概要
体長10~20cm、尾長10~22cm、体重35~180g。
外見はアジアに生息するトビネズミに似ているがネズミの仲間ではなく、こう見えてリスの仲間で、よく混同されることがある。
特に後脚が長く跳躍力に優れ、静止した状態から180cmも跳び、空中でも巧みに姿勢を制御できる。食物を運ぶための頬袋を持つ。
夜行性で夜になると巣穴から出てきて餌を探すが、この際に砂中に隠れた天敵のヨコバイガラガラヘビ(サイドワインダー)やに襲われ易い。しかし、カンガルーネズミには空気圧の変化を感知する能力があり、跳躍したり、噛まれても毒液を注入される前に蹴飛ばしたりして逃れる事が多く、ヨコバイガラガラヘビによる狩りの成功率は低い。
最も砂漠に適した哺乳類と言われ、発達した腎臓により尿素の濃い尿を出し、水分の排出を極限まで抑えている。また巣の中に蓄えた種子が地中の水分を吸収し、それを食べるため、水を飲まなくても生きられる。
主な種類
- オルドカンガルーネズミ
- カリフォルニアカンガルーネズミ
- サバクカンガルーネズミ
- オオカンガルーネズミ
関連タグ
トビネズミ…よく似た生態を持つげっ歯類繋がり
ネズミカンガルー…表記ゆれ