ディテクター
でぃてくたー
ディテクターは、『ダンボール戦機W』に登場する巨大テロ組織。
謎の仮面の男がメンバーであること以外、他のメンバーの存在も不明。
前作『ダンボール戦機』に登場した敵組織「イノベーター」と異なり、堂々と活動していることを世界中に知らしめている。
基本的にコンピューターをハッキング(通称:ブレインジャック)して、それを使ってMチップを介してLBXを暴走させることが主な動きである。
またプロのLBXプレイヤーを集め、ディテクターの操り人形にしている。
後にディテクター事件と呼ばれる。
以降の項目はダンボール戦機Wのネタバレを含みます |
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ディテクター登場
時は2051年。
イノベーター事件の終焉から1年が経ち、世界は平和であった。
ある時、トキオシティのトキオシアデパートでタイニーオービットの新製品発表会が行われた。
その会場で突如LBXが一斉に暴走を始め、居合わせた山野バン・川村アミ・青島カズヤの3人は暴走したLBXを対処したが、アミとカズは催涙ガスで眠らされ、LBXを破壊されてしまう。
その間、大空ヒロがバンに加勢するも、バンのオーディーンは破壊されてしまう。
この後、このLBX暴走事件を行った犯人がディテクターと判明。
これがディテクターの最初の事件となる。
山野淳一郎の助手であるコブラがバン達に事情を説明して、ディテクターを退治することになる。
コブラの話では、山野淳一郎は今回の事件を察知して、それに対応するため、バンとヒロにそれぞれエルシオンとペルセウスを製作して、コブラに持たせたのだそうだ。
今回の事件は、ディテクターが地球全土にディテクターの存在を知らしめるためのデモンストレーションであり、そのためにトキオシアデパート周辺の都市機能が奪われていた。
この事件の鎮静化のため、事件に使われた、トキオシアデパートの地下にある旧シーカー本部のコンピューターを停止しに向かった。
現場には仮面の男が配置したGレックス2機がおり、バン達は足止めを食らうが、突然出て来た赤いデクーがあっさりとGレックスを撃破し、コンピューターを破壊。
その後、赤いデクーの持ち主である風摩キリトが次に会った時にはバンを倒すと宣言し、その場を去った。
トキオシアデパート周辺の事件は解決するが、ディテクターの次の事件に対処するため、宇崎拓也はイノベーター事件の終焉で活動を終えたシーカーを復活させることを決めた。
地下鉄ハッキング
移動中に妨害はあったものの、無事にA国に到着。
飛行機に降りると、そこには一人の少女がいた。この少女は「ネオ・インターナショナル・コズミック・セクション(通称 NICS)」の長官オーウェン・カイオスの娘のジェシカ・カイオスで、バン達を迎えに来たのだ。
NICSがバン達と協力することになるが、何故協力してくれるのかというとディテクターがハッキングに使うコンピュータは世界トップクラスの機能を持つものであることが分かり、世界トップクラスのコンピュータを管理するNICSで情報を集めるためである。
NICSに案内されたバン達だったが、すぐにLBX暴走事件がA国のNシティで発生。
ディテクターは、A国大統領のクラウディア・レネトンの辞任を要求し、それが通らない場合はNシティを破壊すると脅した。
クラウディア・レネトンはこの要求には屈しないと決め、NICSに極秘任務としてブレインジャックされたコンピューターを停止する指令が下した。
バン達は手分けしてブレインジャックされたコンピューターを探し、その結果地下鉄の車両のコンピューターが乗っ取られていることが分かった。
ブレインジャックされたコンピューターを乗せた車両の近くにいたヒロとジェシカが対処に向かうと、車両の中には、イノベーター事件でバン達と戦った神谷コウスケがいた。
だが、神谷コウスケはディテクターにブレインジャックされたコンピューターの番人として操られていた。
ヒロとジェシカは苦戦するも、神谷コウスケを倒してコンピューターを正常化することに成功。
だが、同時にトラップが発動して車両が走り出し、しかも止められなくなっていた。
線路の先には停車した車両があって、このままでは衝突して大惨事となってしまう状態だった。
