サントリーさんが提供しなかった経緯
「秘密結社鷹の爪カウントダウン」がテレビ朝日で放送される際、当初はサントリーが提供する予定だったが、ここで大問題が発生。
吉田君が放送時間を午前と午後をうっかり間違えたため、サントリーが呆れて提供を停止、番組の提供クレジットでは「非提供:サントリー」のテロップと共に「サントリーは提供しません」というアナウンスが流れてしまった。
吉田君曰く「島根では時差の関係で午前と午後が逆なんです」。どうみても視聴者を笑わせるために故意にやったネタかもしれないが、真相はいまだ謎のままである。
そこで総統は「提供してくれないならこっちからアピールしてしまえ!」ということで、勝手にサントリーの商品を宣伝して提供を獲得する『提供獲得大作戦』を実施することになる。
ちなみに「非提供:サントリー」のテロップはテレビ朝日のみで、毎日放送、山陰放送での放送ではカットされている。
提供獲得大作戦の成果もあってか、アニメ最終回でサントリーが正式スポンサーに決まり、提供クレジットも「祝提供 SUNTORY」と表示された。(ちなみに、アナウンスをしていたお姉さんに彼氏ができたこともあわせて流された。)
後日談
2013年に「鷹の爪 NEO」がテレビ放送されるにあたって、吉田君は同じミスを繰り返さぬようサントリーの提供をバッチリと獲得してきた。
しかし、NEOが放送されるのは公共放送のNHK、スポンサーは必要ないことを総統に指摘されてしまう。
余計なことをと嘆く総統であったが、吉田君は同時期にネット上で放送される「鷹の爪.jp」のスポンサーになってもらうことを提案する。
かくして、.jpはサントリーの提供のし過ぎによる、今までに無い程に豪華なFlashアニメになったのであった。
以下ネタバレ注意
サントリーが「非提供」を表明していたのはテレビ朝日=首都圏での放送のみであり、地方局でのネットにおいては全スポンサーが普通に番組提供をしている。
またそもそも、テレビ業界において降板したスポンサーの企業名を勝手に番組で出すという、もはや失礼を通り越した行為が通用する道理は無い。
「秘密結社鷹の爪カウントダウン」のエンドカードではダニエルが、
「この番組はフィクションです。いえ、風邪を引いているんじゃなくて架空の話ってことです」
「非提供の部分もフィクションかって?そりゃみなさん大人ですからわかりますよね?野暮なこと聞かないで下さい。来週もお楽しみに!」
というセリフが入っている。
つまりは全部「そういうこと」であり、一連の騒動はサントリー側からのイカれた提案を発端に行われた壮大な釣りであった(親会社であるDLEのサイトに、マーケティングの実績として普通に掲載されている)。