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概要編集

CV:榊原良子


身長/168cm 体重/50kg


マグダラ修道会N.Y.支部の実働エクソシスト統括者で、ロゼットの直接的な上司。周囲からは「シスター・ケイト」と呼ばれている。

鼻眼鏡をかけていてお嬢様口調で喋る。年齢は聞かれると怒るが29歳。

いつもロゼットの破天荒さに頭を悩ませている。元修道騎士なのでロゼットに負けず劣らずの肉体派。いつも問題を起こすロゼットに対しては、その都度サブミッション・フルコースをブチかます。その反面、部下想いで人望が厚い。

物語後半でN.Y.支部局長を辞任し、マグダラ修道会の最終兵器、結界船・メタトロンの指揮を取り、クレアたちに「聖三位砲(トリスアギオン)」を撃つように命じ、魔界(パンデモニウム)への入り口を確保した(シスターケイトの最大の見せ場で、レミントン牧師はサンフランシスコの広場での戦いが、エルダーは若い頃に聖女マグダレーナを連れてくるシーンが最大の見せ場だと思われる)。

ドラマCDとアニメで声優が変わらなかった唯一のキャラクターで、アニメではベールの下の髪を見せないまま終わってしまった。


上品な喋り方で、紅茶が好きだが、出自は不明(アニメ版のドラマCDで、バトルに熱中するとキャラが壊れてしまう秘密が暴露されたことはある)。レミントン牧師より数歳年上ということになっているが、ギリギリ20代な上、本当は彼よりもウンと年下。

レミントン牧師とエルダーがマグダレーナに想いを馳せている理由は描かれたが、シスターケイトがマグダレーナに想いを馳せている理由は不明なままで、ケイトは作中で初めてエルダーとマグダレーナが顔見知りなのを知った。

たびたび、報告書をまとめる局長役よりも現場での仕事が合うと口にしていたり、エルダーに詩人扱いされた時に「本気の感想」とフォローしていたり、ロゼットのように自ら動くのが好きなのをアピールしている。

言い返すのを戸惑ったロゼットに「ブーーース」と言われていたが、2人ともマグダラ修道会きっての名顔芸マシーンなので、まさに目糞鼻糞を笑うの関係であった。


アイオーンの陰謀を止めるべく、結界船・メタトロンで魔界(パンデモニウム)に接近した際に、「いざという時には船を撃沈させる覚悟でいる」と、騎士道の精神を見せていて、彼女に抵抗しなかった修道会のメンバーもおそらく同じ精神を持っていた。


後日談のロゼットの墓参りをするケイトさんじゅうななさいは成人した三人娘ともども、もっとアップで見たかったところである。


余談編集

イメージソースになったのは、『機動警察パトレイバー』の南雲しのぶ(『超解!クロノクルセイド』より)。

初期案では、壮年のレミントン神父(レミントン牧師の初期案の一つ)の補佐役の、気が強い黒髪ロングの20代前半の先輩シスターだったこともある。


些細なコマで、「おばさ(バキッ)…年増女と見せかけて実は若いのでは?」「怖い女上司と見せかけて実はそうじゃないのでは?」「実はロゼットの保護者のレミントン牧師以上に、悪魔のクロノ及び彼と契約したロゼットを心配しているのでは?」と匂わせる描写が目立ち、人妻ニアの作者の趣味が出ているキャラである。


レミントン牧師とシスターケイト、ギリアム牧師とシスターグレイスなどは、年季の入った夫婦のような雰囲気の割に、普通の同僚かつ聖人同士なので公式カップリングではないが、「そこがいい」という読者が当時多かった(女主人公単体の活躍と聖女がテーマの作品なため。ハッキリと既婚女性と分かるジーン先生、ジミーの母親、エリーの母親、サテラとフロレットの母親、リリスに至っては、なぜか旦那の顔が出ていない。どういう仕様だ)。


レミントン牧師は、原作では『ありすインサイバーランド』でいえば、小俣英治(見た目が若いジジイ)風の容姿で、些細なシーンで若さが覗くシスターケイトとのつり合いが取れているが、アニメ版ではトルケマダ(整い過ぎてて嫌味すら感じられる人外)風の容姿に直されており、シスターケイトの年増さと顔芸が際立ってしまい、シスターケイトが公式サイトの台詞を変えるコーナーで「誰が30代のおばさんですって!?私はまだ20代のお姉さんよ!!!」と言わされてしまったこともある。

一応アニメ誌の特集では、「レミントン牧師はお兄さん代わり、シスターケイトはお姉さん代わり」と記述されていたが、アニメ版では作中で年齢に言及されるキャラがいなかった。


同じく『ありすインサイバーランド』で、女主人公の水無月ありすの両親が離婚してありすのトラウマになっている設定があるため、ロゼットが男上司で憧れの人のレミントン牧師にはデレて彼と一緒に仕事している女上司のシスターケイトとは喧嘩ばかりしている設定がエレクトラコンプレックスのメタファーなのでは?と誤解されることがあるが、実は違う。

シスターケイトの初登場回と『エリザベス1921』の描写から察するに、始末書へのお仕置き以外でロゼットとシスターケイトの確執の理由になっているのはクロノであり、そこに踏み込んだエピソードがもっと見たかった。

エレコンに近い設定だったのは何故かアイオーンであり(女主人公目線で見た男ラスボスだからだろうか?)、本作で異性に優しく同性に厳しい女性は、(サテラのようなショタコンと別の意味で)年下の男性に固執している女性か、完全人外の男性(主に悪魔)に固執している女性に多く、本作は、女性が男性の添え物の作品で見られがちな女性の欠点がほぼ描かれていないのである。

詳しくは最後まで読もう(萌え描写はてんこ盛りであるが)。


「若い美女じゃないシスターケイト(のポジション)も見たかった」という読者の声も多かったのか、『魔法医猫といばら姫』には、カトリック系の女子校の壮年のシスターの校長先生が登場している。


関連タグ編集

クロノクルセイド 鼻眼鏡 女上司 残念な美人

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