しかし突如現れたLBXが粘性の糸を出し、車両に何本もくっつけて車両を止めた。
その正体は、かつてバン達と共に戦った海道ジンと彼の新たなLBXのトリトーンだった。
留学中だったジンをコブラと同じく山野淳一郎の助手であるマングースが連れて来たのだった。
マングースはジンをバン達に合流させるとその場を去ってしまった。
神谷コウスケを救急車に運んでもらった後、NICSに戻ったバン達は、かつてバン達に協力してくれたオタクロスと再会。
その一方、ディテクターによりLBX暴走事件で、LBX販売会社は大きな打撃を受け、タイニーオービットはクリスターイングラムの傘下に加わって、社長もかつてイノベーターに関わって解雇させられた沢村宗人に交代する事態となっていた。
ドラゴンタワーハッキング
オタクロスによって中国のシャンパオにハッキングされたコンピューターがあることを突き止め、詳しい場所を探るため、バン達はNICSが用意したダックシャトルに乗ってシャンパオに向かった。
バン達はシャンパオ港の港湾管理センターとドラゴンタワーの2か所を調べるため、二手に分かれて行動する。
調べるとドラゴンタワーのコンピューターがハッキングされていることが分かり、バン達はドラゴンタワーのコンピューターを目指し始めた。
道中、オタクロスが腰を痛めるハプニングがあり、ランが1人で確認しに向かった。
すると、目の前にパンダの着ぐるみを着た人が戦闘を仕掛けてきた。
戦闘するなと言われていたランだったが、勝手に戦闘を開始(しかも相手が3機でかかってきた)。
当然ながら敗北。
この瞬間、バンとオタクロスがやって来て3対2(パーフェクトZX3を3機と数えるなら、3対4)のバトルを持ち込んだ。
この時、着ぐるみの人物が操られた川村アミであることが判明。
性格が黒くなったアミに苦戦されつつも、オタクロスの適当な攻撃で隙が出来て、アミを倒すことに成功。
同時にコンピューターを正常化に成功し、シャンパオでのLBX暴走を事前に対処することに成功した。
元に戻ったアミだったが、操られた影響で体に大きな負担がかかり、療養のため日本に帰国。
その代わりに、タイニーオービットを追い出されてしまった宇崎拓也と、イノベーターに人体実験されていた灰原ユウヤが仲間に加わった。
カイルホテルハッキング
NICSに戻ったバン達は今までの出来事を話し合っていた。
その中で、Mチップを作っているオメガダインは暴走したLBXとMチップが関係していないと回答していることが判明。
しかし、オメガダインが噓の報告書を作ったと考えられるため、バン達はオメガダインに乗り込むことにした。
だが、同時にエジプトのカイルでLBXの暴走が発生。
バン達は二手に分かれて対処することになる。
オメガダイン潜入
バン達はMチップ開発記録を入手するため、オメガダインに潜入。
オメガダイン見学ツアーを使って堂々と侵入したバン達だったが、風摩キリトや警備員に見つかった上、A国副大統領のアルフェルド・ガーダインに介入で完全に作戦は失敗した。
しかし、突然NICSの面談を断り続けていたオメガダインの総帥であるアラン・ウォーゼンがバン達と面会したいと提案。
情報を調べることが出来るチャンスでもあるので、罠の可能性も考えつつ、面会に応じることにした。
アラン・ウォーゼンと面会し、拓也は堂々とMチップ開発記録があると思われる部屋の案内をすると、あっさりとそれを了承。
行ってみるとそこにはMチップの製造ラインしかなく、バン達は手がかりを見つけることが出来ず、帰還することになった。
カイルホテルでは
一方、ヒロ達はカイルでLBX騒動の鎮圧を行っていた。
その際、ピンチに陥るものの、オメガダインと繋がりがあるクリスターイングラムのテストプレイヤーのM・ゴジョーの加勢で助かる。
そんな中、ディテクターが声明を発表し、エジプト政府に対して原油の輸出停止を要求した。
再攻撃が始まる前にオタクロスがカイルホテルのコンピューターがハッキングされていることを突き止め、ヒロ達はコンピューターを正常化しに向かった。
コンピューターの前には操られたM・ゴジョーが立ち塞がり、ヒロ達は勝負し、M・ゴジョーを倒すとコンピューターを正常化させて事態を収束させた。
