概要
【破壊力 - なし / スピード - なし / ※射程距離 - B(肉眼で届く範囲) / 持続力 - C / 精密動作性 - なし / 成長性 - なし】
※第6部TVアニメ版アイキャッチではBと改定された。
リキエルの右手首に装着される両生類の様な姿の小さなスタンド。
名前の由来はイギリスのポップミュージック・グループ「ジグソー」が1975年にリリースした楽曲「スカイ・ハイ」から。日本ではプロレスラーのミル・マスカラス氏が入場に使ったことでも有名であり、「歌詞は知らないけどイントロは知ってる」という人も多いだろう。
能力
荒木飛呂彦先生の大胆設定が光る未確認生物ロッズ(スカイフィッシュ)を操る事が出来る。
このロッズは視認が不可能な程のスピードと障害物にぶつからない正確さで飛行し、動物の体温を奪って活動している。
生物であるロッズがこのスタンドに従う理由について、単行本13巻掲載のスタンドパラメータには「詳しいことは不明だが、きっとお互いの心が通じてるせいであろう。」との解説がある。
このため「ロッズを操る」というよりは「ロッズと意思疎通をする」能力に近い。
戦法
ロッズを操って肉体の特定の部位から体温を奪うことが主な戦闘方法になる。
体温を奪うだけ……と聞くとそれほど恐ろしくなさそうに思えるが、熱を奪う部位によっては致命的であり、目から体温を奪って視力を下げる、対象の体を自由に動かす、凍傷で体を腐らせる、若々しい健康体の少年から血尿をおもらしさせるなど、活用する事で相手をさまざまな病気にさせる事ができる。
その気になれば腫瘍を作って病気にすることもできるが、それでは時間がかかり過ぎるとして却下されている。
脳幹の体温を奪えば即死させる事も可能。さらに本体自身の体にロッズを仕向けることで痛覚や神経を遮断しストーン・フリーのラッシュを凌ぐ戦法も取った。
また、ロッズはスタンドではなく生物なので倒されたところで本体にはなんの影響も無い。さらにこのロッズはいたる所に生息しているようで、次から次へと繰り出すことが出来る。
サイズも小さく、蠅のように素早く飛び回る為に攻撃を防ぐ事が難しい。
これに本体のリキエルが成長し覚悟を決めたことによって恐ろしいスタンドとして猛威を振るうのだ。
この身体に異常をきたす(体調を悪くさせる)という点は、パニック障害を持つ本体の性格に相応しい能力と言える。
その後
徐倫との死闘の末リキエルは戦闘不能となり、最期は激昂したエルメェスにトドメを刺され再起不能。「スカイ・ハイ」の支配から解かれたロッズの群れはどこかへと飛んで消えていった。
『ティレニアの胃袋』と呼ばれる怪異となったスタンドのように人知れずどこかで事故や災害を起こしながら……