概要
登場キャラ
- 調律の巫女一行(エクス / レイナ / タオ / シェイン / エイダ / ファム / クロヴィス)
- モリガン
- ヤーコプ・グリム
- ルイス・キャロル
- ハーメルンの笛吹き男
- ヘンゼル(菓子)
- グレーテル(菓子)
- 暴食ネズミ(想区固有ヴィラン)
- ルートヴィッヒ・グリム
- カーリー
- ウィリアム・シェイクスピア
- 帽子屋ハッタ
- 三月ウサギ
- 赤ずきん(CM記念)
- 狼の森の猟師
- お菓子の魔女(想区ボス)
- 紅薔薇
- 白薔薇
- ヨリンデ
- ヨリンゲル
序幕(お菓子の家同盟)
お話を始めよう、お姫様。
かつてどこかで語られたメルヒェンを。
ここではないどこか、いまではないいつか、
名もなきひとびとが織りなす不思議な話を……。
それはたとえば、両親に捨てられた幼い兄妹が
たどり着いた、お菓子の家の物語。
あるいは、ある街に現れた笛吹き男の
悲しくも、恐ろしい復讐の物語。
またあるいは……ふふ、なんだろうね。
この世界にはたくさんの物語が溢れている。
物語を語り継ぐ者がいる限り、
物語を聞き届ける者がいる限り。
それらの物語は決して滅びることはない……。
……そろそろおやすみの時間にしよう。
いい夢を、お姫様。
はつかねずみがやってきた。
はなしはここでおしまい―――
ストーリー
お菓子の家同盟
開幕:ある小屋にて、仕事を進める一人の男がいた。そんな男の前にモリガンが現れるモリガンは男のことをヤーコプ・グリムと呼んだ…。
一方、一行はルイス・キャロルに導かれ、ある想区へと到着する。たどり着いた街の名前はハーメルン。そこでヴィランとネズミたちの攻撃に巻き込まれた一行は街を守るために立ち向かうのだったが…。
終幕:ネズミたちを退けた一行だったが、そんな彼らの前にハーメルンの笛吹き男、ヘンゼル、グレーテルが現れる。彼らは“お菓子の家”同盟を名乗り、ハーメルンの街に宣戦布告する。
一行はルイスにこの想区がなにかを尋ねる。そしてルイスはヤーコプの頼みでここへ来たことを答える。
笛吹き男の伝説
開幕:ヤーコプはモリガンを罠に嵌めるため、“万象大全”の原本を餌にモリガンを呼び出した。そして一行もここへ連れてくるよう、ルイスに頼んでいたのだ。
ヤーコプの真意はなにか。彼はいまどこにいるのか。真実を探るため、一行は街の人たちに情報を聞いて回るが…。
終幕:情報収集の結果、一行はハーメルンの笛吹き男のあらましを聞き出す。笛吹き男はハーメルンから連れ去った子供たち、ヘンゼル、グレーテルとともに、同盟を結成し、森を拠点に活動を続けていたのだ。ヤーコプの手がかりを得られない一行は、“お菓子の家”同盟のもとへ向かう。
一方、カーリーとシェイクスピアはヤーコプの弟、ルートヴィッヒ・グリムのもとに身を寄せていた…。
メルヒェンの森
開幕:エクスたちはルイスとともに“お菓子の家”同盟のもとへと進む。ヤーコプは自分たちになにを伝えようとしているのか、レイナは思い悩むのだが…。
終幕:一行は森を歩きながら、この森に伝わる噂のことを話し合う。
一方、ファムはモリガンのことを気にかけ続けていた。エクスはファムを心配するが、ファムはそっけない態度をとり続ける。
副団長グレーテル
開幕:“お菓子の家”同盟を探す一行。するとルイスはある策を講じたと話す。その直後、ルイスの呼び出したあるイマジン二人組により、“お菓子の家”同盟と接触する。駆けつけた副団長のグレーテルと一行は戦うことに…。