だが、ヒロが持つ未来予知でカイルホテルが大爆発することが判明。
最初は誰も信用していなかったが、コンピューターが発火して爆発が発生し、さらに自家発電用のガスタービンと隣接したコンピューターも発熱していて、大爆発する危険性があり、ヒロの未来予知で見たことが本当に起こる可能性が出て来た。
ヒロ達は避難を誘導しに向かったが、M・ゴジョーは黙って危険なコンピューターを止めに向かった。
これに気づいたヒロはM・ゴジョーとともにコンピューターに向かい、到着するとディテクターが操るアキレス・ディードがいたが、防戦はするものの、攻めるような行動はせずに、後からやって来たランのミネルバとジェシカのジャンヌDが加勢するとそのまま去って行ってしまった。
一方、ヒロ達はコンピューターを停止させて、爆発を防ぐことに成功。
NICSに帰還する。
クラウディア・レネトン暗殺計画
NICSに戻って来たバン達に新たな情報がもたらされる。
ディテクターがA国大統領のクラウディア・レネトンを暗殺する計画を立てているというのだ。
選ばれた場所はクラウディア・レネトンが演説するアロハロア島。
アロハロア島ではこの日、LBXの操作に使うCCMの使用を禁止し、LBXの遠隔操作に使われるスパークブロードもジャミングで使用できないようになっているが、ある一か所のみ例外が存在した。
それは第4回アルテミス会場。
なんと、演説する日にアロハロア島でアルテミスが同時開催することになっていた。
バン達は、アルテミスから操作する可能性が高いと考え、大会に参加して暗殺者を探し始めた。
だが、暗殺者の前準備のせいで、犯人は見つからずの状態が続いた。
そんな中、オタクロスが海の上でLBXの電波を発する場所を二か所発見。
なんと暗殺者は2機のLBXを使って通常の電波を中継させ(所謂、ルーターLBX)、暗殺用LBXを操作していた。
バン達は一番近い800メートル地点のLBXと戦闘し、それを破壊。
しかし、予備のLBXが出て来て再度戦闘になる。
ピンチに陥るが、突如相手のLBXが爆発。
この隙にもう1体のルーターLBXを破壊し、暗殺計画を頓挫させた。
さて、ここで少し暗殺を行おうとした人物について触れておこう。
今回暗殺を行おうとした人物はジャッカルという人物。
以前イノベーターに雇われ、LBXを使って財前宗助を暗殺しようとした人物でもある。
今回はアルテミス会場に参加して、そこから操作を行う。
なお、この操作中、郷田ハンゾウと仙道ダイキの2人と予選の決勝で戦闘しており、途中からLBXを自動操縦に切り替えて、暗殺用LBXを操作している。
暗殺失敗のため、その場を逃走するが、バン達の言ってたことを聞いていた上、ジャッカルの操作の違和感に気づいた古城アスカがDエッグ(LBX専用のバトルフィールドであるDキューブにプレイヤーたちを囲む強固なシールドを展開する機能が付いたもの)で逃走を阻止し、LBXの戦闘を繰り広げ、ジャッカルに勝利。
その間にバン達が集まって、完全に包囲されてジャッカルは捕まった。
この後、バン達はアルテミスを楽しんだが、それについては別記事か別メディア(アニメ・ゲーム)にお任せする。
ブリタニア時計台ハッキング
アルテミスを楽しんだバン達を、山野淳一郎がバン達のLBXを強化するために呼び出した。
向かったのは、山野淳一郎がいるイギリスのブリントン。
ビルニッジ天文台に到着したバン達のLBXの改修を始めようとした矢先、ブリントンでLBXの暴走が始まった。
ディテクターはイギリス政府に対して金融取引を全て停止するよう要求。
すぐにオタクロスが調べて、ブリタニア時計台のコンピューターがハッキングされていることが分かった。
バン達は地下鉄を使って移動するが、どちらが先に付くか分からなかったので二手に分かれて別の線に乗った所、バン達の乗った地下鉄線でLBX暴走の影響なのか突然停止してしまった。
止む無く、ヒロ達3人で時計台に向かうことになる。
時計台には案の定、ディテクターに操られたLBXプレイヤーがいた。
その人物は、かつて第3回アルテミスにてバン達と勝負した森上ケイタであった。
しかし、ケイタはヒロ達より先に来ていた風摩キリトと戦って敗北。
だが、キリトがヒロ達の足止めをしてきて、ピンチになったものの、何とか勝利。
