概要
アフリカ南西部の北ローデシアを中心に目撃されている、毛が無く歯がある嘴をもつという翼竜のような未確認生物(UMA)。
現地語で「ボートを壊すもの」といった意味で、地域によってはアイラリ、バジ・クイ、ガゴウラ・ゴウなどの呼び名がある。
1923年にフランク・メーランドが著した『Witchbound Africa』に記述されたことで知られるようになったUMAで、翼長4~7フィート(約1.2~2m)の小舟を襲う赤い体色の危険生物だとしている。
なお現地民に恐竜図鑑を見せたところ、翼竜の項で「コンガマトーだ」と怯えたという。
1932年にアメリカの生物学者で超常現象研究家のアイヴァン・サンダーソンが、カメルーンのアスンボ山で翼長が3.5mもある嘴に歯がある空飛ぶ怪物に襲われたと報告している。
喉には肉垂れがあり原地民はオリチアウ(現地の仮面劇の悪魔)と呼んでいたという。
1956年にはエンジニアのJ.P.F.ブラウンが、現ザンビアのバングウェウル湖上空を飛ぶ2羽の犬のような鼻先と長い尾を持つ空飛ぶ生物を目撃している。
翌年の1957年には、バングウェウル湖で大きな鳥に襲われたという重傷患者が担ぎ込まれる騒ぎもあったというが、患者が回復してから絵を描いてもらったところ翼竜そっくりだったという。
一説によるとサイチョウやアフリカハゲコウなどの大型の鳥類の見間違いや、未知のオオコウモリではないかとも言われている。
創作での扱い
ギラバニア山岳地帯に登場するトンボのような羽根を持つモンスターで、高地ドラヴァニアのグナース族との蛮族クエストで手に入るマウントでもある。