クリスターイングラム
くりすたーいんぐらむ
クリスターイングラムは、ダンボール戦機シリーズにおいて、LBXを製造・販売するトップ企業の一つ。
A国企業であり、軍事企業のセントラル・インテリジェンス・サービス(CIS)の子会社である。
オメガダインとは特殊な関係にあると噂されているが…?
無印時点で存在が確認でき、第3回アルテミスの優勝賞品「メタナスGX」の製造会社がこのクリスターイングラムである。
Wで本格的にストーリーに関わり始める。
タイニーオービットを傘下に入れ、社長をタイニーオービットを解雇された沢村宗人にする動きを見せた。
同作の敵組織、ディテクターはLBXの搭載パーツ「Mチップ」に働きかけて機体を乗っ取る手法を好んでいるが、その製造元であるオメガダインとの噂が立っていたこともあり、何かしら共謀しているのではないかとの疑いが向けられる。
また、関係者に当たるテストプレイヤーのM・ゴジョーが主人公たちの手助けをすることがあった。
結局ディテクターとの関係は特になく、関係を噂されていたオメガダインとも無縁であると判明。
程なくして宇崎拓哉がタイニーオービット社長に返り咲き、沢村は追い出された。
LBX列伝では、神谷重工がクリスターイングラムに吸収され、クリスターイングラム「神谷重工部門」という1ブランドとなったことが判明。
神谷重工部門が作った試作LBXエンペラーM5が強奪されたことで、物語が動き出す。
ウォーズ・LBX列伝のパラレルワールドの当たる装甲娘ミゼレムクライシスでは、「サージェン」と呼ばれるアンドロイドの制作を担当した。
LBX
「神谷重工部門」のLBXは神谷重工を参照。ここではクリスターイングラム独自の機体を紹介する。
名称 | 特記事項 |
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オリオン | ナイトフレーム。一般流通機としては初めて変形機構を搭載 |
スワン | ストライダーフレーム。バレリーナと白鳥をモデルにした軽装機 |
ケートス | クジラがモチーフのワイルドフレーム機 |
その他
メタナスGX
山野淳一郎が夢のCPUだと高く評価する超高性能CPU。
製造数が少ないことから、希少価値が高く、数億クレジットの価値があると言われる。
作中では、第3回アルテミスの優勝賞品として登場し、主催者であるオメガダインが厳重に保管していることを目を付けた山野純一郎が、AX-00に搭載したエターナルサイクラーの設計データを記憶したプラチナカプセルの解析コードをメタナスGXに入れるように仕組んだため、大会で奪い合いになる。
結果は山野バンが勝利したことで、バンの所有物となったが、イノベータによって受け渡される前に強奪されてしまう。
4人の死者を出したこの強奪事件は後に「アルテミス事件」「メタナスGX強奪事件」と呼ばれる。
なお、ゲーム版では特殊なアイテムという形で実装されており、LBXのコアパーツとして使用できない。
サージェン
ウォーズ・LBX列伝のパラレルワールドの当たる装甲娘ミゼレムクライシスで登場。
LBCSに使うために作られたアンドロイドで、別名「第三世代アンドロイド」。
オメガダインが手掛けていたサージェン以前の第二世代アンドロイドの事業を引き継いで開発した代物。
感性的に多感で直情的、奔放的であるが、これはLBCSの使用条件で必須なため。
該当しないアンドロイドでは動かせても高い性能を発揮できない。
主にマスターグレードクラス級と呼ばれる人間が負担が強すぎて使えないLBCSを装着するために使用。
作中では、LBCSハーデスを使うP・E・R・UとLBCSΣオービスを使うオビス シズナが登場。
加えて、LBCSオーレギオンを使うシータも身体に関してはクリスターイングラム製と思われる。
作中では、LBCSベクターを使うベクター(装甲娘)達が敵として多数登場。
何らかの理由でサージェンの設計データを盗んで作られたようだ。
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作中の行動から、クリスターイングラムがキナ臭いとよく言われている。
前作で黒幕の一端、神谷重工がそうであったように親会社という形で軍事産業に関わっており、その神谷重工も取り込んで勢力を拡大している点でイヤな予感がした人も多いだろう。
Wでの一件では疑惑こそ晴れたようだが、それでもあのタイミングでタイニーオービットに接触したことは奇妙であることには間違いない。
事実、タイニーオービットを去る沢村も意味ありげな目つきで本社ビルを睨んでおり、なにか狙いがあったのかもしれない。
ウォーズ・LBX列伝のパラレルワールドの当たる装甲娘ミゼレムクライシスでは、ミゼレム達がサージェンのデータを盗んだと思われるが、物理的に隔絶されたA国国内から直接データを持ち出さない限り流出することはほぼあり得ないと考えられるため、関与している可能性があると考えることが出来る。