終幕:グレーテルを止めた一行はヤーコプのことを尋ねる。だが、そこで一行はヤーコプが死んだという話を聞かされた。なにが起こったのか、さらに聞こうとする一行だったが、そこへヘンゼルが現れ、グレーテルを連れて逃亡する。
大人はいらない
開幕:ヘンゼルとグレーテルを追いかける一行だったが、彼らが罠を張り巡らせた地点に誘い込まれてしまう。
ハーメルンの街、そして大人たちに敵意を燃やすヘンゼルと一行は戦うことに。
終幕:ヘンゼルを破った一行だったが、レイナの言葉により、グレーテルはレイナを攻撃。その混乱のさなか、ヘンゼルはグレーテルを逃がし、気絶してしまう。行き場をなくしたエクスたちだったが、そこへ赤ずきんたちが現れる。
赤ずきんとの再会
開幕:赤ずきん、猟師の案内により、エクスたちはメルヒェンの村へとたどり着く。ヘンゼルを看病しながら、エクスたちはこれからどうするかを話し合う。すると『調律の巫女』の言葉を聞いた赤ずきんは、ヤーコプからの伝言を伝える。
終幕:「ねずの木がある小屋、そこにいるヤーコプの使者が『調律の巫女』一行を導いてくれるだろう」赤ずきんの言葉を聞き、一行はヤーコプの家へ向かうことを決める。
一方、一行から離れていたルイスは笛吹き男と接触する。笛吹き男の正体、それは変身していたモリガンだった。モリガンはヤーコプ殺しを白状し、ルイスはモリガンと一戦を交える。
ヤーコプの伝言
開幕:ヤーコプの家へ向かいながら、赤ずきんは一行にヤーコプの思い出を語る。するとレイナは赤ずきんの話から、なにかを思い出しかける。
ヤーコプの家に、なにが待っているのか。エクスたちは森を進み続ける…。
終幕:一行がヤーコプの家へ向かっていた頃。ヘンゼルは、“お菓子の家”から戻ってきたときの記憶を夢見ていた。そして、自分たちになにがあったのかを。
目覚めたヘンゼルは、鳥の鳴き声を耳にする。その声に導かれるように、ヘンゼルは村を抜け出す。
ねずの木の家
開幕:エクスたちはついにヤーコプの家にたどり着く。だが、そこで彼らが出会ったのはヤーコプの使者ではなく、グレーテルと笛吹き男だった。笛吹き男は“お菓子の家”同盟が、ハーメルンに捨てられた子供たちで構成されていることを話し、赤ずきんも同盟に引き込もうとする。エクスたちは笛吹き男たちと戦うことに。
終幕:二人を追い詰めたかに見えたエクスたちだったが、笛吹き男の笛により、エクスたちは動きを縛られる。さらにヘンゼルも現れ、事態は混迷を極めていく。
だが、そこで赤ずきんはあることを口にする。グレーテルが本当は何者なのか、と。
本当の嘘つき
開幕:赤ずきんの追及を受ける、グレーテル。グレーテルは追及をかわそうとするが、そこで突如聞こえてきた笛の音により、グレーテルの変身が解ける。さらに何者かの呼びかけを受け、一行はヘンゼルを連れて、その場を脱出する。
ヤーコプの使者
終幕:一行は赤ずきんのおばあさんの家にたどり着く。そこで彼らを待ち受けていたのは、ヤーコプの使者である本物の笛吹き男だった。ヤーコプの知り合いだという笛吹き男は彼らに事情を話し、一行を、ヤーコプが待つ古城へ案内する。
笛吹き男の懺悔
開幕:かつて恐ろしい魔女が住んでいた古城を目指して、峠道を歩くエクスたち。まだなにかを隠している笛吹き男は、城に着いたらすべて話すことを約束する。
終幕:あと少しで古城にたどり着く一行。すると笛吹き男は笛を吹きながら、なぜ自分が子供たちを連れ去ったのかを話す。
一方、一行のもとを離れようとしているヘンゼルをファムは呼び止める。そして…。
愛を叫ぶ英雄
