「いや、女王様が助太刀せよと仰せです」(第49話)
概要
『電子戦隊デンジマン』第48話「バンリキ魔王反乱」、第49話「ベーダー城大異変」に登場。
ヘドリアン女王が勝利の美酒に酔いしれて油断しているバンリキ魔王の目を盗み、妖魔術で孵卵器にかけた金色の卵からケンダマラーと共に誕生した最強最後のベーダー怪物。ベルトのバックルナンバーは「48」。
魔王側へと寝返ったサッカラーを粛清後、女王の命に応じてデンジレッドに決闘を挑むヘドラー将軍に加勢しようとするが、将軍に拒否された。
ネジ巻き状の杖を持ち、将軍の姿に化けて電子戦隊を翻弄させた(ヘドラー将軍自身も変装した)ほか、頭部を自由に切り離して奇襲攻撃を仕掛ける戦法を得意とし、敵の動きを封じる『からくり枯葉縛り』や口の中に仕掛けられた『からくりバズーカー』を主な戦力としている。
本編での活躍
48話「バンリキ魔王反乱」
上記の過程でケンダマラーと共に生み出され、ヘドリアン女王の「裏切り者を討て」という命令に従いサッカラーと交戦。
ベーダー魔城を抜け出し地上へ逃げたサッカラーを追うが、追い詰められた彼が巨大化したため自身も巨大化。
戦闘では2対1でサッカラーを追い詰め、とどめはケンダマラーに譲る形で粛清する。
その後はバンリキ魔王の処刑に立ち会った後、ヘドラー将軍から「ゼロ作戦を続行せよ」との指令を受けたが、この役目はケンダマラーが引き継ぐことになった。
49話「ベーダー城大異変」
様々な人物に変装し暗躍する『怪盗X』……もといヘドラー将軍の作戦を補佐。
『テニスコーチに変装したヘドラー将軍』に変装してデンジピンクを廃墟までおびき出し、戦闘中に彼女を落とし穴に落とすことで捕獲する(なおブルー、グリーン、イエローも同じ廃墟に連れ出され捕まってしまったが、この時現れた将軍がカラクリラーの変装だったのかは不明)。
その後は遊園地でデンジレッドとの決闘に挑むヘドラー将軍に加勢。しかし一騎討ちを望んでいた将軍からは「余計な真似をするな!どけ!」と突き飛ばされた上、その衝撃で頭が回転して前後不覚状態になってしまう。
そのまま訳もわからず突撃した結果ヘドラー将軍を攻撃してしまい、逃げ出したレッドにはジェットコースターを止められ、そこに人質として催眠状態で乗せていた他の4人を救出されてしまうという大失態を犯す。
これを見て不利と判断したヘドラー将軍は退却、後を任されたカラクリラーはデンジマンとの戦闘に突入。
『からくり枯葉縛り』で動きを封じ襲い掛かるが、デンジパワーを発揮したデンジマンに拘束を解かれたため『からくりバズーカー』での攻撃に切り替えるも『デンジブーメラン』の一撃には敵わず爆散。
巨大化戦では飛ばした頭部からの『からくりバズーカー』の連射で攻め立てるがダイデンジンには効果が薄く、『電子満月斬り』であっさり両断され倒された。
決闘に水を差されたヘドラー将軍は口惜しさを抱えながらベーダー魔城へ帰還するが、そこで彼が目にしたのは孵卵器の中で妙な発育を続ける、気味の悪い卵であった……