キュアマジックリン
きゅあまじっくりん
2010年12月の『水樹奈々 大いに唄う 弐』の夜公演にて、水樹奈々と水沢史絵が共に『ハートキャッチプリキュア』で演じているキュアブロッサムとキュアマリンになりきって盛り上がっている時に、福圓が座り込んで地面を手で叩いて駄々をこねてこう言ったのが事の発端であった。
「いいなぁーいいなぁー!」
「私もレギュラー欲しいーっ!」
「プリキュアやりたいーっ!」
そしてその場に、空気を読まずに「僕大きいお友達~♪」と杉田智和が乱入してくるのであった。
杉田「それで何キュアだよ」
それに対して彼女はこう答えた。
「私は…キュアマジックリンっ!」
杉田「商品名!?洗剤かよ!」
「キュアマジックリン!」
杉田「何にも落ちゃしねーよ!オチが付くと思ったのか!汚れは落ちなくてもこの場は落ちねーよ!」(咄嗟だったためか「汚れは"落ちて"も」ではなく「汚れは"落ちなくて"も」と言っている)
「うるさい!昇桜拳っ!!」(福圓が『スト4』で春日野さくらを演じていたことの声優ネタ)
杉田「おわっ!ちゃんと多段ヒットした(笑)」
ここでスマギャンネタを少し披露した後に…。
「じゃあこの勢いで私もプリキュアに入る!」
「今年の汚れ!今年のうちに!キュアマジックリン!!」
会場は爆笑の渦に包まれたのであった。
公演から約1年後、2012年のプリキュアシリーズ『スマイルプリキュア』の主人公・キュアハッピーこと星空みゆき役に福圓が起用されることとなり、ネタだったのが本当のプリキュアになってしまったのであった。
…世の中何が起こるかわからないものである。
本人もtwitterで「余談だけど、キュアマジックリンとか言ってたのが嘘みたい(笑)」とコメントしていた。
美里さんおめでとうございます。
水樹と福圓は同じ事務所の先輩・後輩であると共に、『水樹奈々スマイルギャング』ではヘッド・副ヘッドの間柄ではあるが、キュアハッピー役の起用によってプリキュア(両方ともピンクプリキュアでしかも主人公)としても先輩・後輩となる。
昼公演では、水沢史絵が演じていた役が桑島法子になり、同様にブロッサムとキュアサンシャインで盛り上がっていた時に駄々をこねていた時の福圓は、「えっと…私は…キュアアラサー!」「最近保険に入ろうかと悩んでる、キュアアラサーです!やったーっ!私もプリキュア入れるーっ!」と言っていた。
で、早速『水樹奈々スマイルギャング』2012年1月15日放送で、クイズの答えが「プリキュア声優予想」だったことから、キュアハッピー役決定及びキュアマジックリンの件が話題に。
早速劇場版『プリキュアオールスターズ』で一緒になれる、さらに同じピンクプリキュアであることを喜ぶ。
その際「ふたりはプリキュアじゃな~い?」「30過ぎてるけど」なんて会話も飛び出していた。
確かに間違ってはいないのだが。
奈々「これでキュアカマドウマとかキュアマジックリンとか言わなくてよかったね~」
美里「私がキュアマジックリンって言ってたことが懐かしいってつぶやいたら、キュアマジックリンがTwitterの検索ワード(トレンドワードのことか)10位ぐらいに入ってたんです」
奈々「それ何プリキュアよ(笑)」
美里「お掃除プリキュアみたいな。中野サンプラザで言ってた戯言が実現しました」
奈々「ピンクピンクでちょっと何かやりたいよね。座長公演第3弾今年やらないと」
美里「スマイルギャングはやるとプリキュアになれる番組です」
と話し、番組の合間でも必殺技の出し方の伝授を受けていたのだった。
しかし、水樹奈々が演じるプリキュアの必殺技となると、どうしてもアレを連想してしまう人も多かっただろう。
ラジオ番組のタイトルが『スマイルギャング』、主役となったプリキュアシリーズのタイトルが『スマイルプリキュア』というのも出来すぎた偶然といえる。
というわけでこんな中の人ネタも。→スマギャンプリキュア
第3回座長公演
2013年3月3日に行われた座長公演では、人の縁を語っている時に福圓がこんなことを言った。
「時というものは色々な出会いをもたらしてくださいます。二年前はキュアマジックリンだったものを…本物にすることさえも…」
(ちなみにこれは夜の部で、昼の部では「縁からかマネージャーが応募してくれ、正式なプリキュアになれました」と露骨に言っている)
そして水樹と「おめでとう!」「ありがとう!」と言い合い、さらに坂上あゆみ(キュアエコー)を演じた能登麻美子もそれに乗っかり「あのー私も一度だけ…」(当時はまだ『NewStage』だけの出演だった)と言うとこれまた「おめでとう!」「ありがとう!」と言い合い3人揃ってサムズアップ。場内は拍手喝采となった。
ちなみにこの公演で福圓は「ジョジョに出たーい」と言っていたのだが、後にイギー役で出ることになるとは、その時は誰も知るよしもなかったのである。