概要
体長4.9~9cm、体重10g。
特徴
大抵のコウモリの仲間は、ハチドリのように一ヶ所にとどまって飛ぶホバリング(空中静止)が殆ど出来ないと言われている。しかしこのシタナガコウモリが密が吸う所を高速度カメラでよく記録して見ると、短時間ながら、ホバリングしていることが分かる。花の蜜だけを吸って生き、名前の通り、長い舌を花の奥まで差し込んで蜜を吸う。花に集まる昆虫を狙っているうち、蜜を舐めるようになったと言われている。これまでコウモリは昆虫を食べるので、害虫の天敵として注目されて来た。所がかなりのコウモリが花の蜜や花粉を食べ、植物との密接な関係を持っていることが分かって来た。彼らは、花の開花に従って、花から花へと放浪し受粉して回る。熱帯の森の生態系の中で、こうしたコウモリ達が果たしている役割の研究は、自然保護の上で、今とても大切な課題になっている。
主な種類
- パナマシタナガコウモリ
- パラスシタナガコウモリ
- オナシハナナガコウモリ
- サンボーンシタナガコウモリ
- ジャマイカシタナガコウモリ