概要
正式名称はコークスクリュー・ブローだが、一般的には略してコークスクリューと呼ばれることが多い。
放つ瞬間にネジリを加えることで、通常の体重移動に回転エネルギーを加えて威力を上昇させる。その様がコークスクリュー(コルク抜き)に譬えられてつけられた名称。
非常に中二病臭の満ちあふれる原理の技だが、れっきとした実在する技術である。
発案者は19世紀末のアメリカのプロボクサーキッド・マッコイ(ライトヘビー級世界王者)。猫がボールを弾いているのを見て思いついたらしい。
創作物ではなんと太宰治の小説「ロマネスク」(1934年)にも登場しており「まっすぐに突きだす途中で腕を内側に半廻転ほどひねったなら更に四倍くらいの効力があるということをも知った。腕が螺旋のように相手の肉体へきりきり食いいるというわけであった。」なる記述がある。
戦後の作品では「あしたのジョー」のホセ・メンドーサや「はじめの一歩」の沖田佳吾(師の伊達英二はこれを利用した「ハートブレイクショット」も使用可能)などが使用している他、「リングにかけろ」の主人公・高嶺竜児のブーメランフックにもこの原理が利用されている(最終的に人間をきりもみ回転させるレベルにまで回転力が上がっている)。