CV:藤戸優亜
概要
モモンガが転移後に召喚した“贖罪の粘体(リディーム・スライム)”。主人公の安全を考慮したモモンガの命により護衛として旅に同行している他、野営の準備や《最古図書館(アッシュールバニパル)》での資料整理の手伝いといったサポート役を務めている。
主人公と常に行動を共にしているため、本作における実質的なメインヒロインと言える。
本体は帽子の形をしたスライムであり、擬態する時は身体の下の方から人間の姿をした物=擬態を出す。
当初は名前は無かったが、「種族名だと野良スライムと混同する」という理由により自身でこの名前を考えた。
しかし、名前に種族名が入っていては人間に警戒される恐れがあるため、通称“スラ子”に落ち着いた。
人物像
性格はおっとりとしたゆるふわ系。語尾に「~なのです」と付ける事が多い。趣味は妄想とスライムジョークを考える事。
ナザリックの多くが抱く様な人間蔑視の感情は無く、友好的な態度で接する事が出来る貴重な人員。しかしどこか人の世に疎い所があり、時折天然ボケな面を見せる。
召喚主であるモモンガへの忠誠心は高く、彼の役に立つためなら命を賭ける事も厭わない。とは言え基本的には臆病な様で、「怖そうな魔獣の多い第六階層は一人で歩きたくない」と話している。
ソリュシャンを「スライム界のアイドル」、領域守護者の紅蓮を「スライム界の英雄」として崇め、スライムトークで盛り上がるとテンションが変わる(しかし第七階層で実際に紅蓮を目にした時は、「溶岩の河の中を泳ぐ粘体さん」だと言っており、紅蓮だと気付いていなかった)。
容姿
見た目は完全に赤い帽子を被った人間種の女性という出で立ち。人体や服に見える部分も粘体の地肌なのだが、何らかの能力を使わない限り、見破るのは難しい高度な擬態を可能としている。
ただし、擬態部分の方の表情を動かそうとすると本体の方まで表情が変わってしまうため、他の人間に不審がられない様に普段は無表情を貫いている。
そのため基本的に感情豊かであるにも拘わらず、メインの擬態部分の顔は(立ち絵では)常に無表情という、ちぐはぐな事になっている。
それでも外見は良いため、作中では「麗しい美女」「可愛らしいお嬢ちゃん」と呼ばれたりもする。
強さ
高度な擬態能力を持ち、蝕したものの情報を蓄える能力と情報をもとに擬態する能力という2つの能力を用いて、擬態部分を作り出している。
また、擬態のみならず粘体の特性を利用して小さな隙間からヌルヌルと潜入する事も出来る他、《伝言(メッセージ)》にも似た能力により遠隔地との通信を可能とする諜報員としての適性をも持っている。
その反面、戦闘能力は高くないが仮にも粘体。敵に向かって毒を含む粘体を飛ばす、自身の体内で相手を丸ごと溶かすなど、最低限の戦闘は可能である。
ちなみに、能力を使うと大量のエネルギーを消費するため、捕食が必要不可欠との事。以下は能力を用いて作中で行われたサポートの一例。
- 街中で人間の死体を溶かして隠蔽
- 食べた物の情報を把握出来る力で、死亡推定日を割り出す
- 暗闇の中、匂いや振動を辿って主人公を先導する
- 体を糸状にして獲物を誘い出す
- 木に登るためのロープ代わりになる
- 瓦礫の隙間から埋まった物品を回収する
主な使用スキル
- いただぁきます!
奥義。敵単体に物理ダメージを与え、自身の物理攻撃力をアップする。「毒」状態の敵には、ダメージがアップする。
- 爆ぜ毒
スキル1。敵単体に「毒」エレメントによる物理ダメージを与え、毒状態にする。
- 蠱毒の嗜み
スキル2。敵単体に「毒」エレメントによる、物理ダメージを与える。毒状態の敵には、ダメージがアップする
- アシッド・ショット
スキル3。敵単体に「毒」エレメントによる物理ダメージを与え、防御力をダウンする。奥義ゲージが溜まりやすい。
- 贖罪の粘体
スキル4。「毒」エレメントによる攻撃力と、物理攻撃力をアップする。
- とある部屋の全液全汁MC
スキル5。「毒」エレメントによる攻撃力と、物理攻撃力をアップする。
まさかのVTuberデビュー
2018年8月19日に、『MASS FOR THE DEAD』の公式YouTubeチャンネル『オバマス放送局』において、バーチャルYouTuberとしてまさかのデビュー。
『異形種による異形種のための情報を伝える』のが目的で、ナザリックのとある部屋から伝えているという設定。なお、現在は終了している。
余談
リリースしてから何故か一向に彼女だけキャスト名が表記されず謎のままだったが、5周年記念におけるキャスト陣の直筆サイン色紙が当たるフォロー&リポストキャンペーンにて、遂に判明した。