獣として溶解禍威獣カイゲルが登場した。