概要
CV.花守ゆみり
渋谷の『宝探しゲーム』で初登場し、シュカを水を操る異能によって地下道を水没させて追い詰める活躍を見せた。イベント終了後にシュカにスカウトされSレーベンズに加入する。ここで二重人格であることが判明する。もう一人の人格は兄のソータで、1年前に事故で死んでいるが、スイがDゲームを始めた影響で、魂がスイの体に宿っている。臆病で大人しげなスイに対してソータは荒っぽい口調で、シュカを追い詰めたのもこちらの人格。口調の違いから周囲は入れ替わったことにすぐ気づける。
異能は水を自在に操る『枯れずの水瓶(ポルクスライト)』。液体に含まれる水分を操作することで、様々な液体を操作できる。その本領は体内への干渉であり、相手の体内の水分を全て絞り出すことはできないものの、血液を直接操ることで高い殺傷能力を発揮する。また、体内の水分を感知することで目視できない位置の生物を精密に認識し、至近距離でなら血流の変化で異能の兆候も知覚することが可能なほか、弾丸の摘出や止血など応急処置にも応用可能である。本人の優しい性格のため、悪用されることは無いが、カナメからは「本当に味方で(敵じゃ無くて)よかった」と内心恐れられたこともある。
ソータは別の異能を保持しており、そちらは水を凍らせる『開かずの氷室(カストルライト)』。彼の意識が発現しているときのみ行使できる。狭い通路を分厚い氷で塞いで相手を閉じ込めることも可能で、スイの『枯れずの水瓶』に比べて直接的な攻撃力が高いが、あまり速くは動かせないという弱点は同じである。
異なる世界線からやってきたプレイヤーとの戦闘イベント『海賊王との決闘ゲーム』には参加せず、リュージやレイン、雪蘭らと渋谷のベースに残ったが、留守番中に突如始まった謎の巨獣・グリードの群れの襲撃に遭う。
動向
単行本21巻(82話)で再登場。
海賊王のイベントでは要のチームは降伏を選択し、要達は敵プレイヤーの世界線に捕虜として連行される。要が帰還したとき、もとの世界では転送時から5年の歳月が流れ、日本はグリードの襲撃で甚大な被害を受けており、都市機能はほぼ崩壊し、生存者はDゲームのクランを中心としたコミュニティが運営する避難キャンプで生活していた。
スイは他のメンバーと共に生存しており、髪と身長が伸びて成長した姿で再登場を果たす。なお、異能も大幅に強化されており、大気中から水分を抽出することも可能となっている。
23巻では、密かにリュージに想いを寄せていることがソータに見抜かれていた。
関連タグ
ダーウィンズゲーム スイ 水属性 サバイバル 須藤要 柏木鈴音