開幕:古城にたどり着いた一行だったが、そこで彼らは城に住む紅薔薇と白薔薇に出会う。彼女たちはここにいないはずのヴィランの対処に追われていた。一行もヴィラン退治を手伝うのだが…。
終幕:紅薔薇と白薔薇は“お菓子の家”同盟とハーメルンの争いを避けるため、この城に避難していた。紅薔薇と白薔薇の話によれば、ヴィランはこの城の主が招き入れてしまったらしい。そして城の主であるヨリンゲルが一行の前に現れる。
またモリガンも一行を追って、古城へと向かう。
万象大全
開幕:古城にたどり着いた一行だが、ヨリンゲルたちはヤーコプのことをなにも知らなかった。ふたたび手がかりを失った一行だが、そこで城の奥にある開かずの間の存在を知る。
終幕:開かずの間にたどり着いた一行。レイナが扉になにかを感じ取った瞬間、あっさりと部屋の扉が開かれる。そこで一行は“万象大全”の原本を発見する。そして、レイナとエクスが突如聞こえてきた声に返事をした瞬間、本の中へと吸い込まれてしまった。その直後、ヨリンデが駆けつけ、城が襲撃を受けていることを知らされる。一方、本の中に入ったエクスたちはそこでついにヤーコプ・グリムとの邂逅を果たす…。
ヤーコプ、かく語りきⅠ
開幕:古城の前を掃除していたヘンゼル。白薔薇、紅薔薇と仲良くなるヘンゼルだが、一人になったそのとき、グレーテルが現れ、城へ入れてほしいと頼む。ヘンゼルは最初拒否するが、グレーテルの懇願についに負けてしまい、グレーテルを招き入れる。その瞬間、グレーテルはヴィラン、そしてモリガンを呼び込み、正体を現す。彼女の正体、それはカオステラーお菓子の魔女だった。
終幕:ヤーコプと対面したエクスとレイナ。彼の口からグリムノーツ、そして“万象大全”、『調律の巫女』の秘密が語られる。そしてレイナはすべての始まりとなった女性、ドロテア・フィーマンの存在を知る。
一方、ルートヴィッヒたちもまたドロテア、そしてモリガンのことを話す。モリガンの目的、それは“万象大全”を使った、全想区の統一と支配だった。
ヤーコプ、かく語りきⅡ
開幕:お菓子の魔女に襲われたヘンゼルは封じていた記憶を呼び起こされる。すでに本物のグレーテルは継母に殺されており、錯乱したヘンゼルのもとに、グレーテルに化けたお菓子の魔女とモリガンが現れ、同盟に誘ったのだ。
絶望するヘンゼルだったが、そこへ笛吹き男が現れ、お菓子の魔女を説得しようとする。だがお菓子の魔女はヘンゼルを連れて、逃亡。一方モリガンは、ヴィランたちをどんどん古城に呼び込む。
終幕:ヤーコプはこの世界の成り立ち、ストーリーテラーや創造主、そしてレイナの来歴について語る。そして幼いレイナを育てたのがヤーコプの弟、ヴィルヘルムであることも。ついに自分が何者かを知ったレイナ。だが、そこでヤーコプは彼らに別れを切り出した。一方、古城でヴィランたちと戦う一行はモリガンが接近していることを知る。ファムはモリガンを倒すために、“黄金の林檎”を用いた作戦を提案する。
モリガン攻略戦
開幕:ファムの作戦に反対する仲間たち。しかし、自分の命を軽く考えるファムはここでモリガンを倒すことに執着する。すると、笛吹き男はエクスから聞いた未来を語る。それを聞き、揺らぐファム。すると紅薔薇と白薔薇、そしてヨリンゲルたちも協力を申し出る。彼らが提案した共同作戦、それは……。
終幕:“万象大全”を探すモリガン。そこへ仲間たちは攻撃を仕掛け、モリガンを追い詰める。だが、モリガンはそれらの攻撃にも屈せず、ファムに迫る。絶体絶命のピンチに陥るファムだったが、起死回生の行動により、モリガンに“黄金の林檎”を食べさせることに成功する。弱体化し、怒り狂うモリガンは、“万象大全”を強奪する。そのとき、“万象大全”は突如として消失し、エクスとレイナがもとの世界に帰還する。
