CV:坂泰斗
概要
第六章より登場。『三国会議』にて、スレイン法国代表の1人として現れた最高神官長補佐役。
法国の最高神官長を補佐する役割を務めている事、未知数の強さを秘めていると思われる事以外は不明な点が多い、謎に包まれた人物。
人物像
常に微笑を絶やさず穏やかだが、どこか底を見通させない隙の無さを保っている。
劇中ではズーラーノーンを援助して新種のアンデッドの簒奪を企み、「六大神に誓って」した約束を容易く反故した上に「そんな言葉は何の保証にもなりはしない」と嘯くという、六大神を厚く信仰する法国上層部の人間とは思えない言動が飛び出した。
八面六臂の活躍で瞬く間に王国や帝国から信頼を勝ち得た主人公や魔導国の面々を警戒しており、自身の配下らしき存在を使うなどして彼等の動向を探っている。
第十五章では自身を「人類を導くべく造られた存在」だと称しており、人間ではない可能性が出て来ている。
強さ
第七章にて、かのフールーダ・パラダインの魔法を容易く防ぐ技量を披露した。
それが何かしら特殊な装備や能力によるものなのか、純粋に彼の実力によるものかを含め、今のところ一切が不明である。
法国の人材らしく信仰系魔法詠唱者(マジック・キャスター)かもしれないが、そうでない可能性もまだ残る。
いずれにしろ一定以上の戦闘能力と、優れた知性を有する事は確かな様である。
主な使用魔法・スキル
- 光柱(ライト・ピラー)
奥義。敵単体に「光」エレメントによる魔法ダメージを与え、クリティカル率をダウンする。
- 中傷治癒(ミドル・ヒーリング)
スキル1。味方単体のHPを回復する。
- 精神力増幅(中)(レジスタンス+)
スキル2。味方単体の受ける魔法ダメージをダウンする。
- 全体生命力持続回復(オール・リジェネート)
スキル3。味方全体に時間経過と共に回復する効果を付与する。
- 物理耐性UP
スキル4。
作中の動向
イベントストーリー『命永くて恋せぬ花嫁』では、ブルムラシュー侯を法国へ受け入れるという条件で取引し事件を起こした。しかし主人公、ナーベラル、『蒼の薔薇』の活躍によって作戦が失敗すると暗殺者を使ってブルムラシュー侯を殺害し、事件の背後に己が存在するという証拠を隠滅した。
第十四章では主人公と魔導国に関する情報収集を行っている最中、主人公一行と魔導国が『百年毎の存在』(原作でツアーが話していた『百年の揺り返し』と同義、いわゆる転移して来た《ユグドラシル》のプレイヤーを指していると思われる)なのではないかと推測。
その主人公一行がエ・ランテルを空けた事を知った時には、すかさず彼等が度々足を運んでいる魔導研究所へ潜入し、情報を集めようとした(しかしソーイに見付かり、更にその後《罅》が大量に発生する異変が起こったため、やむなく法国に退却している)。
関連タグ
この先、ネタバレ注意
第十六章ではニグンとイアンを回収するべく《罅》の向こう側へ入り込み、そこでスライム子・ソーイ・ユリ・シズを救出し合流した後の主人公と遭遇(ナーベラル、ルプスレギナ、エントマも救出部隊に加わっていたが、ユリとシズ共々エンヘラに見付かる前に隠れている)。驚愕する主人公に、自らが法国の4人目の神人だという事実を明かした。
更に『混沌環境』と仮称されているその世界では、足を踏み入れれば本来ならば生物・非生物を問わず意識を失う、または機能を停止してしまうのだが、エンヘラは主人公と同じく何の苦もなく活動していた。
そして己が真に信奉するのは、六大神ではなく『九曜』と呼ぶ存在(恐らく《ユグドラシル》のワールド・エネミーである、『九曜の世界喰い』と呼ばれるモンスターと思われる)だという事や、法国とは利害の一致で行動を共にしているに過ぎない事を明かす。
またその際に主人公を「同胞」、「私と同じ「神」によって創造された存在」と呼んでいた事から、『九曜』は彼と主人公の創造主である可能性が高い。