概要
2023年3月24日に降板するまでの約26年間。ファンの間でしばしば論議が交わされ、最終的にリコ・ロイへ譲る形で幕引きとなった。
背景
実際この問題、製作陣もここまで引っ張る予定はなかった。
シリーズを経るにつれてサトシの人気がどんどん上昇していき、それ以上にメインパートナーであるピカチュウの原作・アニメを問わない絶大過ぎる人気から、このコンビの代役になれる存在を生み出すのが困難となった為、引くに引けなくなったと言えなくもない。
言わばサトシとピカチュウのコンビは、大人気長寿アニメの主人公であるドラえもんとその仲間達やアンパンマン、ルパン三世、孫悟空、野原しんのすけ、江戸川コナン、モンキー・D・ルフィと同じ様な物で、彼等の代役を背負えるキャラクターもまた、まず無いと言っても過言ではない。
長らく人気を誇る形で放映され続けたアニメの場合、突然主人公を変える等で路線変更したりすると、視聴者から中々受け入れられなくなるのは確かである。
実際に同じく長期の人気漫画・アニメであった「ドラゴンボール」においても、主人公が死んであの世へといった悟空から息子の孫悟飯へと世代交代していた時期があるが、父親の悟空の方が良いという原作の読者の声が多くなった結果、結局半ば強引に生き返らせる形で悟空が主役に復帰する事になっている。
また、「第二のポケモン」と呼ばれるまでの人気を誇った「妖怪ウォッチ」においても、数年間主人公を務めた天野景太と世代交代する形で娘の天野ナツメが主人公を務めた時期もあったが、これに加えて「幅広い年齢層に受け入れられるようにしたい」と色々設定を変更してしまった結果、逆に受け入れられなくなってしまい、1年程でアニメ放映は終了。その後の続編アニメではケータが主人公に戻る事になっているのだが、その頃にはもはや巻き返しが出来ない状況にまで陥ってしまっている。
実に25年以上という生半可ではない長期の中で主役を続投し続けた以上、視聴者の中には担当声優が代替わりしてでもサトシで続けて欲しいと思う者は少なからずいたようであるが、新規の主人公となるリコとロイのコンビが物語を引っ張ってくれるのを期待したい。
根拠
降板派
続投派
- パートナーとなるピカチュウの代わりが不在
- リセットや弱体化もまた、面白い要素になる
- 完全にタイミングを逃した以上、今更変えてほしくない
- 映画版とテレビ版を同じ様に扱わないで欲しい