ギンヌンガガプ(ファイアーエムブレム)
ぎんぬんががぷ
CV:恒松あゆみ
「虚無の王の名において――夢よ、潰えよ」
虚無を司る「虚無の王」たる存在であり、夢を破壊する存在として夢を司るフロージやフレイヤ兄妹からは恐れられている。
かつて夢の世界を虚無で侵食していたようだが一度退けられていた。しかしフレイヤが「夢現」を引き起こしてフロージが討たれた後、力を失い眠りについたフレイヤの目覚めが近づいた最近再び動き出したようだ。
夢の王たちの眷属である妖精たちでは太刀打ちできない存在であるようだ。
また、彼女らのことを「曖昧で不確実な存在」と言っている辺り、夢を嫌悪していることが窺え、このことから人間の世界で言うところのニヒリストなのだろうか。
英語版では「mere mortals(ただの死すべき人間)」とも言っていたりしている。
虚無の王 ギンヌンガガプ(魔器英雄)
「我は虚無の王ギンヌンガガブ。
すべての夢想を破壊する者。
すべての希望を否定する者。」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 暗器/騎馬 |
武器 | 魔器ギンヌンガガプ(魔器) |
奥義 | 滅殺 |
A | 生命の業火静水3 |
B | 虚無の王(専用) |
C | 不治の幻煙4 |
現状は敵ユニットで登場したが2023年11月から魔器英雄で登場。この見た目で騎馬ユニット。
ステータスはAスキル補正でHPが高く、攻撃はかなり高めだが他は平均値。攻撃は全暗器ユニットで風祭カゲロウと同率一位。
魔器ギンヌンガガプはキラー武器効果と自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+5かつ敵とその周囲2マス以内にいる敵のうちデバフが最も高い数値分、各ステータスが減少して絶対追撃と奥義発動カウント+1。デバフが多いほどより敵を弱らせる
専用Bスキル「虚無の王」はターン開始時に周囲5マス以内にいる最も近い敵とその周囲2マス以内の敵に攻撃守備-7かつ不和付与。もう一つは敵のHPが75%か敵が不利な状態異常を付与している時、戦闘中さらに攻撃守備-5かつ攻撃時に発動する奥義を装備している時は戦闘中、最初の攻撃前に奥義発動カウント-1。魔器武器とは相性がよい。
不治の幻煙のグレードアップ版が登場。効果自体に変化はないが新たに祈り無効が追加。そして祈り効果無効付与も追加。伝承セリスや洗脳マリアに対するメタ効果となる。
しかしHP攻撃以外のステータスはどれも中途半端なため、デバフを駆使しても負けやすい上に比較的耐久面は低い。見切り追撃効果にも弱く、騎馬特攻やレイヴン効果と弱点は多い。
ギンヌンガガプが初登場したのは「if」に登場する暗夜の魔法で「ヒーローズ」では上述のギンヌンガガプとは別。暗夜の魔法としてのギンヌンガガプをニュクスが持参している。
担当声優の恒松あゆみ氏はファイアーエムブレムシリーズ初担当。
※この先、ネタバレ注意。
「残念でしたね、虚無の王。本当、哀れでなりません。アイトだった私を討つ力さえないあなたは、私の偽物で猿芝居をした挙句…私の夢の中で、私に殺されるのですから」
夢喰いが化けていたフレイヤがギンヌンガカプによって消滅し、絶望する妖精たち。
しかしアイトの正体がフレイヤであるとピアニーに看破されたことで、フレイヤは己を取り戻し、ギンヌンガカプと戦闘開始。
ギンヌンガカプは「あの人間達に敗れてからフレイヤは夢の王の力を失っている。よって我には勝てない(要約)」と投げかける。
戦闘の結果、ギンヌンガカプがフレイヤを貫いた。
…しかしそれは悪夢。
エクラたちがかつて体験したように、悪夢をいくら潰してもフレイヤを滅ぼす事は能わないのだ。
そのまま、ギンヌンガカプは消滅していった。