プロフィール
概要
暗い緑色の髪、赤目。胸の部分がはだけた厳つい服装をしている。顔や耳に付けたピアス、左目や胸の辺りの赤いタトゥー、チラッと見える割れた腹筋が特徴。
一人称は「オレ」。粗暴で残忍な性格。やや間延びした喋り方で、狂気的な言動が目立つ。
問題は、この「狂気的」の内容である。分かりやすく言えば、彼はドMなのだ。
以下、彼のドMな言動の一例。
- 「褒められるより叱られるほうがイイ」
- (HPゲージを削りきられて)「いいねぇ…!」
- 強烈な魔法でお仕置きされた仲間を羨ましそうに見る
- 「言葉で責められるのも悪くない」
また、誰かを痛めつけることも誰かに痛めつけられることも好きで、戦闘を楽しんでいる。彼にとって、痛みは快楽と同義なのだ。
初登場は9章で、倒れたモリオン王を贄として連れ去った。マロンも共にいたが、この時点で素性は明らかにならない。
10章後のデスタン大教会で四狗として現れ、撤退する神竜軍を追い詰めた。その後も何度か神竜軍と敵対することになる。
マゾヒストであることに目を瞑れば、比較的冷静な人物。四狗としての忠誠は篤く、水面下で任務をこなしている。
本来の人格のヴェイルに対してはお目付け役のような立場。一方、闇人格のヴェイルに忠実で、嗜虐的な彼女からの「ご褒美(痛めつけられること)」を期待している。
頭領であるセピアを強く信頼しており、腹心として彼女と行動を共にすることが多い。
敵ユニットとして
11章、17章、20章、21章、23章にて登場。
外見だとベルセルクのように見えるが、れっきとした魔道士である。
エンゲージ技の「ワープライナ」で低魔防の味方を奇襲してくるため、エンゲージ技の予測線をしっかり確認し、魔防の高いユニットで受けるようにしよう。
魔道士ゆえ守備はそこまで高くないので、ワープ後を囲んで袋叩きにするのが吉。
20章では、ワープライナの順番を逆にした特別仕様のエンゲージ技「ライナワープ」を使う。
魔法攻撃の後にワープで逃げてしまうため、前述の袋叩き戦法は使えない。しかも20章は索敵マップなため、迂闊に低魔防キャラを出すと消し炭にされる。
一応、たいまつやトーチで照らせばスタンバイ中のグリを確認可能。特に、紋章士ミカヤとエンゲージしてトーチを使うと広範囲が視界良好となるため有効活用しよう。
数回ワープを繰り返すか復活の石を一つ破壊するとマップ奥に陣取って動かなくなる。ただし、最初は必ず自軍初期位置のすぐ右もしくは左の暗所に陣取っており、釣り出さなければそこから動くことはない。
グリがいない方向に全軍で進軍してしまえば不意打ちに怯える必要がなくなるため、比較的安全に進軍することができる。
また、シンクロスキルも特別仕様の「リベンジ」となっており、異形ではない自軍ユニットもカウンターでダメージを受けるため注意が必要。
活躍
※この先には20章以降のネタバレが掲載されています。
20章ではイルシオン王城にて神竜軍を迎え撃つ。
撃破された後、リュールの手に「慈愛の王女の指輪」が渡り、顕現の様子を見たグリは確信。呪文による顕現であったことから、リュールが邪竜の御子であるという真実を告げ、撤退した。
また、この行動はリュールの正体を確かめるためだけでなく、グラドロン復活までの時間稼ぎも兼ねていた。
マロンが粛清され、モーヴが離反、ヴェイルが闇人格を克服して寝返った後も、グリは四狗として戦い続けた。
23章では決死の覚悟で邪竜紋を防衛するが、セピアと共に討ち取られる。
グリは幼少期に親に捨てられ、邪竜信徒に拾われてイルシオンの教会で育った。痛みを好む彼は自傷行為を繰り返し、その血をソンブルに捧げる日々を送っていた。その熱狂的な行動から他の信徒に距離を置かれ、会話らしい会話もできない状態だったが、信仰心を見込んだセピアに誘われて四狗となった。
四狗という家族をくれた恩人であるセピアには特別な想いを寄せており、「一番大切な人」と思っている。最期にはそれを伝え、先に逝ったセピアを追うように息絶えた。
邪竜の章
グリ本人は登場しないが、彼によく似た容姿のグレゴリーというキャラクターが「四翼」の一員として出てくる。
余談
名前の由来は「gris(灰色)」と思われる。