その間にバン達が合流する。
急いでコンピューターを正常化させようとしたが、突如LBXより大きなキラードロイドが立ち塞がった。
ヒロ達にコンピューターの正常化とケイタの救護を任せ、バン達はキラードロイドと戦闘することになる。
コンピューターの正常化に成功したが、バン達はキラードロイドの出す強固なシールドに閉じ込められ、撤退が出来なくなる。
あまりに強力な攻撃を繰り返すキラードロイドにバン達は敗北してしまう。
強固なシールドが解除されたため、バン達はケイタを連れて撤退した。
ビルニッジ天文台襲撃
ブリタニア時計台の戦闘で傷ついたバン達のLBXは修復する必要があり、すぐに強化・修理を開始した。
休んでいたバン達だったが、外を見ると無数のLBXがバン達がいるビルニッジ天文台に向かっていた。
ハッキングされたコンピューターは見つからず、対処方法が見つからない。
退避するしか方法がないが、山野淳一郎はバン達のLBXを直すまでは離れられないとしてバン達のみ避難させようとする。
だが、ヒロの提案で研究用のLBXを使って対処することになる。
戦闘を行うものの、事態は好転せず、バン達はピンチに陥る。
だが突如、ブリタニア時計台にいたキラードロイドがLBX集団をなぎ倒して、ビルニッジ天文台にやって来た。
自体は混乱したまま、バン達はキラードロイドの足止めを行うが、足止めに失敗。
しかし、バン達のLBXの改修は間に合い、合体LBXのΣオービス形態が可能になる。
Σオービスはキラードロイドを破壊して、バン達は勝利した。
キラードロイドは…
NICSに戻ったバン達は、キラードロイドを調査すると驚くべきことが分かった。
なんとキラードロイドは、ディテクターが作り出したものではなかった。
監視カメラから、ディテクターが使っているアキレス・ディードがキラードロイドと戦う映像が見つかったためである。
とはいえ、この時点で、それ以上のことは分からなかった。
キャンベルンでのLBX暴走
イギリスの事件後、今度はオーストラリアのキャンベルンでLBXの暴走が発生。
キャンベルンは完全に人の出入りが出来なくなっていた。
バン達は現場を調査し、オタクロスもコンピューターを探したものの、何もかもが分からない。
そんな時、ディテクターが声明を発表した。
ディテクターがオーストラリア全土の制圧の後、世界中を制圧すると宣告した。
だが、今まで何かしら要求をしてきたディテクターが今回は何も要求してこない。
何かいつもと違う。
そんな中、ジャックされたコンピューターをオタクロスが発見。
それはキャンベルンの上空にあった4つの飛行船全てが対象のコンピューターだったのだ。
その時、急速にキャンベルンに向かう高速移動する物体があった。
それは、八神英二と真野晶子・細井将志・矢壁塀太の3人組・そして療養中だった川村アミを乗せたエクリプスだった。
アミ達もバン達と合流し、2人1組でそれぞれ別の飛行船に向かった。
それぞれの飛行船には操られた郷田ハンゾウ・仙道ダイキ・オタシルバー・ヤマネコが乗っていて、バン達は戦闘を開始。
バン達は郷田達を倒して、コンピューターを正常化させた。
水中ミュージアムにて
飛行船での戦闘を終えたバン達は違和感を覚えた。
今回ハッキングされたコンピューターはすべて、水中ミュージアムの宣伝飛行船だったのだ。
同じ飛行船を4機も使ったのは、もしかすると水中ミュージアムがディテクターと繋がっているのではないかと考えられた。
バンとヒロは水中ミュージアムに向かうと、そこには操られた古城アスカが待ち構えていた。
アスカを助けるため、アスカと1対2で戦うが、アスカのLBXは1体だが、苦戦を強いられる。
さらに、バン達の前に突如アキレス・ディードを操作する操られた青島カズヤが現れる。
2対2の状況に流石に大ピンチと思われたが、なんとカズがアスカに攻撃し、アスカを倒してしまった。
いったいどういうことなのだ?
驚くべき事実
バン達が状況を理解しない状態で突然、ディテクターの仮面の男がバン達の前に現れる。
そして、現れた仮面の男は聞いたことがある声でバンに話しかけた。
「私だ、バン」
その正体は、まさかの山野淳一郎博士であった。
さらにカズも操られていないことが判明した。
何故、淳一郎はこんなことをしたのか?