未来のあなた
開幕:レイナたちはヤーコプと最後の会話を交わす。ヤーコプはレイナに新たなる力の種子を渡し、二人を見送る。そしてヴィルヘルムに向けたある言葉を告げ、“万象大全”とともに消滅する。一方、モリガンは“万象大全”をうしない、一行に憎しみをぶつける。そのまま呪詛を吐き、モリガンは撤退していくのだったが…。
終幕:ヴィランを退けた一行はヤーコプから聞いた話を仲間たちに伝える。そしてヘンゼルを救うために、“お菓子の家”へ向かうことを決意する。さらに笛吹き男はグレーテルを救う方法があることも伝える。その鍵を握るのは、意外な人物だった。
鳥の唄はもう聞こえない
開幕:エクスたちは笛吹き男、ヨリンゲル、ヨリンデとともに“お菓子の家”へと向かう。だがそこへ赤ずきんが駆けつけてくる。
そしてハーメルンの住民たちが“お菓子の家”に向けて、兵を挙げたことを知らされる。
終幕:“お菓子の家”に戻ったヘンゼルは、お菓子の魔女からグレーテルを復活させる代わりに言うことを聞くように強要されていた。
そこへハーメルンの街の人間が攻めてくる知らせを受ける。すでに自分たちが引き返せないところまで来ていることを悟ったヘンゼルは、迎撃を決意する。
絶望の未来
開幕:ついに始まったハーメルンの兵と“お菓子の家”同盟の戦い。混乱する戦況の中、エクスたちはヘンゼルのもとへ駆けつける。
終幕:笛吹き男は笛の力で戦場に介入する。だがそこへこの戦いを煽ったハーメルンの議員が笛吹き男に迫り来る。するとグレーテルに化けたお菓子の魔女が現れ、議員から受けたある仕打ちを語る。お菓子の魔女、笛吹き男、ハーメルンを巡るとある因縁。ハーメルンの街を憎む魔女は、ヘンゼルも、自分も憎しみと絶望しか残されていないと語る。すると笛吹き男はねずの木の伝説を語りだす。
ねずの木の話
終幕:ヘンゼルは剣を振りながら、ヤーコプとの会話を思い出していた。グレーテルを守れなかった自責の念に押しつぶされそうになるヘンゼルの前にエクスたちが現れる。するとエクスたちは、ある事実を語る。最初は信じようとしないヘンゼルだったが、もう一度未来を想い描くために、その方法を試す。そして、奇跡が起こった。
お菓子の魔女の正体
開幕:ヘンゼル、グレーテルとともに一行は“お菓子の家”へと乗り込む。そこでついにお菓子の魔女と対決する。
終幕:お菓子の魔女が繰り出すヴィランたちを倒す一行。だが倒すたびに、子供たちの悲痛の声が響く。ヴィランの正体は子供たちだと語る魔女にエクスたちの攻撃は鈍るが、グレーテルはそれが嘘だと見破る。
メルヒェンの子供たち
開幕:グレーテルはお菓子の魔女が、決して子供に手を出さないことを見抜いていた。お菓子の魔女はそれを否定するが、そこへ生きていたルイスが現れ、子供たちを逃がしたことを告げる。お互いのたどり着きたい未来をかけた、最後の戦いが始まる。
終幕:敗れたお菓子の魔女はなおも憎しみにとりつかれ続けるが、笛吹き男の笛を聞き、ついに自分の運命を受け入れる。そしてヤーコプとの約束を果たすために、レイナは『調律』を行い、子供たちの未来は取り戻される。
未来を目指して、旅を続けるエクスたち。そしてルイスは、あとからやってきた、ルートヴィッヒたちと合流する。そこでシェイクスピアはモリガンのある企みに気づく。
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