概要
1944年12月28日生まれ、2019年8月7日没、アメリカ合衆国ノースカロライナ州出身の生化学者、ジョージア大学卒、カリフォルニア大学バークレー校博士号、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR法)を開発、1993年ノーベル科学賞受賞。
死因は肺炎とされている。
生前は「エイズの原因はHIVではない」と主張したエイズ否認論者でもあり、フロンガスによるオゾン層破壊や地球温暖化を否定していた事でも知られている。
なお、現在COVID-19の検査に使われているPCRは元々ウイルス感染症の検査のために開発されたものではなく、むしろ生前のキャリー・マリス自身がコロナ禍が始まる以前に「PCR検査を感染症検査に使用してはいけない」「極めて少数の微粒子をPCRで増幅し、それが体内にあったというだけで意味をなすと言うなら、それはPCRの誤用」などと警告していた。
マリスの死後、COVID-19が2019年末に流行した事で(マリスの意に反する形ではあるが)PCRが検査キットとして利用されるようになった。