ジアルジア症(ジアルジアしょう)は、ランブル鞭毛虫という寄生虫が引き起こす病気。
世界中で発生しており、日本国内でも感染するケースがあるが、特に熱帯地域で多発している。
感染経路
ヒトや動物の糞に汚染された水や食品を食べたり、不衛生な場所で水泳することで感染する。
また、性行為で肛門を舐めてしまったときに感染するケースも報告されている。
症状
腹痛と水のような下痢が主な症状。嘔吐や発熱を伴うこともある。
健康な人なら1週間程度で自然に回復していくが、AIDS患者は重症化しやすく死亡することもあるので注意。
治療
衰弱がひどい場合は入院が必要。寄生虫を殺す薬を投与することもある。
予防方法
- 川や沼などの水を生で飲まない。どうしても飲みたいなら十分に沸かしてから飲む。
- 汚い場所で泳がない。また、水泳の際、水を飲まないように注意する。
- 動物に触った後、食事の前はきちんと手を洗う。
- 性行為の際、肛門を舐めないように注意する。