それはLBX管理機構オメガダインが企てている世界侵略を阻止するためだった。
オメガダインは軍事衛星(表向きは通信衛星)パラダイスを使って侵略しようとしていた。
行動の理由
淳一郎は、ある時パラダイスが軍事衛星と気づいた。
表立って行動すれば、政府の人物によって事実をもみ消される恐れがあり、自身や周りが危険になる可能性があった。
そこで淳一郎は、あえてテロ組織を語ってパラダイスの真実を知らせようとしたのだった。
その方法としては、
- コンピューターをハッキング
- ハッキングしたコンピューターでLBXを暴走させる
- バン達にハッキングされたコンピューターを見つけてもらう
- 見つかったコンピューターがパラダイスと関係していると知ってもらう
という流れだった。
また、LBXを利用したのは自身が作り出したLBXが悪しきテクノロジーと感じ、生んだ親として根絶させたかったためだった。
とは言え、ディテクターは死者を一人も出してはいない。
また、クラウディア・レネトン暗殺計画自体は、オメガダインの計画で、表立って動けない淳一郎はバン達に伝え、現場に呼び寄せていた。さらにこの時の戦闘で起きたLBXの爆発はアキレス・ディードの射撃でLBXを倒したことが原因である。
カイルホテルの爆発事故は流石に予想していなかったようで、この時のアキレス・ディードは防戦はしたものの、攻撃しておらず、恐らくはアキレス・ディードを使って、コンピューターを止めようとしていたと考えられる。
一方、プレイヤーを操っていたのは、間違った事とは分かっていたが、逆に協力を要請すればその人物を共犯にしてしまうため、それを防ぐための行動だった。
また、青島カズヤに関しては、アクシデントで操るために付けていたチョーカーが外れて、ディテクターの真実を知ることになり、自ら協力してディテクターとして協力していた。
その一方
オメガダインは、ディテクターの行動に薄々気づいた。
それ故、妨害を行ったり、ディテクターと思わせる行動を取ったりしている。
確認できるもので、
- クラウディア・レネトン暗殺計画
- キラードロイド騒動
- ビルニッジ天文台でのLBX襲撃
- 古城アスカを操った事
はすべて、オメガダインの仕業である。
そして
ディテクターとしての所業をバンやカイオス長官に厳しく咎められるも、オメガダインの野望阻止のためにカイオス長官の権限でその処遇については保留となった。
こうして、淳一郎とカズはバン達と合流してオメガダインの侵略阻止に動き出した。
これ以降のオメガダイン側の行動とそれ以降の事態の流れはオメガダインを参照。
ディテクターの創設者
世界を守るため、仮面の男として行動
スレイブ・プレイヤーの1人として捕まったが、途中のアクシデントで操るために使うチョーカーが外れ、ディテクターの真実を知り、ディテクターとして協力している。
なお捕まる前と後で姿が変わっていて、ワイルドになった。
操られたLBXプレイヤーで、自身の意志でディテクターに協力したわけではない。
詳しくは、スレイブ・プレイヤーを参照。
改造LBX
淳一郎がディテクターとしてやった事はある程度理解はできるが、決して正しいとは言えないだろう。
だが、もし仮に表立って行動したらどうなっていただろうか?
作中でも語られるが、自身やバン達などの周りに被害が出た可能性は否定できない。
仮に被害を別の方法で対処して、バン達と表向きに戦ったとする。
そうなってくると、チョーカーは作られず、操られたことに怒ってオメガダインと戦うことに決めた古城アスカなどのプレイヤーが仲間にならなかった可能性が高く、反乱を起こして道路を封鎖させたことで防げたセト50の搬入を、防ぐことが出来なかった可能性もあり得る。
心境
淳一郎が自身やバン達などの周りに被害が出た可能性を気にしていた所がある。
これに関しては、イノベーター事件で自身が捕まってバン達を心配させてしまったことや、バン達や会社の人にトラブルや不幸に巻き込んでしまったことを気にしていたと考えられる。
前述の際、被害を別の方法で対処して、バン達と表向きに戦った場合を想定したが、イノベーター事件で巻き込んでしまったことが淳一郎にとって辛かったことの一つではないかと考えると、危険を減らせる方向で事を進めてもおかしくはない。
とは言え、もしこの事を誰かに相談していれば、展開は変わっていたのかもしれない。
ただ、その問題がかなりの難題なだけに、その相談相手にも困ることにはなったので相談できなかったのではないかと推察できる。
ダンボール戦機ウォーズのパラレルワールドに当たる装甲娘ミゼレムクライシスによると、ディテクター事件での制裁として、淳一郎は3年後の2054年の時点でも個人での海外渡航の禁止の処罰が食らっている。
やったことがやったことなので、仕方がない。
だが、ダンボール戦機ウォーズでも装甲娘ミゼレムクライシスでも淳一郎について語られる場面はあるが、一般的にはディテクターの犯人としては語られる様子は無いので、犯人に関してはごまかしたか、非公表にされたと思われる。
また、ミゼレムクライシスでは、ディテクターとして活動していた時に、ワールドセイバーが秘匿回線でアポイントメントを取っていた事が判明している。
「ディテクター」とは探知機を意味し、探偵を意味する「detective」と同一語源である。
なお、藤異秀明氏が描く漫画版は展開が大きく異なっており、ディテクターが本当の敵として登場。キラードロイドもディテクターの製造物である他、仮面の男の正体はオメガダインを裏で操っていた人物となっており、そのオメガダインも登場しない。更に、ディテクター事件後、更なる事件を起こした人物はディテクターが負けた直後に登場する。
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