「俺はこの技を生かすため、ズルテン様に作っていただいたのだ!」
CV:梅津秀行
登場話:第37話「カンフー謎少女」
概要
かっとび暴魔ズルテンが自身の細胞から生み出した機械生命体。
その名の通りズルテンをロボット化した姿をしている。
「暴魔百族の歴史始まって以来の大発明」と自画自賛するだけあって彼の自信作らしく、人間に首輪を嵌める事で鋼鉄ロボ人間に変貌させる能力を持つ。数あるズルテンの裏技の中でも裏技2に当たる変身能力を応用発展した物であり、鋼鉄ロボ人間となった犠牲者は身体だけでなく心まで失い、只の機械に変貌すると言う恐ろしい運命が待っている。
犠牲者を元に戻すためには首輪を外す以外になく、そのためには弱点であるへそを攻撃する必要が有るが、ズルテンメタルタイプ自身も相応に手強いため、実践するのは容易ではない。
戦闘ではビームを発射する他、ズルテンとの合体攻撃を繰り出して来る。また、金属製の身体故に防御力も非常に高い。
活躍
暴魔城でズルテンに生み出されると、街中の人々に首輪を嵌めては鋼鉄ロボ人間に変えて行く。そこへはるなを除いたターボレンジャーが駆けつけたために戦闘に突入すると、持ち前の防御力で5人の武器をまるで寄せつけず、ズルテンとの合体攻撃でレッド達を退ける。
その後、鋼鉄ロボ人間が街で暴れさせている所へ5人が駆けつけたために再び交戦。何も知らずに5人に注意しようと駆け付けた山口先生に首輪を嵌めて鋼鉄ロボ人間に変え、ターボレンジャーと山口先生の妹の美加(演:早瀬恵子)を襲わせる。
咄嗟にカンフーで攻撃する美加だったが生身の人間の攻撃がズルテンメタルタイプに通用するはずももく、逆に首輪を嵌めようとするも、駆けつけたピンクがかばったために爆風で吹き飛ばしてはるなの変身を解除させる。
尚も鋼鉄ロボ人間となった山口先生に4人を攻撃させるズルテンメタルタイプ。すると其処へ仲直りしたピンクと美加が駆けつける。身体を張って姉を止めようとする美加を殴り飛ばす山口先生だったが、偶然美加のロケットの中に入った姉妹の写真を目にすると同時に自我を取り戻し、ズルテンメタルタイプのへそを攻撃すると、首輪が外れて山口先生は元通りになり、美加との再会を喜んだ。
斯くして、弱点がへそであると分かったターボレンジャーの逆襲に遭ったズルテンメタルタイプは、GTクラッシュからのVターボバズーカで撃破される。
直後にズルテンの放った暴魔再生巨大化光線で再生巨大化すると、巨大戦ではターボロボに投げ飛ばされるも負けじとビームで反撃するが、すぐにターボカノンの銃撃をお見舞いされ、怯んだところにターボクラッシュを叩き込まれて爆散した。
余談
モチーフは言うまでもなく創造主であるかっとび暴魔ズルテン。
ズルテンメタルタイプの登場した第37話の放送日である1989年11月10日は、ベルリンの壁が崩壊した日である。
声も梅津氏が演じているが、本家と違ってシリアスな演技となっている。
またこの話で山口先生の妹・美加を演じていた早瀬恵子は、翌年のスーパー戦隊で戦隊ヒロインを演じることになる。
関連タグ
かっとび暴魔ズルテン:オリジナル。
オブラーヅノー、美少女忍者フラビジェンヌ:敵幹部を模した怪人繋がり。
メタルクウラ:既存のキャラのメタル版繋がり。